のんのんびより

のんのんびより

すごく田舎にある学校、「旭丘分校」には、小中合わせて生徒は5人しかいない。豊かな自然に囲まれた土地で、のんびりとした日々を送る少女4人(と少年1人)の姿をゆるやかに描いた田舎生活コメディ漫画。作者がかつて発表した4コマ短編『とことこ』を基に、再構成して設定された(『とことこ』は、単行本『こあくまメレンゲ新装版』に収録されている)。

正式名称
のんのんびより
作者
ジャンル
ギャグ、コメディ一般
レーベル
MFコミックス(メディアファクトリー)
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あらすじ

第1巻

小学5年生の少女、・一条蛍は、両親の仕事の都合で田舎に引っ越して来た。しかし、その引っ越し先があまりにも田舎であったため、蛍は転校した旭丘分校で数々のカルチャーショックを受ける事となる。それでも、新たに出会ったみんなとなかよくなった蛍は、これならうまくやっていけそうだと自信を深める。そんな中、蛍はみんなと遊んでいる最中に、持っていた自宅の鍵を落としてしまう。それを見た旭丘分校の生徒達は口々に、田舎では誰も自宅に鍵なんか掛けないと言い始める。(第1話)

旭丘分校に通っている小学生の宮内れんげはある日、ここは田舎なのかという疑問を持つ。それを聞いた中学生の越谷夏海は、自分が住んでいる場所が田舎なわけがないと、なんの根拠もない持論を展開する。夏海の言葉を聞いたれんげは、彼女の言い分をあっさり信じ、ここは田舎ではないと納得するのだった。(第2話)

蛍は小学生でありながら、高身長と抜群のスタイルを持っていた。そんな彼女は自分とは正反対に、中学生でありながらも小柄な先輩の越谷小鞠を愛おしく思っていた。そんな中、蛍は小鞠から飴をもらった事を素直に喜び、それを見たれんげと夏海が自分達にも飴がほしいと騒ぎ立てる。そんな二人を静かにさせるために、小鞠は蛍に飴を返してほしいと申し出る。しかし、それを聞いた蛍は、せっかく小鞠からもらった物なのにと泣き出してしまう。(第3話)

蛍とれんげは、ウサギの世話をするためにウサギ小屋へと向かっていた。れんげはウサギの世話をするのが楽しみで、あまりにも気分が高揚し過ぎて思わず歌いながら踊ってしまうほどだった。しかし、ウサギ達は穴を掘って小屋から脱走してしまっていた。二人は餌でウサギを釣って小屋に戻す事を思いつくが、その途中で小屋に閉じ込められてしまう。小屋は中から開ける事が不可能で、それを知った蛍は泣き出してしまう。(第4話)

小鞠はレンタルビデオ店から苦手なホラービデオを借りてきた。14歳になった今なら大丈夫なはずだと、ホラービデオに挑戦する小鞠だったが、案の定怖くなり、夜一人で眠れなくなってしまう。そこで小鞠は妹の夏海の布団に潜り込むと、夏海からホラービデオを観て怖くなったのかと尋ねられるが、見栄を張ってそれを否定する。だが、ほどなくして真相がバレてしまい、小鞠は夏海にからかわれてしまう。(第5話)

蛍は夏海がいつもと違うリュックを背負って学校に来ている事を疑問に思っていた。そんな蛍に夏海は遠足に行くからだと答える。担任教師の宮内一穂は遠足と称し、実家が所有している田んぼの田植えを、みんなに手伝わせようとしていたのだ。みんなは一穂のウソに呆れつつも、仕方なく田植えを始める。(第6話)

担任教師の一穂が寝坊して学校に遅刻したため、クラスのみんなは自習をして過ごす事になった。そんな中、蛍があやとりを始め、それに倣ってれんげもあやとりを始める。夏海達はそれを見ていたが、れんげの感性に基づく独創的なあやとりが理解できずにいた。れんげは、その後も事あるごとに独創的な感性を披露し、みんなはれんげと感性が違いすぎる事を痛感する。(第7話)

尊敬する小鞠からの電話で、今日二人で遊ばないかと誘われた蛍は、気合を入れて大人っぽい服を着て出掛ける。二人は待ち合わせ場所で合流するが、蛍があまりにも大人っぽい服装だったので、小鞠は蛍に気づかない。小鞠はそのまま蛍を他人と勘違いしたまま、彼女と接し続ける。(第8話)

旭丘分校は終業式を迎えて、れんげは通知表の成績がよかった事を喜ぶ。一方、成績に自信のない夏海は通知表を見るのを怖れていた。それでも恐る恐る通知表を開くと、そこには4と5の数字ばかりが並んでいた。それを見た夏海は喜ぶが、担任教師である一穂は夏海に、中学から成績が10段階評価になっている事を伝える。(第9話) 

第2巻

越谷夏海は酷い成績を取った事で、母親の越谷雪子から説教を受けていた。こんな酷い成績を取った理由を雪子から尋ねられた夏海だったが、何を言っても怒られると思ったのか、口を噤(つぐ)んでしまう。すると雪子は怒らないからと夏海に言うと、その言葉を信じた夏海は言い訳を始める。そんな夏海に対して、雪子は言い訳をするなと怒りをあらわにする。そんな夏海と雪子のやり取りを越谷小鞠越谷卓はこっそり覗いていた。二人は居間に置いてあるテレビで見たい番組があったのだ。(第10話)

一条蛍達はラジオ体操をするために、近所にある神社に集まっていた。寝坊した担任教師、宮内一穂の代わりとしてラジオ体操の監督をしていた雪子は、ラジオ体操が終わったあと蛍達を朝ごはんに誘う。蛍達はその誘いを受けて、越谷家に行く事になった。越谷家に向かう途中で、ミニトマトを買ってきてほしいと雪子から頼まれた蛍達が向かったのは、野菜の無人販売所だった。無人販売所を初めて訪れる蛍は、またも田舎ならではのカルチャーショックを受ける。(第11話)

