概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
一ノ宮 櫻子 (いちのみや さくらこ)
生粋の箱入りお嬢様。天真爛漫で、おっとりした天然な性格をしている。春からお嬢様高校として知られる双葉ヶ丘女子学園に入学する予定だったが、手違いで一般の二葉ヶ丘女子学園に入学してしまう。入学後にすぐその事実に気づいたものの、これもまた何かの縁だとして、そのまま在籍することになる。オンボロな女子寮に移り住み、ほかの新入生たちと共に寮生活をスタートさせた。高校に入学するまで学校に通ったことがなく、すべて自宅学習だったため、学園生活に対するあこがれが非常に強い。そのため、ほとんどのことを新鮮かつポジティブにとらえ、楽しんでいる。海乃瑠璃をはじめ、鈴森純、汐崎夏目らの寮生ともすぐに打ち解け、親友同士になった。入学当初は世俗に非常に疎く、さらに庶民生活への理解が絶対的に不足していたため、電源の切れたスマホを操作して自分がみんなに拒絶されていると誤解したり、駅の改札を通れずにパニックに陥るなど、あらゆる事柄に対しとんちんかんな反応ばかりしていた。瑠璃たちと交流を深めていくうちにSNSや同人誌の執筆など、さまざまな分野への挑戦をするようになる。幼少から英才教育を受け、語学やテーブルマナーに長(た)けている。ただし、学校のテストで3点を取ってしまうなど成績は芳しくない。カフェイン中毒で、ティータイムがない学校では身体が震えてしまうこともある。以前は小食だったが、庶民の生活に馴染(なじ)んでからは大食家に変貌を遂げる。
海乃 瑠璃 (うみの るり)
二葉ヶ丘女子学園に通う女子高校生。優しくて面倒見のいい性格の持ち主。祖母の代理として、女子寮の大家を務めながら学園生活を送っている。カンちがいで二葉ヶ丘女子学園に入学してしまったお嬢様の櫻子を温かく迎え入れ、良好な友人関係を築いている。世俗に疎いながらも何事にも純粋で一生懸命な櫻子に対し、まるで母親のような強い庇護欲を発揮し、公私にわたりさまざまな世話をしている。一方で、櫻子に対する思い入れが強すぎるあまり、彼女にちょっと褒められるだけでも舞い上がってしまう。かなりの運動音痴で、体育祭の時期は気分が落ち込んでしまう。
書誌情報
さくらマイマイ 全3巻 KADOKAWA〈MFC キューンシリーズ〉
第1巻
(2015-10-27発行、 978-4040679044)
第2巻
(2017-01-27発行、 978-4040687940)
第3巻
(2018-03-26発行、 978-4040697840)