概要・あらすじ
ささみさんこと月読鎖々美は、兄の月読神臣に頼りきりながんばらない生活を送る、引きこもりの少女。「お兄ちゃん監視ツール」で兄の動向を追うか、「八岐大蛇SNS」に入り浸りゲームをして毎日を過ごしている。
ある日、「お兄ちゃん監視ツール」を通して外の世界を見てみると、邪神三姉妹が神臣を誘惑している場面に代わる代わる遭遇。外に出たくても出られない引きこもりのささみさんはイライラを募らせ、それがピークに達した瞬間、世界がチョコレートに染まる「改変」が起こってしまう。
ささみさんの正体は「最高神のちから」を見に宿す月読の巫女であり、またささみさんが起こした「改変」を収めた邪神三姉妹も、神に纏わる存在であった。
彼女たちは神に関係する様々な出来事に巻き込まれつつも、少しずつ各々や世界に対しての理解を深めていく。
登場人物・キャラクター
月読 鎖々美 (つくよみ ささみ)
桜ノ花咲夜学園1年右組に属するが、ひきこもり生活を送っている少女。学園の教師でもある兄・月読神臣に依存しつつの二人暮らしをしており、「お兄ちゃん監視ツール」でその行動を監視したり「八岐大蛇SNS」に入り浸る、がんばらない日々を過ごしている。 その本来の姿は月読の巫女であり、かつては「最高神のちから」を身に宿し世界のためにがんばっていた。しかしインターネットを介し知った外の世界へと憧れたことで、兄を連れ家を飛び出し、現在の生活へと至っている。
邪神 たま (やがみ たま)
邪神三姉妹の三女である小学3年生。外見は年不相応に発育しているが、内面は逆に幼く、無邪気で純真な性格の持ち主。また舌足らずに喋り、よく「だお」という語尾になる。その正体は邪神つるぎの肉体から生み出された、「次世代神」。
邪神 つるぎ (やがみ つるぎ)
桜ノ花咲夜学園の教師で、邪神三姉妹の長女。外見は小学生にしか見えない程に幼いが、その中身は下ネタ好きなサバサバした性格で、また一方で姉妹や鎖々美を支えるしっかり者としての側面も持つ。 その正体は太陽神「アマテラス」。
月読 呪々 (つくよみ じゅじゅ)
月読鎖々美の母親であり、先代・月読の巫女。鎖々美が幼少の頃に亡くなっていたが、彼女の現状を見かねて黄泉帰る。
蝦怒川 情雨 (えどがわ じょう)
「桜ノ花咲夜学園」の「生徒会長」で、月読鎖々美のクラスメイト。勝ち気で素直じゃない性格をしており、友人でもある鎖々美のことをライバル視している。その正体は悪徳秘密結社「アラハバキ」のお嬢様。
邪神 かがみ (やがみ かがみ)
桜ノ花咲夜学園1年右組に属する少女で、邪神三姉妹の次女。「のです。」という語尾と欠伸の際に発する「ふにゃ~」が口癖で、ちょっとした駄洒落をよく織り交ぜる。その正体は霊的なロボットであり、体内には銃火器が内蔵されている。
月読 神臣 (つくよみ かみおみ)
桜ノ花咲夜学園の教師であり、月読鎖々美の兄でもある青年。常に鞄等でその顔を隠している。ともに暮らしている鎖々美のことを溺愛しており、身の回りの世話を嬉々としてこなしている。