蛍達は、夏休みを利用して海にやって来た。海を前にしてみんながはしゃぐ中、小鞠はその水着姿が幼いせいで、一人だけテンションが低い。そんな小鞠のもとに水着姿の蛍がやって来る。蛍は小学生であるにもかかわらず、大人びた身体つきをしており、それを見た小鞠は自分との違いにますます落ち込んでしまう。(第12話)

海で遊んだ蛍達は電車を使って家に帰る事にする。しかし、田舎は直通の電車がないため乗り継ぎを繰り返さなくてはならない。そんな苦労の末、電車もようやく最後の乗り換えとなったが、時間はすでに20時を回っていた。蛍達はお腹も空いてきたので、駅内にある立ち食い蕎麦屋に立ち寄る。そこで夏海はきつねうどんを頼むが、誤って七味唐辛子を大量に入れてしまう。夏海は素知らぬ顔で、小鞠と自分のうどんを取り換えるのだった。(第13話)

ある日、道を歩いていた宮内れんげは、釣竿から伸びる糸を草むらに垂らしている夏海に出会う。れんげが何を釣っているのかと夏海に尋ねると、夏海は玉ねぎでキリギリスを釣っているのだと答える。夏海はさまざまな遊びに詳しく、れんげは彼女から田舎の夏特有の遊びを教わっていく。(第14話)

小鞠にあこがれを抱いている蛍は、その気持ちが行き過ぎるあまり、小鞠のぬいぐるみを製作していた。いつしか蛍の部屋は小鞠のぬいぐるみであふれかえっていた。そんな中、突然小鞠達が蛍の家に遊びにやって来る。蛍は小鞠のぬいぐるみをクローゼットに雑に押し込めて小鞠達を部屋へと通すと、れんげがクローゼットを開けようとする。(第15話)

夏の夜、夏海はみんなを神社に呼び出し、肝試しを提案する。小鞠は怖い物が苦手ながら、見栄から怖いとはっきり言えず、意地を張って肝試しに参加する事になってしまう。脅かす役を務める事になった小鞠は、それなら怖くないかもと喜ぶものの、脅かし役は暗い中を一人で待つ事になり、小鞠はあまりの怖さにだんだんと自分を見失っていく。(第16話)

夏休み、れんげは見知らぬ同年代の女の子を見掛けた。石川ほのかと名乗る彼女は、夏休みのあいだは祖母の家に里帰りをしているのだとれんげに告げる。れんげはほのかとすぐになかよくなり、連日いっしょに遊ぶようになる。そんなある日、早起きして祖母の家に向かったれんげは、ほのかが父親の仕事の都合で急に自宅に帰った事を知る。別れの挨拶もできなかったれんげは、悲しさから涙を流すのだった。(第17話)

夏休みの最中、東京の学校に通っている高校生の宮内ひかげが帰省する。ひかげはれんげ達に東京での暮らしを自慢気に語って聞かせるが、その場にはひかげよりも東京暮らしの長い蛍がいた。ひかげは蛍を前にして東京自慢できない事を悔しく思うが、蛍が新幹線に乗った事がない事を知る。こうしてひかげは新幹線の自慢話を始めるが、一方蛍は飛行機に乗った時の事を話し始める。これによりひかげはみんなの前で自尊心を打ち砕かれてしまう。(番外編) 

第3巻

夏休みが終わる中、旭丘分校ではテストが実施された。越谷夏海は、テストのあまりにひどい結果に落ち込んでしまう。このままでは母親の越谷雪子から、またも成績の事で叱られてしまうと考えた夏海は、次のテストが始まるまでのあいだ、少しでも点数を上げるために姉の越谷小鞠に教えを請う。しかし、夏海はまったくまじめに勉強しようとせず、なぜか根拠のない自信だけ身につけて、勢いのままテストに臨む。(第18話)

駄菓子屋を経営している女性、加賀山楓は、客がまったく来ない事から暇を持て余していた。そんな中、駄菓子屋に宮内れんげが姿を現す。楓がれんげの相手をしていると、突然れんげが観たいテレビ番組があると言い出す。そんなれんげのために楓は駄菓子屋の奥にある居間に彼女を通し、さらには煎餅まで用意してれんげをもてなす。れんげは、そんな優しい楓に懐き始めるのだった。(第19話)

旭丘分校では飯盒炊爨(はんごうすいさん)の授業が行われ、小鞠と一条蛍は芋ごはんを担当する事になる。すると、夏海は料理なんてできるのかと小鞠を煽り、それを聞いた小鞠は料理がへたであるにもかかわらず、きちんとできると強がってみせる。それにより意欲を燃やした小鞠は、多くの作業を自分一人でこなそうとする。一方、料理上手の蛍から見れば小鞠の手つきは危なっかしく、ハラハラしながら彼女の料理する様を見守るのだった。(第20話)

いっしょに歩いている蛍とれんげを発見した小鞠は、二人に声を掛ける。二人は芸術の秋である事からスケッチに行くのだと語り、小鞠も誘われる。こうして三人はスケッチを始めたが、そのうち、れんげは小鞠をモデルにして絵を描き始める。小鞠は最初こそモデルになる事に気乗りしていなかったものの、れんげや蛍にかわいいポーズを求められるうちに、次第に気分が乗ってくる。(第21話)

夏海の発案により、旭丘分校で文化祭が行われる事になった。旭丘分校では文化祭が行われた事がなかっために、蛍達はクラス展示の準備から招待客の対応まで全部自分達でこなす事になる。クラス展示の準備を進めつつ、旭丘分校の卒業生である富士宮このみ、楓、宮内ひかげを文化祭に招待する。そして慌ただしく準備を進める中、文化祭当日を迎える事となる。(第22話)

