ことこと かるてっと

ことこと かるてっと

音を見る事ができる共感覚者の野原蓮華と、同じ寮に住む3人の女性達は、ある日から秘密を共有する者として親しくなっていく。四重奏のように支えあいながら暮らす蓮華を中心に4人の姿を描いた、ほのぼの日常ストーリー。楠田夏子にとって初めてコミックス化された作品で、「Kiss」2009年№16~2010年№9にかけて不定期に連載された。

正式名称
ことこと かるてっと
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
レーベル
講談社コミックスkiss(講談社)
巻数
全2巻
関連商品
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あらすじ

第1巻

れんげ寮の101号室に住む女子大学生、野原蓮華は、音を見る事ができる共感覚者であるがゆえに、人とのかかわりを避けて暮らしていた。しかしある日、難波彩子が住む202号室の床が抜け、蓮華の101号室と牧茜の102号室、万城目亜理沙の201号室が、巨大な穴でつながってしまう。しかし高額の修繕費を取られたくない4人は、穴の存在をひた隠しにするのだった。この出来事をきっかけに交友を深めた蓮華ら4人は、ある日、いっしょに北野天満宮の天神市を訪れる。しかし蓮華はここで音に酔い、具合が悪くなってしまう。みんなに迷惑をかけて嫌われたと思い悩む蓮華だったが、茜と彩子、亜理沙の対応は、今まで通り変わらないままだった。これをきっかけに、蓮華は本当の友達ができたと実感するのだった。

そして迎えた夏休み。4人は祇園祭に出掛けたり、茜の実家に泊まりに行ったりしながら、夏休みを共に過ごす。そして9月、寮の予算や学園祭について話し合う寮大会で、蓮華は初めて多くの寮生の前に顔を出した。その後、蓮華はもっといろいろな人とかかわっていこうと思い始めるが、そんな中、お使いで出掛けた天神市で、空想の中の人物だと思っていた人と同じ声を聞く。

第2巻

野原蓮華が聞いた声は、牧茜の母親のものだった。そしてその声をきっかけに、蓮華は昔、茜と友達だったと思い出す。当時、夫と離婚して一人で茜を育てていた茜の母は、遊びに訪れた蓮華の前で、茜を殴りつけた過去があった。蓮華はその記憶を辛いものとし、忘れていたのだった。蓮華が記憶を取り戻して以降、蓮華と茜との関係は不安定なものとなってしまう。しかもその後、茜の母の新たな娘である「リカ」の存在が明らかになると、茜は姿を消してしまう。だが、蓮華は共感覚の力で音を辿って茜を探し出し、茜の母と引き合わせるのだった。

その後も4人は、いろいろなトラブルに見舞われながらも平和に日々を過ごしていく。だがある日、老朽化が進んだれんげ寮に、取り壊しの話が持ち上がる。

登場人物・キャラクター

主人公

小倉大学理工学部1回生の女子。れんげ寮の101号室に住んでいる。マッシュルームショートカットの髪型で眼鏡をかけた、ボーイッシュな外見をしている。音を見たり触ったりできる共感覚者のため、賑やかな場所に行... 関連ページ:野原 蓮華

小倉大学心理学部1回生の女子。れんげ寮の102号室に住んでいる。黒髪のショートボブの髪型をしている。穏やかな性格をしたしっかり者で、つねに他人に気を配る人格者でもある。実は15年前、蓮華と友達だった。... 関連ページ:牧 茜

小倉大学文学部3回生の女子。れんげ寮の202号室に住んでいる。髪型はふわふわのロングヘアにしている。ミステリー小説家を目指して高校時代から投稿を続けており、自室には大量の本が山積みになっている。その重... 関連ページ:難波 彩子

小倉大学経済学部1回生の女子。れんげ寮の201号室に住んでいる。髪型はふんわりとしたロングヘアにしている。5人の弟がいるので面倒見のいい性格で、つい人の世話を焼いてしまう癖がある。一方で気持ちを内に秘... 関連ページ:万城目 亜理沙

牧茜の祖父。れんげ寮の近くにある茜の実家で、会計事務所を営んでいる。気さくな優しい性格の持ち主で、孫娘の茜をかわいがっている。夏休みにエアコンの涼を求めて、茜が野原蓮華や難波彩子、万城目亜理沙と共に会... 関連ページ:茜の祖父

牧茜の母親。和服店「野菊屋」のオーナーを務めている。近々パリに支店を出すため、現在は忙しく働いている。穏やかで優しい性格だが、15年前に夫と離婚した直後は毎日イライラしており、引き取って育てていた茜に... 関連ページ:茜の母

牧茜が通っている床屋を経営している男性。非常に腕がよいため評判がよく、特に小倉大学応援団のメンバーに、パンチパーマを頼まれる事が多い。スキンヘッドで彫りが深い強面なため、初対面の人には怖い人物だと思わ... 関連ページ:床屋さん

ハナ

れんげ寮の寮母をしている高齢の女性。おっとりした性格で、新寮生には、ここを我が家と思うように、と笑顔で伝えている。老朽化の進んだれんげ寮に取り壊しの話が出た際には、特に意見は言わなかったが、古くなった寮の行き先を誰よりも案じていた。ずっと昔から寮の庭にレンゲの花を植えている。

場所

れんげ寮

京都にある小倉大学に併設している女子寮。現在は全100室中、入居者は40人足らずしかいない。築70年の木造2階建で、広い中庭があり、風呂やトイレ、自炊施設は共同で使用する。家賃は月5000円と非常に安... 関連ページ:れんげ寮

書誌情報

ことこと かるてっと 全2巻 講談社〈講談社コミックスkiss〉 完結

第1巻

(2010年3月12日発行、 978-4063407945)

第2巻

(2010年6月11日発行、 978-4063408096)

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