さくら江さんはグイグイ来すぎる。

さくら江さんはグイグイ来すぎる。

美人なのに奇妙な恋愛テクニックを駆使する女子高校生の未志摩さくら江と、彼女の婚約者である男子高校生の主園春人。そんな彼らをはじめ、どこか「残念」なところがある登場人物ばかりが織りなす、楽しい日常生活を描いたラブコメディ。「きららベース」で2018年7月から連載の作品。

正式名称
さくら江さんはグイグイ来すぎる。
ふりがな
さくらえさんはぐいぐいきすぎる
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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あらすじ

第1巻

男子高校生の主園春人には悩みの種があった。それは婚約者の未志摩さくら江が、会うたびに猛烈に誘惑してくることだった。さくら江を大切に思っている春人は、敢えて誘惑してこなくても彼女の気持ちに応えると伝える。それを聞いたさくら江は、今度は料理で春人の気持ちをつかもうとするが、料理の得意な春人にとってはあまり効果がなかった。そんなある日、春人は友人の依津紙朗と彼に思いを寄せる観波筆花から、さくら江と四人で海に出掛けないかと誘われる。水着になれば春人がその気になってくれるのではないかと考えたさくら江は、筆花と共に春人を誘惑するための水着を買いに出掛ける。

登場人物・キャラクター

主園 春人 (しゅぞの はると)

未志摩さくら江の婚約者である男子高校生。さくら江に対しては、主園春人自身が結婚できる年齢になるまでは純潔を守るべきだと考えている、まじめな性格の持ち主。他人の目をはばからず自分を誘惑してくる彼女の扱いに悩みつつも、優しく接している。趣味は読書で、特技は料理という家庭的な一面も持ち合わせている。

未志摩 さくら江 (みしま さくらえ)

主園春人と同じ高校に通う女子高校生。容姿端麗で学力優秀なために高校でも注目されることが多いが、婚約者である春人を前にすると見境なく誘惑してしまう。しかし根は純情なため、逆に春人にせまられると何もできなくなってしまう。春人を誘惑するのも未志摩さくら江自身のコンプレックスの裏返しであり、自分は春人にはふさわしくないのではないかと、つねに不安を抱いている。家事に疎く、特に料理の腕前は壊滅的だが、春人の手ほどきを受けて少しだけ改善している。

依津 紙朗 (いづ しろう)

主園春人と同じ高校に通う男子高校生。入学式の日に隠し持っていたアイドルの写真集を春人に見られ、同じアイドルが好きだったことから春人の親友となった。ふだんは物静かな性格を装っているが、超アイドルオタクであるため、好きなアイドルの話となると人が変わったように延々としゃべり続ける。同じクラスの観波筆花から思いを寄せられているが、依津紙朗自身はまったく気づいていない。

観波 筆花 (かんなみ ひつか)

主園春人と同じ高校に通う女子高校生。同じクラスの依津紙朗に思いを寄せており、何かと理由をつけて紙朗に接近しようとするが、紙朗にはまったく相手にされていない。高校では軽音楽部に所属し、バンドではギターを担当している。紙朗への思いを綴ったラブソングを作曲するなど、音楽的才能は非凡なものがあるが、紙朗のことだけしか考えていないために才能が空回りする場合が多い。

不二枝 ルミエール (ふじえだ るみえーる)

主園春人と同じ高校に通う男子高校生。春人たちよりも1学年上で、観波筆花と同じ軽音楽部に所属している。バンドではドラムを担当しており、ドラムの技術はそれなりにあるが、濱末冬目目当てで入部したため、ドラムを真剣に学ぶ気持ちはない。クールな二枚目を装っているが、さまざまな方法で冬目の気を引こうとしている。しかし、それがわかりやすい行動のため、周囲からは冬目が好きだということが公然の事実となっている。未志摩さくら江とは、ふだんから家族ぐるみでの交流がある。

濱末 冬目 (はままつ ふゆめ)

主園春人と同じ高校に通う女子高校生。春人たちよりも1学年上で、観波筆花と同じ軽音楽部に所属している。バンドではベースを担当しており、ふだんから関西弁でしゃべる。粗暴な性格で不二枝ルミエールとはつねにケンカが絶えないが、素直になれないだけで、ルミエールのことは憎からず思っている。アパートで一人暮らしをしているが、料理ができないため、カップラーメンが主食の生活を送っている。

永泉 夜子 (ながいずみ よるこ)

主園春人たちが通う高校に勤める女性教師。美人でスタイル抜群のため、男子生徒からの人気は高いが、教師としての意識は低く、毎日早く帰りたいと思っている。見た目に反してこれまで彼氏がいたことがなく、恋愛経験はまったくない。なぜか未志摩さくら江から恋愛相談をされることが多く、その際には漫画やドラマなどで得た知識をもとにアドバイスを送っている。

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