文化祭当日、蛍達は料理で招待客をもてなしつつ、出し物を見せる事になっていた。しかし、れんげと小鞠による出し物はそれほど盛り上がらず、また注文した料理や飲み物も一向に出てこない。何かあったのかと、楓達が家庭科室に様子を見に行くと、そこでは料理が作られている気配はまったくなかった。夏海は料理の作り方がわからず、料理を作る事を投げ出してしまっていたのだ。それに怒った楓は夏海を叱りつけてしまう。(第23話)

蛍は愛犬であるペチを散歩に連れ出していた。すると蛍はいつもの散歩ルートとは違う道を歩き始める。しかし、蛍は土地勘がなかった事から道に迷ってしまい、だんだんと焦りを覚える。さらに近くに人も見当たらず、道を尋ねる事もできない状況で蛍が泣き出してしまう。するとペチが草むらの中に姿を消してしまう。蛍はペチを追い掛けると、ペチは旭丘分校に通う男子生徒の越谷卓に飛びついていた。蛍は卓に道を尋ねて、見知った道に辿り着くのだった。(第24話)

夏海は母親の雪子に、庭に置いてる植木鉢を割った事を叱られていた。しかし、夏海はその植木鉢を割っておらず、しかも野良猫が植木鉢を割ったのを目撃していた。しかし、雪子はその話を信じてくれない。夏海は以前にも似たような事でウソをついていたのだ。だが、夏海はそれに腹を立てて、姉の小鞠を連れて家出する。小鞠にこれからどうするのかと尋ねられた夏海は、昔使っていた秘密基地に行こうと提案する。(第25話)

れんげは小鞠と蛍におままごとをやらないかと提案する。そこでれんげは小鞠に父親役をお願いして、蛍に母親役をお願いする。しかし、れんげ自身はなぜかトビウオの役をすると言い出す。そして、小鞠と蛍が夫婦役を演じている最中、れんげは水がなくて苦しんでいるトビウオを演じるのだった。そのあまりの奇抜さに二人は途方に暮れてしまう。(番外編) 

第4巻

急にバスが走らなくなるほどの大雪が降り、一条蛍達は学校に泊まる事になる。しかし、布団が足りなくなった事で、蛍と越谷夏海のどちらかが寝袋で寝る羽目になってしまう。話し合った結果、二人は腕相撲で勝った方が布団で寝る事を決める。腕相撲に絶対の自信を持つ夏海に対し、蛍は腕相撲をした事がなく、勝敗は明確なように思われた。しかし腕相撲は、蛍が圧倒的な勝利を収める。(第26話)

学校に泊まる事になった蛍だったが、いつも使っている枕とは違う事からかうまく寝つけなかった。ひとまず水でも飲もうかと思い、蛍は水場へと向かう。すると蛍はそこから見える一面の雪景色に心を奪われ、近くで見るため外へ出る。一方、そんな蛍の様子を見ていた越谷小鞠は、蛍の事が心配になり、夏海を起こして蛍の様子を見に行く事にする。(第27話)

年末も近づき、宮内れんげはみんなに年賀状を書く事にした。冬休みのあいだに実家に帰省していた宮内ひかげは、その様子を見て、何を書いているのかと興味を抱く。どんな絵を書いているのか見せてほしいと言うひかげに、れんげは絵が完成するまでは見せられないと告げる。ますます興味を持ったひかげは、絵を盗み見するために双眼鏡を持ち出すが、すぐにれんげにバレてしまう。(第28話)

深夜3時過ぎ、れんげは物音で目が覚めてしまう。れんげが物音を辿っていくと、そこには出掛ける準備をしていたひかげ、宮内一穂加賀山楓の三人がいた。どこに行くのかと尋ねるれんげに、三人は初日の出を見に行くのだと答える。すると自分も行きたいとれんげが言い始める。幼いれんげには山に登る事からしてきついだろうと説得されるが、れんげはそれでもあきらめない。そんなれんげの気持ちを汲んだ三人は、れんげといっしょに初日の出を見に行く事にした。(第29話)

小鞠は蛍、富士宮このみといっしょに初詣に行く事にした。すると小鞠は、身長が伸びるようにお願いするのだと口にする。しかし、それを聞いたこのみはお願い事を口に出したら、それは叶わなくなってしまうのではないかと言う。それを聞いた小鞠はほかの願い事を考えるが、いくら考えても身長が伸ばしたい事以外は思いつかなかった。さらに色々と考えを巡らす内に、神社にお参りをする時が迫って来てしまう。(第30話)

夏海と小鞠は、母親の雪子のお手伝いとして干し柿を作る事になった。しかし、夏海はそれに乗り気ではなく、愚痴を言い始めてしまう。一方、小鞠はまじめに作業を進めていた。そんな中、越谷家にこのみが遊びにやって来る。そしてこのみもいっしょに干し柿作りをする事になり、三人は遊びながらも干し柿作りの作業を進めていく。(第31話)

一穂が目を覚ますと、雪が積もってテンションの上がったれんげが踊っていた。さらにれんげは、これだけ積もれば近くの原っぱでスキーができるかもと、ますます元気になっていく。そして、れんげはクラスのみんなに声を掛けて、いっしょにスキーをする事にした。そんな中、蛍はかまくらを作り、その中でお餅を焼き始めるのだった。(第32話)

時は5年前にさかのぼる。その日は旭丘分校の給食でカレーが出る事になっており、みんなはそれを楽しみにしていた。そんな中、当時小学5年生だったひかげが、赤ちゃんのれんげを世話していたために学校に遅れてやって来る。しかも両親や姉である一穂も家にはおらず、ひかげはれんげを学校に連れて来たのだった。初めて学校にやって来たれんげは学校内で暴れまわり、さらにはみんなが楽しみにしていたカレーが入っている鍋をひっくり返してしまう。(第33話) 

