概要・あらすじ
県立青藍高校サッカー部は総勢62名の大所帯。主将の神崎正悟目当てにマネージャーを志願する女性は後を絶たないが、副将の岩本勇次のいびりで次々と辞めていく。藤枝カオルは泣けないという体質もあり、いびりをものともせずただ1人で正規のマネージャーをしていた。1年生の中でただ1人レギュラーに選ばれた清水修宏だが、それにより先輩にやっかまれてしまう。
清水修宏の力になってあげたいと思う藤枝カオルだが、マネージャーとしては部員に平等でなくてはいけないため、陰ながら彼をサポートするのだった。
登場人物・キャラクター
藤枝 カオル (ふじえだ かおる)
『 しずくの風景 -GLOVES-』の主人公のひとり。県立青藍高校サッカー部でただ1人の正規マネージャー。清水修宏とは同じ中学で、その時もサッカー部の部員とマネージャーという関係だった。幼い頃は親を困らせるほど泣き虫だったが、親が厳しいしつけをする人で、泣くと叱られるので、次第に人前で泣かなくなり、さらには感動しても泣けない体質になってしまった。 清水修宏から好意を寄せられているが気付いていない。
清水 修宏 (しみず のぶひろ)
『 しずくの風景 -GLOVES-』の主人公のひとり。県立青藍高校サッカー部の1年生部員。ポジションはフォワード。藤枝カオルとは同じ中学で、その時もサッカー部の部員とマネージャーという関係だった。藤枝カオルに好意を抱いていて休日に映画に誘ったりもするが、思いはあまり届いていない。感情を素直に出せる性格で涙もろい。
神崎 正悟 (かんざき しょうご)
県立青藍高校サッカー部の主将。ポジションはミッドフィルダー。3年生。彼を目的にサッカー部のマネージャーに志願する女性が後を絶たないが、本人はモテていることにまったく気がついていない。お菓子作りが趣味で、サッカー部に差し入れたりしている。しかしそのことは、部員の士気が下がるという理由から岩本勇次の指示で秘密になっており、部員には藤枝カオルが作ったと伝えている。
岩本 勇次 (いわもと ゆうじ)
県立青藍高校サッカー部の副将。ポジションはゴールキーパー。3年生。神崎正悟目当てだけで入ってくる女性マネージャーをいびって18人追い出している。
県立青藍高校サッカー部 (けんりつせいらんこうこうさっかーぶ)
部員は総勢62名。副将の岩本勇次が、主将の神崎正悟目当てで志願した女性マネージャーをいびって追い出した。残った女性マネージャーはその中で藤枝カオル一人だけ。