きみとバラ色の日々

きみとバラ色の日々

ひろちひろが『ふたりで恋をする理由』の次に連載を開始した作品。現代日本のごく普通の高校が舞台で、望月のばらは、初恋もまだしたことがない高校2年生。ある日、2週間学校を休んでいた生徒に勉強を教えることになるが、その相手は、悪い噂の絶えない男子生徒の瀬戸原轟だった。正反対な二人の恋愛を描いた学園ラブストーリー。集英社「マーガレット」2023年12号より連載。

正式名称
きみとバラ色の日々
ふりがな
きみとばらいろのひび
作者
ジャンル
恋愛
 
学園
レーベル
マーガレットコミックス(集英社)
巻数
既刊1巻
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恋に憧れる真面目女子×悪い噂が絶えない超美形

望月のばらは、まだ初恋もしたことがなく、浮ついた噂もない16歳の女の子。周囲からは真面目に見られているが、本人はいつか恋をして、バラ色の毎日を送りたいと考えている。瀬戸原轟は、美しく端正な外見に反して「きれいなお姉さんと夜の街に消えていった」「警察沙汰を起こした」といった、悪い噂が絶えない、学年一の有名人。本来なら交わることがなさそうな二人だが、教師からの頼みで、のばらが瀬戸原の補習を担当することになる。恐る恐る接するのばらだったが、何度か会ううちに、瀬戸原の意外な一面を垣間(かいま)見る。正反対な性格の二人が、次第に惹(ひ)かれ合うようになっていく王道のストーリーが本作の特徴である。

ミステリアスなヒーローに惹かれるヒロイン

のばらは、すぐに人を信じてしまう性格で、人から頼まれると断れないタイプの人間である。瀬戸原の補習担当も、教師がやるべき仕事を体よく押し付けられただけであり、クラス委員になったのも、教師に「いい経験だから」と丸め込まれた結果であった。瀬戸原は、そんなのばらの性格を一目で見抜き、遠回しに忠告したり、巧みな手口でナンパする男から助けたりする。口が悪く無愛想な瀬戸原だが、本当は優しく、世間知らずなのばらをいつも気遣っているのだ。とっつきが悪い瀬戸原だが、のばらは、彼の本当の姿を知りたくて、近づいてみたいと思うのだった。そんなミステリアスな瀬戸原の姿も、本作の魅力の一つである。

登場人物・キャラクター

望月 のばら (もちづき のばら)

高校2年生の女子。クラス委員を務める。成績優秀で穏やかな性格で、また、人を信じやすいお人好し。初恋もまだだが、恋をしてバラ色の日々を送ることを夢見ている。実家は花屋。ひょんなことからクラスメイトの瀬戸原轟と一緒に行動するようになり、振り回されながらも彼に好意を抱くようになる。

瀬戸原 轟 (せとはら ごう)

望月のばらのクラスメイトの男子。高身長の超イケメンだが、さまざまな悪い噂を立てられている学校一の有名人。知り合いのバーでアルバイトをしている。新学期開始から2週間休んだため、補習を受けることになり、担当ののばらと話すようになる。無口で無愛想だが、のばらのことは常に気にかけている。

書誌情報

きみとバラ色の日々 1巻 集英社〈マーガレットコミックス〉

第1巻

(2023-08-24発行、 978-4088448282)

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