こみっくがーるず

女子漫画家寮で暮らす少女達の生活をコミカルに描いた4コマ漫画。コメディ要素が主体だが、漫画家である彼女らの努力や葛藤なども多く描いている。「まんがタイムきららMAX」2014年5月号から連載の作品。

あらすじ

第1巻

4コマ漫画家の萌田薫子は、担当編集者の編沢まゆの勧めにより、女子漫画家寮に新たに入寮する事となった。しかし薫子は見た目が幼いせいで、寮母の花園莉々香に小学生だと勘違いされてしまう。(第1話)

薫子はルームメイトの恋塚小夢といっしょに、先輩漫画家の色川琉姫勝木翼の部屋を訪れる。そこで二人は、エッチな漫画を描く琉姫が使っている資料を探そうと、家探しを始めてしまう。(第2話)

薫子と小夢は翼の漫画アシスタントを務める事となった。しかし、薫子は普段デジタルで作画をしているため、アナログでの仕事に慣れていなかった。そんな不慣れな中でもなんとか作業を進めていた薫子だったが、緊張するあまり連続してミスを犯してしまう。(第3話)

薫子は新たな学校に転校生として入学する事となった。しかし、自己紹介に失敗した挙句、クラスメイトから話し掛けられてもうまく受け答えする事ができなかった。それに落ち込む薫子に対して、翼は漫画のための人間観察だと思えと、アドバイスを送る。(第4話)

薫子は担当編集者から、もっと現役女子高校生らしい漫画を描いてほしいと注文を受けた。しかし、薫子には現役女子高校生らしい漫画がどんなものかピンと来ない。そこで小夢達に相談を持ち掛けた薫子は、みんなからすさまじいほどの駄目出しを受ける事となってしまう。(第5話)

琉姫は自分の漫画の参考にしようと、下着姿の小夢をスケッチしていた。そんな中、琉姫は小夢にもっと恥ずかしがるよう指示を出すが、小夢はその表情をうまく出せない。そこで協力する事となった薫子は、小夢に覆いかぶさる形で上に乗っかる。(第6話)

薫子達は大きな画材屋に買い物に来ていた。そこで小夢は、翼にマスキングテープを買ってもらう。この出来事にときめいた小夢は、その時の気持ちを糧に漫画のネタ出しをする。(第7話)

ある日、薫子はご飯も食べずに漫画を描くのに没頭していた事で倒れてしまった。そんな薫子のために莉々香が料理を用意するが、好き嫌いの多い薫子はそれを完食する事ができない。そこで莉々香は、薫子の実家に電話して、彼女の好みを聞く事にする。(第8話)

漫画の連載が忙しい琉姫は、2日連続で徹夜していた。そんな状態にありながら、まじめな彼女は学校での勉学にも手を抜かずに、琉姫はだんだんとやつれていく。薫子達は琉姫を心配し、彼女の原稿を手伝おうとする。(第9話)

一人で街へと出掛けたところ、薫子は迷子だと間違われて警官に声を掛けられる。しかし、薫子は人見知りなために、その場から逃げ出してしまう。(第10話)

小夢は翼の事を意識しているためか、彼女とは距離を取りがちだった。それを翼は嫌われているものだと勘違いし、漫画の連載にまで影響が出てしまう。そこで小夢はその誤解を解くべく、彼女の原稿を手伝う事にする。(第11話)

小夢の提案でみんなで海にやって来たものの、小夢以外はインドア派で、海で遊ぼうとしない。がっかりした小夢は一人で遊びに行ってしまうが、薫子はそれに罪悪感を抱き、彼女のあとを追い掛ける。(第12話)

薫子の描いた読み切り漫画が雑誌に掲載される事となった。締め切りまで1か月という中、薫子は緊張のあまり作業が進められずにいた。そんな中、みんなの励ましを受けた薫子は勇気をもらい、どうにか原稿作業を進めていく。(第13話)

第2巻

恋塚小夢は初のカラー漫画掲載が決まった。それを聞いた萌田薫子は小夢を祝福するが、その一方で小夢に比べ、自分が全然成長していないのではないかという疑念を抱く。そこで薫子は、小夢に漫画の描き方を教わろうと考える。(第1話)

勝木翼は授業中に漫画を描いていた事を虹野美晴に咎められ、彼女から呼び出しを受ける。実は美晴は翼の漫画「暗黒勇者」のファンで、翼がその作者とは知らず、同じ漫画のファンであると勘違いしていたのだ。(第2話)