第5巻

越谷夏海宮内れんげの家に遊びに来ていた。すると、夏海はれんげと雪合戦をする事になる。自分の家の庭という事もあって地の利を活かしたれんげに対し、夏海は本気を出し始める。そんな中、屋根の雪かきを手伝うために、たまたま宮内家を訪れていた加賀山楓は、そんな夏海の姿を見て大人げなく思い、れんげに加勢する。すると夏海は屋根に掛かっていた梯子を取り上げ、屋根から降りて来られなくなった楓に向かって文句を言い始める。そんな夏海に怒った楓は、屋根から地面に飛び降りる。(第34話)

一条蛍富士宮このみは、越谷小鞠の家に遊びに来ていた。そんな中、小鞠はポータブルCDプレイヤーを買った話を始める。彼女はJ-POPを聴く事が大人っぽいと考えていたのだ。するとそれを聞いた蛍は、自分はクラシック音楽をよく聴いていると話す。小鞠はJ-POPを聴くよりクラシック音楽を嗜んでいる方が大人っぽいように思え、小鞠はつい見栄を張ってクラシック音楽について浅薄な知識を披露してしまう。それからも小鞠は自分の大人っぽさを自慢しようとするが、何を言っても自分よりも年下である蛍よりも子供っぽく見えてしまう。(第35話)

蛍は蛍の父母といっしょに、道普請と呼ばれる周辺の清掃行事に参加していた。しかし重労働になるために子供は参加しなくてもいいと、蛍は周辺で遊んで来るように言われる。それを聞いた蛍は小鞠達と合流して、山へと遊びに行き、山菜取りをして遊ぶのだった。(第36話)

蛍は小鞠といっしょにお花見をする事になり、二人で手作りのお弁当を交換する事になる。蛍は腕によりをかけたお弁当を持っていくと、小鞠は憂鬱な表情を浮かべていた。小鞠はお弁当作りに失敗してしまい、とても交換するようなお弁当ではないと口にする。それでも蛍は小鞠に大丈夫だよと告げ、予定通りお弁当交換をする事になる。しかし、蛍が口にした小鞠のお弁当は、彼女が想像していたよりもずっとまずかった。それでも蛍は小鞠に気取られないように、小鞠の作ったお弁当を笑顔で平らげていく。(第37話)

ある日、夏海は母親の越谷雪子から自宅の池に放つ魚を取って来るように頼まれる。そこで夏海はみんなを釣りに誘って、魚を捕まえる事にする。しかし、夏海以外は釣りの経験がなく、夏海は自分が魚を釣らなければと意気込む。そんな中、夏海の釣竿に大物が掛かるが、あまりの大きさに糸が切られると察した夏海は、湖に飛び込んで大物を素手で捕まえにいく。(第38話)

旭丘分校で工作の授業が行われる事となった。授業では木の板を使った課題が出され、夏海はれんげといっしょに何を作ればいいか、アイディアを練る事にする。しかし、工作のアイディアが中々思いつかない二人は、その話し合いをする中で話が脱線、いつしかふざけ合いを始めてしまう。(第39話)

時は5年前にさかのぼる。中学3年生の加賀山楓は暇を持て余していた。そんな中、楓のもとに宮内ひかげから電話があり、れんげの子守りをお願いされる。子守りのお駄賃に釣られた楓は、子供が苦手である事を公言しているにもかかわらず、れんげの子守を買って出る事にする。楓はれんげの子守に苦労するが、いつしかれんげの事を愛らしく思うようになる。(第40話) 

第6巻

宮内れんげの自宅に、越谷小鞠達が勉強をするためにやって来る。しかし、宮内家では担任教師である宮内一穂がだらけてばかりいた。そんな彼女のだらしない様子を見たれんげは、担任教師がこの様子では教え子達のやる気が損なわれると、彼女を叱りつける。反省した一穂は、みんなの勉強のやる気を出させる方法を、れんげといっしょに模索し始めた。(第41話)

越谷家に遊びに来ていた富士宮このみは、小鞠といっしょにゲームをして遊んでいた。そんな最中、越谷夏海がやって来て、自分の部屋の片づけを手伝ってほしいと二人に依頼する。夏海の部屋は物であふれており、二人はその散らかりように呆れながらも夏海を手伝う事にする。そんな中、夏海の部屋からは懐かしい思い出の品が出てきて、それに気を取られた三人は、一向に部屋の片づけが進まない。(第42話)

れんげは自分のクラスでカブトエビを育てており、飼育日記を毎日つけるほどに可愛がっていた。しかしある日、そのカブトエビが死んでしまい、れんげは落ち込んでしまう。そんなれんげの様子を見た夏海は、カブトエビを飼っていた水槽を調べ、そこにカブトエビの卵がある事に気づく。そして夏海により新たに水が張られた水槽でカブトエビの赤ちゃんが生まれ、その様子を見たれんげが元気を取り戻す。(第43話)

旭丘分校では学期末大掃除が行われる事となり、夏海は一条蛍と共に菜園の雑草取りと水やりを担当する事になった。夏海は普段二人きりになった事のない蛍とどんな話をしていいものかと悩み、気まずい雰囲気となる。夏海はそんな空気を打開すべく蛍にアニメの話を振ると、蛍は予想以上の食いつきを見せる。蛍は「トゥインクルスターシスターズ」というアニメ番組に夢中になった話を始めるが、夏海はそのアニメを見た事がなかった。しかし蛍があまりにも盛り上がるために、そのアニメを見ていない事を言い出せず、夏海はさらに気まずい思いをする。(第44話)

小鞠は蛍といっしょに天体観測に出掛ける。夜、真っ暗な中で天体観測を堪能した二人が帰ろうとすると、突如として懐中電灯の電池が切れてしまう。田舎であるために周囲に光源がなく、どちらに進めばいいのかさえ判別できない。そんな中、家に帰れないかもという恐怖心から蛍が泣き出してしまう。そんな蛍の様子を見た小鞠は、自分がお姉ちゃんなのだからと勇気を出して行動を起こす。(第45話)

