概要・あらすじ
奈良県のある町で暮らす松苗澄花と暁生、千夏は幼馴染でいとこ同士。おとなしい性格の澄花の密かな楽しみは、川を挟んで向かいに見える暁生の部屋を、自室から双眼鏡で観察すること。ある日、暁生から「つきあおうか」と言われ、交際を始める。
登場人物・キャラクター
松苗 澄花 (まつなえ すみか)
高校3年生。幼い頃に漫画家だった父を自殺で亡くして以来、母親と2人、奈良で暮らしている。父の葬式で出会ったいとこの暁生、千夏と仲良くなり、同じ高校に通う。暁生のことが好きで、一度は交際に至るが、暁生が本当に好きなのは北村であることを自覚し、自ら別れを告げた。高校卒業後は、漫画家を目指して作品の投稿を始める。
暁生 (あきお)
松苗澄花のいとこで、千夏とは双子である。澄花、千夏と同じ学校に通う高校3年生の男子。美形で、しょっちゅう女子生徒から告白されては、交際相手を頻繁に替えている。実はゲイで北村のことが好きだが、そのことを自覚するのを恐れ、気づかないふりをしていた。卒業を待たずに高校を退学し、上京してホストになる。
千夏 (ちなつ)
松苗澄花のいとこで、暁生とは双子である。レズビアンであり、澄花のことが好き。容姿端麗で成績も良く、高校卒業後は地元の大学の医学部に進学する。クールな性格。
北村 (きたむら)
長い間、暁生に密かに想われていた高校3年生の男子。澄花らと同じ学校に通う。自身はゲイではなく、交際している女子生徒がいる。眼鏡をかけている。