色川琉姫はデジタルで漫画を描くためにパソコンを購入した。しかし、機械音痴の琉姫はパソコンを起動させる事すらままならない。そこで彼女は、パソコンに詳しい薫子に助言を請う。(第3話)

薫子は実家で飼っていた猫を恋しく思い、みんなといっしょに猫カフェに行く。猫カフェで猫に癒された薫子だったが、それによりさらに猫恋しくなってしまった。そんな中、薫子のもとに小さな猫がやって来る。その猫はのちに「にゃおす」と名付けられ、花園莉々香の部屋で飼われる事となる。(第4話)

薫子は小夢にテスト勉強について尋ねるが、小夢は初めから勉強する気がなかった。そんな小夢の描く漫画のキャラクターは、秀才の設定であるにもかかわらず、台詞から頭の悪さが滲み出ている。それを見た薫子は、小夢にちゃんと勉強した方がいいとアドバイスする。(第5話)

莉々香、美晴、編沢まゆの三人は居酒屋で女子会をしていた。彼女らは学生時代に所属していた漫画研究会でのサークル仲間で、今でも頻繁に交流を持っていた。そんな彼女らの話題は自然と漫画の事へと移っていく。(第6話)

琉姫は担当編集者からサイン会をしてほしいと頼まれた。しかし、琉姫は「爆乳姫子」というペンネームでティーンズラブ漫画を描いている事に自信がなく、人前に出る勇気がない。そこで琉姫は小夢や美晴に代役で出てもらえないかと頼み込む。(第7話)

薫子は女子漫画家寮に幽霊が出たと騒ぎ立てる。しかし、それは薫子の勘違いで、幽霊だと思っていたのは琉姫達の先輩、怖浦すずだった。すずは薫子が怖がるのを面白がって、それから何度となく彼女を脅(おど)かし始める。一方の薫子は、怖がるあまり漫画作業が手につかなくなってしまう。(第8話)

翼は漫画雑誌のスポーツ特集で、新作読み切りを描く事となる。そこで翼は取材をするために2週間のあいだ、バレー部に入部した。そんな中、バレー部は隣町の強豪校との練習試合を行う事が決まる。それに部員達が委縮する中、翼はみんなに発破を掛け、やる気を出させる。(第9話)

翼は連載といっしょに新作読み切りを描いた事で無理をした結果、高熱で倒れてしまう。さらに琉姫も翼から高熱を伝染されてダウンしてしまった。そこで薫子と小夢は彼女達の看病をする。(第10話)

小夢と琉姫は二人で街に出掛けていた。一方、薫子と翼は彼女達にはついて行かず、閉め切った部屋の中でゲームをしていた。小夢達から華やかな写真がメールで送られて来る中、薫子達はそれを見て自分達の現状と対比する。(第11話)

小夢は漫画の参考にするために翼とデートをする事になった。小夢はその事に緊張するあまり突拍子のない行動ばかり取ってしまう。そんな小夢を見た翼は落ち着くようにと優しく彼女に接する。(第12話)

小夢達が目標に向かって前向きに努力する姿を見た薫子は、やる気を新たにしてネーム作業に勤しむ。しかし、そのネームを担当編集者により没にされてしまい、薫子はその事実にへこんでしまう。そして、自暴自棄になった薫は、お菓子をやけ食いをしてお腹を壊してしまう。(第13話)

第3巻

クリスマスの日。色川琉姫は仕事上の理由でその日を意識し過ぎてしまい、恋人すらいない自分の現状を嘆いていた。そんな中、実はクリスマスの日が誕生日でもあった琉姫は、みんなからサプライズでお祝いされる。これで元気を出した琉姫は、仕事へのやる気を取り戻す。(第1話)

年末、連絡ミスで実家に帰れなくなってしまった萌田薫子は、勝木翼が帰省する際に、いっしょについて行く事となった。そんな薫子に対し、翼はこれから見るものに驚かないようにと忠告する。実は翼の実家は豪邸であり、翼は普段とは一変し、お嬢様のように振る舞い始める。(第2話)