蛍達は楓の車で遠く離れたデパートまでやって来た。普段大きなデパートに来る機会の少ない夏海達は、興奮してはしゃぎ始める。そんな中、小鞠は蛍と洋服コーナーに行くと、蛍がブラジャーを見ている事に気づく。すると小鞠に気づいた蛍は、どれをつければいいかと小鞠に相談するが、ブラジャーをつける事に気恥ずかしさを感じていた小鞠は混乱してしまう。さらに、小鞠は蛍がブラジャーではなくベルトを見ていた事を知り、恥ずかしさから顔を真っ赤にする。(第46話)

越谷卓がデパートの福引で沖縄旅行を当て、みんなで沖縄に行く事となった。旅行当日、初めての飛行機を前にして興奮を抑えきれない夏海とひかげだったが、飛行機が墜落したら死んでしまうかも、という話題が出た事によって恐怖感に襲われてしまう。一方、れんげは初めての飛行機に興味津々で、飛行機が離陸した瞬間も元気な声を上げるのだった。(第47話) 

第7巻

沖縄旅行に来たみんなは初めての沖縄を満喫していた。マリンレジャーは勿論、観光やホテルでの滞在も楽しく過ごしていた。旅行の最終日には越谷夏海宮内ひかげが、旅行が終わる寂しさから泣き出してしまうほど堪能し、別れを惜しみながらも沖縄をあとにする。その後、留守にしていた我が家に帰宅した宮内れんげは、いつもの日常に戻っていくのだった。(第48話、第49話、第50話、第51話)

夏海は夏の暑さを前にして薄着でだらしなく過ごしていた。越谷家に遊びに来ていた富士宮このみは、そんな夏海のおよそ女の子らしくない様子を見て、彼女をきちんとした恰好にさせようと思い立つ。このみは自宅から服や化粧品を持ち出し、夏海を綺麗に飾り立てていく。すると夏海はいつもとは見違えるほどにかわいくなり、みんなにその姿を褒められる。しかし、普段からかわいいと言われ慣れていない夏海は、それに気恥ずかしさを覚えて、すぐにいつもの女の子らしくない恰好に戻ってしまうのだった。(第52話)

一条蛍は先輩である越谷小鞠達を花火に誘う。しかし店頭では、お目当ての花火が売り切れていたため、予定していた花火が準備できなかった。せっかく小鞠達が自宅に来てくれたにもかかわらず、花火ができなくなった事に責任を感じた蛍は泣き出してしまう。そんな彼女を見た宮内一穂は、花火の代わりに蛍が飛び交う川辺にみんなを誘う。(第53話)

蛍と小鞠が川辺で遊んでいると、部活の練習から帰る途中だったこのみが二人の近くを通り掛かる。小鞠はこのみの持っていた携帯電話に興味を示し、貸してもらってメールをしようとするが、そこは圏外であったためにメールは送信できなかった。(第54話)

自室の掃除をしていた小鞠は、その途中で幼い頃に愛用していたボロボロのぬいぐるみを見つける。それを処分しようとしていた中、小鞠はアルバムに映っている幼い頃の自分が、このぬいぐるみを大切にしている様子を見つける。すると小鞠はその頃の気持ちを思い出して、ぬいぐるみをこのまま処分するのを思いとどまる。そして小鞠は裁縫が得意な蛍に教わりながら、ボロボロだったぬいぐるみを綺麗に直し、ぬいぐるみを大切に保管するのだった。(第55話) 

第8巻

一条蛍は先輩の越谷夏海達に誘われて「定規落とし」をして遊んでいた。最初は「定規落とし」がどういう遊びかを知らない蛍だったが、夏海からルールを教わる事で、その魅力にすっかりはまってしまう。そして、気がつけば休み時間が終わるまで「定規落とし」に没頭していた。(第56話)

雨が降り続いている中、れんげはてるてる坊主を作った。しかし、れんげは小さなてるてる坊主ではお日様に見つけてもらえないのではと考え、自分がてるてる坊主の恰好で仮装する事にした。その恰好のまま外に出たれんげは、途中で越谷小鞠を見つける。しかし、小鞠は仮装したれんげだとは気づかず、その不気味な出で立ちから妖怪だと勘違いしてしまう。一方、れんげはおかまいなく小鞠に近づいていくが、小鞠はそれを襲われていると勘違いして彼女から逃げ回る。(第57話)

越谷家で遊んでいた蛍は、小鞠達の母親、越谷雪子から年齢に比べて大人っぽいと言われる。それを聞いた蛍は、家では子供っぽく振る舞っていると伝えるが、雪子はそれを謙遜だと受け取る。しかし、蛍のその言葉は事実で、その日家に帰った蛍は年相応の子供っぽい姿を見せる。次の日も家での子供っぽい様子をみんなに伝えるが、やはりそれは謙遜であると周囲から思われてしまうのだった。(第58話)

宮内ひかげは東京から実家に帰るついでに、越谷家に遊びに来ていた。そんな中、ひかげはお月見用に買っておいた団子を、それと知らずに夏海といっしょに食べてしまう。怒られないように、代わりの団子を用意しようと散々手を尽くすが、うまくいかない。覚悟を決めたひかげと夏海はみんなに謝罪しようとするが、謝罪の通じなさそうな加賀山楓を相手にして寸前でそれを思いとどまる。謝罪のタイミングすらも逃した二人は、どんどん窮地に追い込まれていくのだった。(第59話)

宮内れんげ達は、木の実拾いをするために山に行く事になった。そこで小鞠が木の実を拾っていると、集めた木の実をムササビに奪われてしまう。小鞠は木の実を取られた事に怒るものの、ムササビが子供のために木の実を盗った事を知る。その後、小鞠はみんなでムササビの親子を観察するのだった。(第60話)

