概要
アスナは、地下の世界アガルタから来たという少年シュンと出会う。二人は心を通わせるが、シュンは突然姿を消してしまう。もう一度シュンに会いたいと願うアスナの前に、シュンとそっくりの少年シンとアガルタを探す新任教師のモリサキが現れる。
3人はそれぞれの目的のためアガルタへと旅立つ。
登場人物・キャラクター
渡瀬明日菜 (わたせあすな)
山間で育った少女。幼い頃に父親を亡くし、母と二人で暮らしている。地下の世界アガルタからやって来た少年シュンとの出会いにより、アガルタへ冒険の旅に出る。
森崎竜司 (もりさきりゅうじ)
アスナの通う学校に赴任してきた国語教師。アガルタの秘密を探る組織アルカンジェリに所属しながら、亡くなった妻の森崎リサを蘇らせる方法を探している。
夷族 (いぞく)
『星を追う子ども』に登場する架空の組織。アガルタが衰退する原因となった地上の人間を憎んでおり、排除するためなら殺人も厭わない過激ない。アガルタにやって来たアスナを誘拐する。
アルカンジェリ
『星を追う子ども』に登場する架空の組織。かつてモリサキが所属していた秘密組織。アガルタの秘密を狙っている。
シン
アガルタからやって来たシュンと瓜二つの弟。兄のシュンが地上に残したクラヴィスを回収するために地上を訪れる。地上でアスナとモリサキと出会い、ともに地下の世界を旅することになる。
森崎リサ (もりさきりさ)
モリサキの妻。体が弱く病死している。
マナ
アガルタで暮らす少女。地上の人間とアガルタの人間のハーフ。アガルタ人の母親を亡くして以来、喋ることができなくなてしまった。地上の人間を嫌う夷族に命を狙われている。
シュン
アガルタからやって来た少年。病に冒されながらも地上の世界に憧れ、最期に地上を見ようとアスナの前に現れた。アスナが父の形見のラジオで聴いた歌声の主。
ミミ
『星を追う子ども』に登場する猫。アスナによく懐いており、アスナ、シン、モリサキの旅路に同行する。アスナを先導するような不思議な行動をとる。
場所
アガルタ
『星を追う子ども』に登場する架空の世界。地下とは思えないほどの自然が豊かで、神々が乗る船が空に浮かんでいる幻想的な街。莫大な富や死者の復活を可能にする技術がある。だが、街は侵攻してきた地上の人間の影響によって荒廃し衰退している。
その他キーワード
クラヴィス
『星を追う子ども』に登場する架空の石。アガルタと地上の世界の道をつなぐ鍵となる。