新年を迎え、女子漫画家寮では毎年恒例のやきいも大会が開かれる事となった。この大会ではみんなの没ネームで焼き芋を焼く事になっていたが、みんなの没ネームを見た薫子はそれが宝物に見えてしまい、焼くのは耐えられないと言う。すると薫子は自らの没ネームを大量に持って来て、それを代わりに焼いてほしいと申し出る。(第3話)

初連載が決まり、準備を進める恋塚小夢だったが、漫画を描きながらお菓子を食べる癖が災いして太ってしまう。そこで小夢は食事制限をしてダイエットを試みるが、その最中に描いた絵に元気がないと、みんなから指摘されてしまう。(第4話)

翼は学校に持って来た原稿をなくしてしまう。その原稿が誰かの手に渡れば「ウイング・V」の正体が女子高校生である事が世間に知られてしまう。焦った翼はみんなにも協力してもらい、原稿を探し始める。(第5話)

薫子は自分の視力が落ちた事に気づき、眼鏡を買いに行く事となった。しかし、薫子は「眼鏡女子」に理想を抱き過ぎるあまり、自分が眼鏡をかけた姿に納得がいかず、なかなか気に入った眼鏡を見つけられない。そんな中、薫子は眼鏡屋で偶然にも編沢まゆに出会い、彼女から眼鏡をかける事に対する意気込みをアドバイスされる。(第6話)

翼は担当編集者から、ヒロイン目線での日常を描いてほしいと頼まれた。しかし、普段から主人公目線で漫画を描く事が多い翼には、ヒロイン目線というものがいま一つ理解できない。翼は小夢にいっしょに出掛ける事でそのヒントをつかもうと考えるが、小夢はその条件として、翼に女の子らしい恰好をして来る事を提示する。(第7話)

怖浦すずの原稿がピンチである事を知った薫子は、彼女の原稿を手伝う。そんな中、薫子はすずと同じ地方出身である事を知り、その話で意気投合。さらにはすずに漫画の描き方を教わり、琉姫が驚くほど背景技術が上達する。(第8話)

週末、まゆと虹野美晴花園莉々香の部屋で酒を飲む事となった。当初、まゆと美晴は、教え子や担当作家と同じ建物内にいては酔えないと文句を言っていたが、すぐに酒に酔い始める。すると、まゆは酒に酔った勢いで、担当作家の薫子に気合を入れてやると言い出し、彼女の部屋に向かう。(第9話)

学校で進路希望調査が実施された際、薫子はそれに漫画家以外の希望が思い浮かばなかった。そこで莉々香に話を聞く事にした薫子は、彼女にどんな経緯で寮母になろうと思ったのかを尋ねる。莉々香はもともと将来を期待された百合漫画家だったが、趣味で漫画を描く方が楽しい事に気づき、それ以降は寮母になる道を選んだのだった。(第10話)

三者面談のために翼の母親が学校を訪れる事となった。しかし、翼は漫画を仕事とする事への理解を親から得られておらず、三者面談では高校を卒業したと同時に漫画家をやめるよう、母親に言われてしまう。(第11話)

薫子が女子漫画家寮に来てから1年が経過していた。そこで薫子は新たに気合を入れ直し、ネーム作業に没頭する。それにより4本ものネームを担当編集者に提出、その内の1本が認められ、初の連続掲載が決定する。(第12話)

みんなが帰省する中、薫子は連載の準備のために一人で女子漫画家寮に残る事を決める。しかし、寂しさのあまり漫画作業が進まず、過去の自分がどうやって元気を出していたのかと思い返す。そこでフィギュアを話相手にしていた頃の自分を思い出し、それを実行する。(第13話)

第4巻

帰省中だった色川琉姫が女子漫画家寮に戻ろうとする中、なぜか妹の色川美姫が彼女について来る。美姫は漫画家となった琉姫にあこがれており、姉に内緒で漫画家としてデビューしていた。しかも、同じ女子漫画家寮への入寮する事になっていたのだ。しかし、美姫は琉姫の描いている漫画の内容を知らず、エッチな漫画を描いている事を知ってショックを受けてしまう。(第1話)

美姫は自分の掲載雑誌を子供向けだと勘違いしており、それを萌田薫子に否定された事からこれからどんな漫画を描いていいかわからなくなっていた。そこで薫子は美姫の持っているイメージを修正するために、深夜アニメを見る事を薦める。(第2話)