越谷家に遊びに来ていたれんげだったが、その隣人である富士宮このみから、夏海達が不在である事を知らされる。気を落とすれんげだったが、このみから誘われていっしょに遊ぶ事にした。その際に、このみから実は自分は妖怪なのだとウソをつかれるが、れんげはすっかり信じてしまう。(第61話)

ある日、楓はれんげが風邪を引いた事を知る。心配した楓は、経営している駄菓子屋を臨時休業にしてまで彼女のお見舞いへと向かう。れんげの体調は思いのほか良好で、楓はれんげが寝つくまで面倒を見る事にする。その後、看病に疲れた楓は宮内家の炬燵で眠ってしまう。そして楓が起きた時には、彼女の肩には風邪から快復したれんげによって羽織が掛けられていた。(第62話) 

第9巻

宮内れんげは川辺で蟹を捕まえ、それを飼う事にした。それを聞いた越谷夏海は、家で使っていた水槽を貸してあげる事にする。さらに夏海はせっかくだからと、ろ過器を使って蟹専用の本格的な水槽環境を作り始める。(第63話)

一条蛍とれんげは越谷家に遊びに来ていた。みんなで格闘ゲームを始めるが、最年少のれんげにも勝てなかった越谷小鞠が拗ねてしまう。そのまま自室に戻ってふて寝し始めた小鞠だったが、その寝顔は悪夢を見ているのかのように険しかった。そんな小鞠のために、夢だけでもいい思いをしてもらいたいと考えたれんげ達は、刺激を与えて彼女がいい夢を見られるように誘導を始める。(第64話)

たくさんの雪が積もっている中、蛍は愛犬であるペチを散歩に連れ出し、雪だるまを作るなどして雪遊びを堪能する。一方、小鞠は蛍の自宅に遊びに出掛ける事にした。その道中、雪で足を滑らせたりなど散々な目に遭った小鞠は、雪に対するトラウマを植え付けられてしまう。(第65話)

お正月、宮内ひかげは姉である宮内一穂にお年玉がほしいとせがむ。さらにひかげはれんげを連れて加賀山楓の家へ向かい、れんげをダシにして見事お年玉をもらう事に成功する。味を占めたひかげは、今度は越谷家へと向かう。これまでのひかげの様子を見ていたれんげは、越谷家にいた富士宮このみにひかげを叱るよう依頼する。そしてこのみは、ひかげを叱るための秘策を思いつく。(第66話)

お正月にこのみが越谷家に泊まった際、夏海は小鞠も含めた三人でいっしょに寝ようと提案。さらに夏海は、三人が集まったところで突然枕投げを始め、部屋のふすまを破いてしまう。これにより母親の越谷雪子から怒られる事を恐れた夏海は、なんとか誤魔化せないかと幼稚な策を弄する。(第67話)

れんげはみんなといっしょにどんど焼きの行事に参加する。自分の家から持って来ただるまなどが燃える様子を眺めていたれんげは感慨に浸る。その後、れんげは燃やしただるまを可哀想だからと、持って帰って来てしまう。(第68話)

れんげは楓の経営する駄菓子屋で、手錠の玩具を購入する。早速購入した手錠の玩具を楓に嵌(は)めてみる。しかし、手錠の玩具には鍵が付いておらず、色々と手を尽くすものの手錠の外し方がわからない。楓は仕方なく手錠を壊そうとするが、れんげが悲しそうな表情を浮かべるのを見て、壊すのを思いとどまる。そんな中、夏海が駄菓子屋にやって来て、玩具の手錠に拘束された楓の姿を見て笑い転げるのだった。(第69話) 

第10巻

越谷小鞠はみんなが出掛けているあいだ、家で留守番をする事になった。そんな中、家にイタチが侵入し、それを捕まえる羽目になる。しかし小鞠はイタチに弄ばれてしまい、そのうえトラウマを植え付けられてしまうのだった。(第70話)

旭丘分校の授業参観日がやって来た。しかし、成績が悪い越谷夏海は、また母親の越谷雪子に怒られてしまうのではと戦々恐々としていた。そんな彼女の様子を見た担任教師の宮内一穂は、普段からきちんと勉強をしないからだと夏海を叱るが、夏海は、普段から自習ばかりでまともに授業をしていない一穂にも責任があると口にする。雪子から叱られるのを恐れた一穂は、授業参観でいいところを見せるべく、夏海と共に勉強の特訓を開始する。(第71話)

一条蛍は家族で電車に乗っている中、自宅にいる時のように父親に甘えてしまう。するとその様子を偶然電車に乗り合わせていた富士宮このみに見られてしまう。このみはその様子を見て、蛍が家では普段とは違って子供っぽく振る舞っている事を知り、自分にももっと甘えてもいいと口にする。そして、蛍がこのみに甘えていると、それを小鞠に見られてしまう。(第72話)

宮内れんげは、自宅でみんなとひな祭りをする事になり、越谷家から長らく使っていないひな人形を借りる事にする。しかし、箱から開けたひな人形の髪はなぜかモヒカンになっていた。それを見た夏海の様子が突然おかしくなり、何か原因を知っているのではないかと、みんなが彼女を問い詰める。すると夏海は幼い頃にひな人形の髪をバリカンで悪戯した事を白状する。こんなひな人形は飾れないと考えたみんなは、自らがひな人形の代わりとなるために着物を着替え始める。(第73話)

時は5年前にさかのぼる。当時小学5年生だった宮内ひかげが道を歩いていると、洗濯かごとマントをかぶって、虚無僧のような姿をした夏海と出会う。そして夏海からいっしょに「こむそーマンごっこ」なる遊びをしようと誘われる。それを了承したひかげは虚無僧のような姿にさせられ、さらには怪人役にさせられた結果、夏海に脛を蹴られてしまう。それに怒ったひかげは夏海を追いかけ始める。(第74話)

