しようよ

しようよ

小野佳苗の代表作。現代の日本を舞台に、「彼氏が自分の女友達と二股をかけているのではと疑う彼女」や「彼のことは好きだけどセックスに抵抗がある処女」など、性をテーマにしたショートストーリーを集めたオムニバス作品。セックスが受け身になりがちな女性に対して、好きな男性には自分から積極的にせまっても構わないという、小野佳苗からの思いが込められたストーリー展開が特徴となっている。基本的に各ストーリーの登場人物同士は面識はないものの、性に奔放な女性・栗原ネネがたびたび登場する。講談社「Monthly mimi」1996年3～5月号から連載された作品で、「mimi Carnival」にも掲載されている。mimi休刊後は、「Kiss」1996年10月号から連載。その後は「Kiss」を中心に、2000年No.21まで連載した。続編として、小野佳苗の『しようよ完結編』が前編・後編と2巻刊行され、一連のシリーズは完結している。

正式名称
しようよ
ふりがな
しようよ
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

しおり

男運の悪い、若い女性。一人暮らしをしている。水道の修理を依頼したことで、修理にやって来たアルバイトの大学生・康友と出会い、交際をスタートさせた。康友を心から愛しているものの、腐れ縁の女友達・栗原ネネに好きな男性を奪われてきた過去があり、ネネの彼氏と康友の身体的特徴が酷似しているため、二股をかけられているのではないかと疑っている。ネネとの関係を康友に言い出せず、何かと理由をつけてはセックスを拒んでいる。

康友 (やすとも)

水道修理会社でアルバイトをしている男子大学生。小学校から高校まで水泳部に所属していたため、肩幅が広く引き締まった体型をしている。水道の修理を依頼したしおりに一目惚れして、積極的なアプローチで交際をスタートさせた。しおりのことが大好きで、彼女とのセックスを望んでいるものの、何かと理由をつけて拒まれ続けていることにショックを受けている。しおりから栗原ネネとの二股疑惑をかけられていることに気づいていない。

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