薫子達は新学期を迎え、高校2年生に進級する。そこで琉姫はクラス委員長に推薦されてしまうが、優し過ぎる性格のためそれを断れずにいた。その後、委員長になった事を後悔する琉姫だったが、美姫から褒められた事がきっかけで、漫画を連載しながら委員長もやり抜く決意を固める。(第3話)

恋塚小夢は初めて大量のファンレターをもらい、大いに喜んでいた。しかし、小夢はファンレターを大事にするあまり、丁寧な返事をして、それが睡眠不足の原因になってしまう。そんな中、勝木翼が、丁寧なファンレターを返すよりも漫画に力を入れるようアドバイスを送る。(第4話)

美姫は自分の描いて来た漫画を担当編集者により没にされ、それに大きなショックを受けてしまう。そんな中、同じく漫画を没にされていた薫子は、美姫を気分転換に誘う。(第5話)

薫子は美姫にアイドルのライブに行こうと誘われる。そこでライブを堪能した薫子と美姫だったが、その翌日に筋肉痛に襲われてしまう。(第6話)

怖浦すずは、連載していた漫画を打ち切りにされた事に大きなショックを受ける。そこですずは新作の準備に取り掛かるが、同じジャンルの漫画を描いていいものかと思い悩む。そして考え抜いた末に、すずは苦手分野であるはずの少女漫画に挑戦する事を決める。(第7話)

突然、かつてのすずのルームメイトの史倉あすかが女子漫画家寮に帰って来る。人気漫画を連載中のあすかは、いつしか漫画の情熱を失いつつある自分に気づき、初心を思い出すためにすずに会いに来たのだ。そんなあすかに感化されたすずは、新たな連載への情熱を取り戻す。(第8話)

琉姫は体育祭で着るクラスTシャツのデザインを一任される事になるが、どのデザインもうまくいかずに思い悩んでしまう。すると琉姫のデザイン画を見た美姫が、それをかわいく修正する。(第9話)

琉姫は美姫からの羨望の眼差しを受けるべく、体育祭の全競技に出場する事を決意する。しかし、その練習をしながら漫画の連載をしていた琉姫は、だんだんと憔悴しきった顔となる。そして、体育祭当日に疲れがピークに達した琉姫はケガをする事となり、美姫から叱られてしまうのだった。(第10話)

美姫は担当編集者からキャラクターデザインに色気がない、と駄目出しをされてしまう。そして、どうすれば色気を出せるのかと思い悩むが、そのアドバイスの適任者である琉姫の力は借りたくないと意地を張る。(第11話)

幼い頃の翼は少年漫画が好きである以外は、母親の教えに従うお嬢様だった。そんな翼はいつしか自分で漫画を描くようになり、それを出版社に持ち込んで編集者に認められるようになる。しかし、漫画ばかりに没頭していた翼はそれを母親に咎められ、その罰として習い事の時間を倍に増やされてしまう。それを知った琉姫は、翼の母親の目が届かない女子漫画家寮に翼といっしょに入寮すべく、寮に入る条件となるティーンズラブの漫画を描く事を決意する。(第12話)

琉姫は美姫があこがれる自分になるべく、ティーンズラブの漫画を描く事を止めようとしていた。ところが、美姫からはティーンズラブの漫画を描く事を止めないでほしいと言われる。美姫は琉姫がティーンズラブの漫画を描くきっかけとなった話を翼から聞かされた事により、琉姫を尊敬するようになっていたのだ。それによりすれ違い気味だった琉姫と美姫は和解、美姫は琉姫から色気の出る漫画の描き方について教えてもらう。(第13話)

登場人物・キャラクター

萌田 薫子 (モエタ カオルコ)

4コマ漫画家としてプロデビューしている高校生の少女。ペンネームは「かおす」。体格が小学4年生の頃からほとんど成長していないため、年齢よりも幼く見られる。その事がコンプレックスで、唯一成長を感じられる長い髪は切らないよう心掛けている。また、その髪は二つのおさげにして束ねている。趣味は女の子が多く登場するアニメや漫画を見る事と、フィギュア収集。 また、アニメや漫画に限らず、女の子の事が大好きで、女の子に抱きつかれると喜んでしまうなど、言動が少々「おっさん」臭い。内向的な後ろ向きな性格で、非常に鈍臭く、泣き虫。また、人見知りで、知らない人から話し掛けられると慌ててしまったり、酷い時には混乱するあまり気絶する事もある。ただし、ネット上でのコミュニケーションツールなどを使う際には、若干ながらテンションの高い性格になる。 幼い頃から何をやってもうまくできなかったが、唯一絵を描く事は得意で、高校生になる頃には漫画家としてデビューする事が叶う。しかし、それからは漫画を没にされ続け、担当編集者の編沢まゆにより共に切磋琢磨できる仲間が必要だと判断された結果、出版社の運営する女子漫画家寮への入寮を勧められる。 そして、女子漫画家寮の102号室にルームメイトである恋塚小夢といっしょに住む事が決まった。これまで友人が周囲にいなかったせいか世間ズレしており、それが漫画に悪影響を与えてしまっている。しかし、何度漫画を没にされてもあきらめない不屈の精神力を持っており、そこをまゆから高く評価されている。