休みを利用して実家に帰って来ていたひかげは、れんげ、一穂と共に実家の畑に野菜を植える事にする。無事野菜は植え終えるが、急な雨に晒されてしまう。するとその様子を見ていたれんげが、雨に晒されている野菜達が可哀想だと言い始める。それを聞いた一穂が畑にビニールハウスを作る事を提案する。(第75話)

小鞠は唐突に晩御飯を自分で作ると言い始めた。夏海は小鞠の料理の腕前を知っているために、それに反対するが、小鞠は意地を張ってますますやる気になっていた。小鞠は夏海を驚かせるためにカレーを作り始めるが、玉ねぎを切るのですら手間取ってしまう。さらに砂糖をたくさん入れれば、今までにない美味しいカレーができるのではないかと考えるが、砂糖まみれの甘いカレーが本当に美味しいのかと思いとどまる。そして奇抜な事をせずに、きちんとしたカレーを作りたいと考えを改め、母親から美味しいカレーの作り方を一から教わるのだった。(第76話) 

第11巻

越谷小鞠一条蛍が日直の仕事をしているあいだ、越谷夏海宮内れんげはその仕事が終わるのを待っていた。そんな中、れんげはつまようじを使って人形を作り遊び始める。するとそれを見た夏海も人形を作って遊び始めるのだった。(第77話)

蛍が越谷家に遊びに来ている中、夏海が昨日のドラマの話を始める。しかし、そのドラマは昔東京で放映されていたもので、蛍はそのドラマの先の展開をすべて知っていた。そのドラマのあまりの滅茶苦茶な展開を蛍から聞いた夏海は、ガッカリしてしまう。そんな中、富士宮このみが越谷家に遊びに来て、そのドラマの話を始めてしまう。(第78話)

吹奏楽部に所属している少女の篠田あかねは、人見知りであるために人前でうまく楽器を演奏できない事を悩んでいた。その悩みを聞いたあかねの先輩であるこのみは、彼女の人見知りを克服させるべく特訓に付き合う事にした。そして次の休みの日、あかねはこのみの家の最寄りの駅に来ていた。そこにこのみの家までの案内役を頼まれたれんげがやって来て、あかねといっしょにこのみの家まで向かう事になる。(第79話)

ゴールデンウィーク中、実家に帰って来ていた宮内ひかげのもとに夏海が遊びにやって来る。しかし、ひかげと夏海は共に宿題が終わっていなかったために、いっしょに宿題をする羽目になる。だが途中で勉強をする事に疑問を持った二人は、宿題をする事をやめてしまう。そして宿題を放りだして遊び始めた二人だったが、宿題をやっていない事が脳裏をよぎり、遊びに集中できなくなる。(第80話)

れんげ達はゴールデンウィークを利用してイチゴ狩りにやって来た。初めてのイチゴ狩りにはしゃぐれんげは、たくさんのイチゴを前にしてより一層興奮してしまう。その後もイチゴ狩りを堪能したれんげは、またイチゴ狩りに来たいと思いながら家路につくのだった。(第81話)

あかねはフルートの練習をするために、このみの自宅を訪れていた。このみはあかねのフルートの腕前が上達している事を知り、次のソロパートはあかねに任せると言い出す。しかし人見知りのあかねは、ソロパートなんて緊張してできないと返す。それを聞いたこのみは、人見知りを克服するために再び特訓をしようと、新たに小鞠や夏海、蛍を紹介する。その三人を前にして最初は緊張してしまうあかねだったが、徐々に緊張が解けてなかよくなっていく。(第82話)

時は9年前にさかのぼる。当時、小学5年生だった加賀山楓は掃除を免除される代わりに、小学校に入学して来るひかげに学校を案内してほしい、と宮内一穂から頼まれる。仕方なく楓はひかげといっしょに学校を回るが、ひかげは生意気盛りで、楓に対して生意気な口ばかり利いてくる。さらには楓を勝手に「駄菓子屋」とあだ名で呼び始め、楓は小さい子供に対して苦手意識を覚えてしまう。(第83話) 

第12巻

ある日、越谷小鞠一条蛍の様子がおかしい事に気づく。もしも蛍に悩みがあるのならば先輩として聞いてやらねばと小鞠は考え、それを蛍に尋ねる。すると蛍は一人でイモリを捕まえに川に行った事を話し始めるが、これまで小鞠がイモリを苦手にしていると考え、その話をしてはいなかったのだ。そして蛍はその話の流れから、いっしょにイモリを捕まえに行こうと小鞠を誘う。蛍の予想通り小鞠はイモリが苦手だったが、その誘いを断れず、嫌々ながらいっしょに川に行く事になってしまう。(第84話)

宮内れんげは、みんなでキャンプに行く事になった。夜も更けてみんなでテントに入る中、越谷夏海が黒蜜を取り出し、これでカブトムシを捕まえに行かないかと提案する。れんげはその話に乗り、夏海と二人で夜の森の中に入っていく。その後、酒を呑んで眠っていた宮内一穂がその事を知り、酔ったまま二人を追って森の中へと入っていく。(第85話、第86話)

れんげと一穂は、庭の畑で育てたトマトの美味しさを知り、このトマトをみんなにも分けてあげたいと言い出す。そして、れんげは蛍や小鞠に次々とトマトを配り始める。そんな中、れんげは道端で自分よりも小さな子供が迷子になって泣いているところに遭遇。れんげは持っていたトマトをあげて子供を泣き止ませつつ、交番まで彼女を案内する。(第87話)

暇を持て余していた夏海は小鞠を遊びに誘うが、自由研究の課題が忙しいからと断られてしまう。すると夏海は、小鞠の自由研究の課題を手伝ってあげると申し出る。自由研究の課題を何にするかも決まっていない小鞠のために夏海は、自由研究のアイディアを次々と提案するが、それはすべてが微妙なものばかりだった。(第88話)

