概要・あらすじ
夜ごとに町を騒がす盗賊の一味、怪盗とんちんかん。その活動は人に危害をくわえず、ターゲットにする品物も大きな損害にならないものばかりだが、あまりに毒にも薬にもならないセコい盗みを繰り返すためむしろもっと金目の物を盗めと警察から言われてしまう始末だった。
そんな世間の声はおかまいなしに、とんちんかんを率いる中学教師・間抜作は常識を無視した言動で人々の日常に混乱をまきちらしていく。
登場人物・キャラクター
間 抜作 (あいだ ぬけさく)
怪盗とんちんかんのリーダー。世間一般の価値観に逆らう言動を極め、常識どころか物理法則まで超越する男。銃や刃物など、どんな武器で攻撃されても死なないか、死んでも復活する。アホを自認するがバカ呼ばわりは嫌う。 礼院棒中学で教師をしつつ裏で怪盗として活動中。意表をついたタイミングでいきなり尻を露出するギャグが得意技。
礼院棒中学 (れいんぼうちゅうがく)
間抜作や吉沢今日子が教師としてつとめ、とんちんかんとあんぽんたんのメンバーが通学している学校。
白井 甘子 (しらい かんこ)
怪盗チームとんちんかんのメンバー。礼院棒中学の女子生徒。怪盗として行動するさいの呼び名はシロン。透視、テレパシー、念動力を操る超能力者。ふだんは能力に一定の限界があるが、感情が激しく荒らぶると大規模な破壊現象を引き起こす。 動物好きだが爬虫類や虫は苦手。仲間のレッドこと中東風と仲良くなっていく。
怪盗とんちんかん (かいとうとんちんかん)
『ついでにとんちんかん』に登場する集団。ほとんど値打ちのない、つまらない物品のみを専門に盗む盗賊団。事前に予告状を送りつけ、盗みのさいには人を死傷させないことがモットー。メンバーの東風・珍平・白井甘子から名前の頭をとってとんちんかんと称する。 リーダーは間抜作。
怪盗あんぽんたん (かいとうあんぽんたん)
『ついでにとんちんかん』に登場する集団。怪盗とんちんかんに対抗するもう一組の盗賊トリオ。チーム名もとんちんかんと同じく、構成員の名前から取っている。
中 東風 (ちゅん とんぷう)
怪盗とんちんかんのメンバー。礼院棒中学の男子生徒。怪盗として行動するさいの呼び名はレッド。拳法の使い手で、カンフースタイルの服とシューズを着用している。基本的に女の子にモテるタイプだが、特に仲間のシロンこと白井甘子と仲良くなっていく。
発山 珍平 (はつやま ちんぺい)
怪盗とんちんかんのメンバー。礼院棒中学の男子生徒。怪盗として行動するさいの呼び名はグリン。知能指数が200に達する天才少年。盗みのさいは、その高い知力と技術力により造ったメカニックを駆使する。 身長が低いの気にしている。
天地 無用 (あまち むよう)
警察官。怪盗とんちんかんを追う警察署に務める若者。抜作に匹敵するアホさを見込まれ、とんちんかんのリーダーへの対抗手段として署に配された。抜作の元教え子であり、彼を師として厚く尊敬している。 意表をついたタイミングでいきなり下半身の前を露出するギャグが得意技。
吉沢 今日子 (よしざわ きょうこ)
礼院棒中学の女性教師。2年2組のクラス担任をつとめる。担当科目は音楽。抜作へ熱烈な片想いをしている。感情が高ぶると猛獣を素手で倒すほどの人間離れした力を発揮する。
場所
ついでに町 (ついでにちょう)
抜作たちの在籍する礼院棒中学の学区であり、天地の所属する警察署の管轄。怪盗とんちんかんのつまらない盗みや抜作のアホな行動で住民たちは迷惑している。
クレジット
原作
ついでにとんちんかん
礼院棒中学の教師である間抜作と、その生徒である東風、珍平、甘子は怪盗とんちんかんという名の怪盗チーム。しょーもなく価値のないものばかり盗む彼らの活躍を描くギャグ漫画。抜作先生を中心とするナンセンスなギ... 関連ページ:ついでにとんちんかん