恋塚 小夢 (コイヅカ コユメ)

少女漫画家としてプロデビューしている高校生の少女。ペンネームは「恋スル小夢」。金髪で、サイドテールの髪型をしている。非常に前向きで、誰に対しても物怖じしない性格の持ち主。それ故に友人が多く、初めて会った人とでも、数分もしない内に友達になる事ができる。また、お菓子が大好きで、漫画を描く時はよくお菓子を食べている。それが災いして太ってしまう事もあるが、多くの場合は執筆作業によりカロリーを消費する事でプロポーションを維持している。 漫画家としては高い才能を持ち、担当編集者からその将来を期待されている。しかし、マイペースな性格であるため、ほかの漫画家から刺激を受けてほしいという理由で、担当編集者により女子漫画家寮に入寮する事を勧められた。そして、女子漫画家寮の102号室にルームメイトである萌田薫子といっしょに住む事が決まる。 もともと男性を描くのが苦手だったが、女子漫画家寮にてボーイッシュな少女の勝木翼を参考にする事で、それを克服する。そのため、描く漫画の男性はすべて翼に似てしまう。また、それにより翼の事を意識するようになるが、それが恋なのかどうかが自分でもわからなくなっている。 しかし大雑把な性格であるために、その事に対して深く悩んではいない。

色川 琉姫 (イロカワ ルキ)

ティーンズラブ漫画家としてプロデビューしている高校生の少女。女子漫画家寮の101号室に勝木翼と住んでいる。ペンネームは「爆乳姫子」。紫色の髪を、ロングヘアにしている。大人っぽい雰囲気を漂わせた人物で、スレンダーな体格をしているが、胸が小さい事を気にしており、それを指摘されるとへこんでしまう。かわいい物や人物が大好きで、お気に入りのウサギのぬいぐるみを抱いていないと眠れない。 また、自分を犠牲にして他人に尽くしてしまうところがあり、頼まれると断れない性格をしている。そのため、やるべき事を自分に課し過ぎて過労で倒れてしまう事も多い。幼い頃にクラスメイトだった翼に影響を受け、かわいい動物達が登場する漫画を描きたいという夢を持った。しかし、出版社に原稿を持ち込んだ際に、幼年向けの漫画には適性がないと言われてしまい、その代わりとしてティーンズラブ漫画雑誌の担当編集者を紹介される。 当初はティーンズラブ漫画を描く事に興味がなかったが、翼と共に女子漫画家寮に入寮したいという理由からティーンズラブ漫画を描く事を決意する。その後、そのジャンルで描いた漫画は人気を博し、連載を決めるまでになった。 しかし、エッチな漫画を描いているという事に対して大きな罪悪感を抱いており、それを人に知られる事を長いあいだ嫌がっていた。だが、サイン会でファンと触れ合う事により改善し、ティーンズラブ漫画を描く事に少しずつではあるが自信を持つようになる。しかし、ティーンズラブ漫画を描いている事を家族に内緒にしていた事もあって、それが妹の色川美姫に知られた際は、彼女に尊敬される自分になりたいと願い、ティーンズラブ漫画を描く事を止める決意を固めた。 のちに美姫から尊敬されている事を知り、その決意を撤回して再びティーンズラブ漫画家としての活動を続けている。

勝木 翼 (カツキ ツバサ)

