お義母さんスイッチ

お義母さんスイッチ

少年萌えオタクのアラサー女性が、中学1年生男子の義母となり、少年との微妙な距離感や反抗期を楽しみながら、いい義母を演じるコメディ漫画。少年を甘やかし、とにかくちやほやしたいという自分の欲望と、彼のためにいい義母でいなければと自分を戒める主人公の葛藤がコミカルに描かれる。また少年からの視点もきちんと描かれている。集英社「ウルトラジャンプ」2019年6月号から連載の作品。コミックスには連載のプロトタイプとなった読み切り(「ウルトラジャンプ」2018年12月号)も収録。

正式名称
お義母さんスイッチ
ふりがな
おかあさんすいっち
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

アラサーの福浦夕子は子持ちの年上男性と結婚し、いい妻、いい義母になろうと炊事洗濯掃除に励んでいた。中学1年生の福浦渉太は新しい母親を警戒し、まったく心を開こうとしない。家の中で二人が対面すると、ピリッとした緊張が走る。夕子が夕食は何がいいかを聞いても、渉太はそっけない返事をし、ムッとしながらごはんを食べる。洗濯物を畳んで、渉太の部屋に持って行く夕子。自分のパンツまで畳まれているのを見た渉太は「俺の私物、あんたはさわらないでくれる?」と声を荒げ、洗濯物をひったくった。一人になった夕子の目から涙がこぼれる。だが次の瞬間、夕子は人が変わったように笑い出し「思春期中学生萌える~、多感な男子くそかわいい」と興奮で悶えるのだった。少年萌えオタクの夕子は、この状況が楽しくて仕方がない。そんな本性を少しも見せず、優しく上品で淑やかな義母を演じ、思春期の男の子、渉太との微妙な距離感を楽しむ夕子なのだった。

登場人物・キャラクター

福浦 夕子 (ふくうら ゆうこ)

年上の男性と結婚し、専業主婦となったアラサー女性。旧姓は新田。髪型はあごまでの長さのウエーブヘアで、真ん中で分けている。家事を完璧にこなし、料理も上手。家で一人のときはトレーナーにポニーテールと動きやすい格好をしているが、息子の福浦渉太が帰ってくる頃にはナチュラルメイクをし、女性らしく上品で控えめな服に着替えて出迎える。少年萌えオタクで、渉太との絶妙な距離感を楽しみ、さまざまな妄想を巡らせる。なお、自分が少年萌えオタクだということは家族に隠している。

福浦 渉太 (ふくうら しょうた)

中学1年生のふつうの男の子。思春期真っただ中で、父と再婚した若い義母の福浦夕子を受け入れられずにいる。夕子に警戒心むき出しで、冷たく当たってしまうことも多い。成績はふつうで国語が苦手。基本的にはいい子なので冷たくしてしまったあとは反省する。

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