概要・あらすじ
スイスから来た季節はずれの転校生で見た目がブタの主人公、後白河葉月は、ケタ外れの超富豪。教師から葉月の世話役を依頼されたクラスメイトの金田角子や小山田美代のとまどいを軸に、葉月の異常な金銭感覚や、ワガママっぷりを描く。後に、見た目がブタなのは何故かという後白河家の秘密が徐々に明かされていく。
登場人物・キャラクター
後白河 葉月 (ごしらかわ はづき)
高校3年生。スイスから帰国し、私立藤の宮学院高等部女子部に転入。超富豪の令嬢だが、見た目がブタ。特に、指先と鼻にブタの特徴が出ている。常にセラピストとボディーガードを連れて登校。ケタ外れの超富豪ぶりを見せつける。
金田 角子 (かねだ すみこ)
後白河葉月のクラスメイト。メガネをかけている秀才。教師から大学合格の条件と引き換えに、葉月の世話役を依頼される。葉月の見た目に、常に疑問を感じている。通称、スミちゃん。神奈川出身。将来の夢は弁護士。
小山田 美代 (おやまだ みよ)
後白河葉月のクラスメイト。通称、ミヨちゃん。東京出身。
エリザベス中村 (えりざべすなかむら)
後白河財団に籍を置く、後白河葉月のボディーガード。サングラスにボディコンで、葉月の登校時に常に付き添い、葉月に近づく人物のボディーチェックをする。後白河グループ解散後は、スミちゃんと葉月が住むアパートの近くで住み込みのコンビニ店員として働く。
石山 岩男 (いしやま いわお)
後白河財団に籍を置く、後白河葉月のセラピスト。サングラスにスーツ姿で、葉月の登校時に常に付き添う。ノートパソコンを常に持っており、後白河財団のデーターベースへのアクセスやインターネットの利用などで、葉月に近づく人物のチェックをする。後白河グループ解散後は、アメリカのコロンビア大学心理学科に戻り、後に教授となる。
浦霞 しずく (うらがすみ しずく)
自称、学院の女王。実家が金持ちなのが自慢だが、ケタ外れな超富豪の後白河葉月の前に、立場が危うくなっている。
おじい様 (おじいさま)
後白河財団のオーナーにして、後白河葉月の養父。事故で一人息子と妻、孫娘を失う。当時自身が持っていた農場で大家族と暮らしていたブタの子どもが、孫に似ていたため葉月と名付け養女にした。
場所
藤の宮学院高等部女子部 (ふじのみやがくいんこうとうぶじょしぶ)
私立学校。主人公の後白河葉月や金田角子、小山田美代が通う高校。
後白河家 (ごしらかわけ)
後白河財団のオーナーであり、後白河葉月の養父であるおじい様が住む大邸宅。
後白河家の別荘 (ごしらかわけのべっそう)
海が見える高台にある後白河家所有の別荘。後白河葉月曰く「こじんまりとしてステキな別荘だけれど、ゲストルームが六つしかない」という広さ。
その他キーワード
チョモランマ・ベリー・ブルーリーフ (ちょもらんまべりーぶるーりーふ)
後白河葉月が1日1回飲んでいる薬。略して「チョベリブ」。脳の発達を飛躍的に促進させる効果があり、後白河グループのドクターが開発した。葉月は、この薬を投与していないと発達した脳が後退してしまい、ブタに戻ってしまう。スイス銀行の貸金庫に調合データがある。