少年漫画家としてプロデビューしている高校生の少女。女子漫画家寮の101号室に色川琉姫と住んでいる。ペンネームは「ウィング・V」。薄い水色の髪で、ショートカットの髪型をしている。身体を鍛えているため、ほどよく引き締まったうえに胸も大きなモデル体型をしている。しかし、もっと筋肉質な身体を望んでいるため、現在の体格に満足していない。 非常にストイックな性格をしており、漫画を描く事以外にあまり関心や興味を示さない。そのため、他人の機微に対して鈍感で、恋塚小夢から好意を抱かれている事に関しても、当初は嫌われていると思っていた。また、漫画を描く際には描いているキャラクターになりきってしまう癖がある。実家が大きな豪邸で、幼い頃から格式高い習い事や作法などを教育熱心な母親により強制させられていた。 そんな中、兄の影響で少年漫画を読むようになり、自分でも少年漫画を描くようになった。その後、出版社に描いた漫画を持ち込んだところ、その才能が認められて担当編集者がついた。しかし、その際に母親により漫画ばかりを描いている事を咎められ、漫画を描けない環境へと追い込まれてしまう。 そんな中、琉姫から女子漫画家寮に入る事を勧められ、彼女といっしょに入寮する事となった。しかし、母親には女子漫画家寮での生活は格式高いものであるとウソをついており、実家に帰省する際にはウィッグをかぶるなどしてお嬢様っぽい扮装をしている。女子漫画家寮に入ってから描いた少年漫画が人気を博すようになっても、家族には理解を得られてはいなかった。 その後、三者面談の際に母親と話をする事により、若干ながら漫画を描く事を認められるようになる。ちなみにイメージに合わないという理由から、少年漫画を描いている事を公表しないようにと、担当編集者から言われている。

色川 美姫 (イロカワ ミキ)

4コマ漫画家としてプロデビューしている中学生の少女。女子漫画家寮の101号室に萌田薫子と恋塚小夢といっしょに住む事となる。茶色の髪で、ツインテールの髪型をしている。描いている漫画のジャンルは、魔法少女を題材としたファンタジー。漫画を描く際には自分を主人公にする事が多い。高校生にして漫画家として活動している姉の色川琉姫にあこがれており、それに触発されて漫画を描くようになる。 その後、漫画を出版社に持ち込んでプロデビューが決まり、琉姫の住んでいる女子漫画家寮への入寮も決意した。琉姫の描いている漫画を幼年向けだと勘違いしており、それがティーンズラブ漫画だという事実を知った際には混乱し、しばらくのあいだ事実を受け入れられなかった。 しかし、琉姫がティーンズラブ漫画を描いた経緯を勝木翼から聞かされて以来、琉姫の事を尊敬するようになり、彼女の活動を全般的に応援するようになった。

怖浦 すず (フウラ スズ)

ホラー漫画家としてプロデビューしている高校生の少女。女子漫画家寮に住んでいる。萌田薫子の一つ年上の先輩。癖のある黒髪を、ロングヘアにしている。頭にカチューシャを付けており、長い前髪で目元を覆っている。また、細身でありながら胸が大きいモデル体型。ホラーが大好きで、部屋には気味の悪い物であふれ返っている。人を驚かせたり、怖がらせたりするのが大好きなため、怖がりである薫子を気に入ってしまい、彼女につきまとうようになる。 その後、薫子が同郷出身である事を知ってなかよくなり、薫子が落ち込んだ際には彼女を励ましたりもしている。もともと、史倉あすかと同室の二人部屋だったが、気まぐれな彼女が女子漫画家寮を留守にしてからは、一人で部屋を使っている。 寂しがり屋であるため、普段は薫子達に構ってもらって寂しさを紛らわせているが、あすかが帰って来た際には、彼女から片時も離れないほどあすかの事が好き。また、あすかがほかの女の子となかよくしていると、それに嫉妬してしまう。

史倉 あすか (フミクラ アスカ)

戦国時代を題材とした漫画「北の龍リターンズ」を描いているプロの漫画家の女性。ショートカットの髪型をしている。女子漫画家寮に住んでいるが、取材と称して長いあいだ寮を留守にしていた。「北の龍リターンズ」が大ヒットして人気漫画家の仲間入りを果たすが、それにより次の目標を見失いかけており、初心に帰るために女子漫画家寮に帰って来た。 そこでルームメイトだった怖浦すずと話す事によりかつての情熱を取り戻し、また取材と称して女子漫画家寮を出て行った。すずからは「あーちゃん」と呼ばれ、慕われている。

端本 文子 (ハシモト フミコ)