吹奏楽部に所属している篠田あかねは、楽器の練習をするために先輩である富士宮このみの家を訪ねるが、約束していた日付を間違っていた事に気づく。そこへれんげがやって来て、このみを呼びに行こうとするが、日付を間違えた事がバレたら恥ずかしいという理由から、あかねはれんげを止める。そして二人は、仕方なくいっしょに遊ぶ事にするのだった。(第89話)

蛍は自由研究の課題として、しゃべって歩く小鞠のぬいぐるみを自作しようとしていた。そして苦労の末に工作キットを駆使して、そのぬいぐるみを完成させる。その完成を喜ぶ中、蛍が少し席を外しているあいだに小鞠のぬいぐるみが外へと出て行ってしまう。すると近くを歩いていたあかねが、しゃべって歩く小鞠のぬいぐるみを発見する。(第90話)

時は5年前にさかのぼる。当時小学生だった夏海は、みんながれんげばかりに構うのに対し、嫉妬していた。それを聞いた加賀山楓達は、仕方なく夏海といっしょに遊ぶ事にするが、そこでもみんなはれんげに構ってばかりで、夏海はまたしても機嫌を損ねてしまう。そんな中、れんげがいっしょに遊ぼうと夏海を誘う。こうして二人なかよく遊ぶうちに、夏海の嫉妬心も薄れていくのだった。(第91話)  

登場人物・キャラクター

主人公

小学5年生の少女だが、身長164cmと発育が良く、近所のおばさんから大人と間違われるほど。両親の仕事の都合で、東京からすごく田舎の地域に引っ越し、小学・中学合わせて生徒が自分も含めて5人しかいない「旭... 関連ページ:一条 蛍

小学・中学合わせて生徒が5人しかいない「旭丘分校」に通う。中学2年生の少女だが、身長140cm未満ととても小柄。みんなで海水浴に行ったとき、迷子扱いされたことがある。身長が低く、子供体型であることを気... 関連ページ:越谷 小鞠

小学・中学合わせて生徒が5人しかいない「旭丘分校」に通う中学1年生の少女。越谷小鞠は一歳違いの姉。越谷卓は二歳違いの兄。身長155cmで、髪は長めのショートで後ろをポニーテールをしている。髪の色は赤み... 関連ページ:越谷 夏海

小学・中学合わせて生徒が5人しかいない「旭丘分校」に通う小学1年生の少女。髪は長いツインテールで、髪の色は薄い紫に描かれる。一人称は「ウチ」で、語尾に「のん」をつける。「にゃんぱす」という、意味不明の... 関連ページ:宮内 れんげ

小学・中学合わせて生徒が5人しかいない「旭丘分校」に通う中学3年生の少年。小鞠と夏海の兄。唯一の男子生徒で、眼鏡をかけている。ほとんどしゃべらないため存在感が薄く、名前も作中の説明書きやキャラ紹介以外... 関連ページ:越谷 卓

「旭丘分校」のただ一人の教師で24歳の女性。髪型はポニーテール。ひかげとれんげの姉(歳はそれぞれ離れている)。学校以外でも、子供たちの保護者として旅行などに付き添う。「旭丘分校」の生徒は学年が一人ずつ... 関連ページ:宮内 一穂

「旭丘分校」の卒業生の女性で20歳。宮内一穂を「先輩」と呼ぶ。実家が駄菓子屋なので、愛称も駄菓子屋で、「旭丘分校」の生徒の頃からそう呼ばれていた。駄菓子屋以外にも通販の取り寄せなども行っており、単行本... 関連ページ:加賀山 楓

越谷 雪子

卓・小鞠・夏海の母。年齢不明。夏海のひどい成績やイタズラを非常に厳しく叱るが、れんげや一条蛍に越谷家の朝食をふるまうなどの面倒見の良さもある。中学生くらいのとき、乳児だった宮内一穂の面倒を見ていた。

宮内 ひかげ

「旭丘分校」の卒業生の少女で、東京の高校に通っており、休みに新幹線で帰省する。れんげの姉で一穂の妹。愛称はひか姉。東京自慢をするが、たいてい一条蛍の東京経験のほうが上で、自尊心を砕かれる。あっとの作品『こあくまメレンゲ』の主要キャラクターであった。

富士宮 このみ

「旭丘分校」の卒業生の少女で、地元の高校に通っている。部活は吹奏楽部。越谷家の隣に住んでいて、小鞠や夏海と遊ぶ。一条蛍と音楽やファッションの話が、問題なくできる知識を持っている。単純な手品で宮内れんげをだまして楽しんだりした。

夏休み中に父の実家へ遊びに来たとき、宮内れんげと会って友人になり、れんげの案内で豊かな自然を見て回って楽しんで、一緒に写真を撮った。小学1年生。年長者としか関係がなかったれんげにとって、初めての同年代... 関連ページ:石川 ほのか

蛍の父母

一条蛍の両親。ともに、名前と年齢不明。仕事の都合でこの土地へ引っ越してきた(職業は不明)。母は早くから登場しており蛍を大人にしたような顔で、髪を一房三つ編みにしている。また、父が作中に姿を見せるのは36話の「道普請」の回になってからで、ギザギザ頭で細長いメガネをかけている。

場所

旭丘分校

『のんのんびより』の舞台となる学校。作品中で「旭丘」以外の地名などは、意図的にあいまいにされており、日本のどこかの「超のつく田舎」の学校、ということしか示されていない。校舎は、もう何十年も前に建てられた木造平屋建てのもので、雨漏りでところどころ木の廊下が腐っている。

アニメ

のんのんびより

小学5年生の一条蛍は、両親の仕事の都合で、5時間に1本しかバスの来ない田舎町に引っ越す。そこで中高一貫校の旭丘分校に転入。旭丘分校の全校生徒5人の、山菜摘みや川での魚釣り、春のお花見など、自然溢れる環... 関連ページ:のんのんびより

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