プロデビューしている高校生の少女。高校2年生から萌田薫子のクラスメイトとなる。女子漫画家寮に住んでおり、周囲から「ぶんちゃん」「ぶんさん」などとあだ名で呼ばれている。黒髪を頭後ろで二つに束ねている。漫画家としてプロデビューしているものの、人気はそれほどない。後ろ向きな性格で、人気作家である色川琉姫を尊敬するあまり、クラスメイトである彼女と気軽に接する事ができない。

隅谷 もと子 (スミタニ モトコ)

プロデビューしている高校生の少女。高校2年生から萌田薫子のクラスメイトとなる。明るい色の茶髪で、ショートカットの髪型をしている。女子漫画家寮に住んでおり、周囲から「もんちゃん」「もんさん」などとあだ名で呼ばれている。漫画家としてプロデビューしているものの、人気はそれほどない。後ろ向きな性格で、人気作家である色川琉姫を尊敬するあまり、クラスメイトである彼女と気軽に接する事ができない。

にゃおす (ニャオス)

女子漫画家寮の花園莉々香の部屋で飼われている猫。身体が小さく、白い毛並みをしている。莉々香が作った赤い帽子をかぶっている。萌田薫子に拾われて来て、ペット禁止の女子漫画家寮にて、寮母の莉々香により内緒で飼われている。全体的に薫子に雰囲気が似ているため、「にゃおす」と名付けられた。落ち込んでいる人の近くにいって励まそうとするなど、利口なところがある。

花園 莉々香 (ハナゾノ リリカ)

女子漫画家寮の寮母を務めている女性。金髪を1本のおさげにして束ねている。眼鏡をかけており、知的でお淑やかな雰囲気を漂わせた人物。漫画家を目指す少女達を陰から支える事にやり甲斐を見出しており、好き嫌いの多い萌田薫子のために、実家の味を聞いて日々の食事にそれを活かすなど、気遣いにも長けている。寮母を務める以前はプロの漫画家であり、女子漫画家寮に住んでいた。 しかし、プロとして漫画を描くよりも趣味で漫画を描く方が好きである事に気づいてからは、プロとしての活動を止め、その後は趣味で漫画を描いている。その際、描いていた漫画のジャンルは「百合系」で、当時のペンネームは「園田リカ」。園田リカ名義では7年前に単行本を1冊出版しており、出版された当時は絶大な反響があった。 ちなみに編沢まゆ、虹野美晴とは学生時代の頃、共に漫画研究会に所属していた仲間で、現在でも定期的に会って友情を深めている。

編沢 まゆ (アミサワ マユ)

出版社で編集者として働いている女性。萌田薫子の担当を務める。黒髪のショートカットで、眼鏡をかけている。薫子に対して厳しく接しているものの、その一方で彼女の持つ独特のセンスなどを認めており、その将来に期待している。また、薫子に対して厳しい接し方しかできない事を悩んでおり、彼女に毒舌を吐いてしまった際には、それを後悔する事が多々ある。 ちなみに花園莉々香、虹野美晴とは学生時代の頃、共に漫画研究会に所属していた仲間で、現在でも定期的に会って友情を深めている。

虹野 美晴 (ニジノ ミハル)

教師として高校に勤めている女性。髪型はハーフアップで、髪留めに大きなリボンを付けている。生粋のオタクであり、中でも少年漫画の「暗黒勇者」が大好き。のちにそれを教え子である勝木翼が描いていると知り、彼女の学校生活をサポートするようになった。また、オタクであるために、学校ではそれが露見しないように振る舞っており、見た目などにも気を遣っている。 そのため、普段は凛とした大人っぽい女性として見られる事が多いが、化粧を落とした際の素顔は子供っぽい。ちなみに花園莉々香、編沢まゆとは学生時代の頃、共に漫画研究会に所属していた仲間で、現在でも定期的に会って友情を深めている。

萌田 はる子 (モエタ ハルコ)

萌田薫子の母親。小さな和菓子屋を経営している。和服を普段着としており、ピンク色の髪を1本のおさげにして束ねている。また、身体の大きさ以外は薫子とそっくりであるために、薫子の担当編集者の編沢まゆに薫子と間違われた事がある。薫子の漫画家としての活動を全般的に応援しており、彼女の描く漫画の大ファン。薫子の漫画が雑誌に掲載された際には、必ずファンレターを出版社に送っている。 また、薫子の事はペンネームで呼んでいる。

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