とりぱん

とりぱん

東北に住居を構える作者とりのなん子が、庭に訪れる野鳥や季節の移り変わり、日常にあった出来事を綴る。暮らしと共にある自然の姿をありのままに描く。とりのなん子のデビュー作。

正式名称
とりぱん
ふりがな
とりぱん
作者
ジャンル
エッセイ
レーベル
ワイドKC(講談社)
巻数
既刊33巻
関連商品
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概要・あらすじ

東北地方に住む漫画家とりのなん子は、野鳥が大好き。庭に野鳥のエサ台を設置して、日々エサやりと観察をして過ごしている。厳しい冬や、春の山菜、季節ごとの野鳥の可愛らしさなど、自然豊かな東北のありのままの暮らしを紹介していく。

登場人物・キャラクター

とりのなん子 (とりのなんこ)

作者自身。東北地方に住む。野鳥が大好きで、実家の庭先にエサ台を設置し、観察をしている。山菜も好きで、よく近所に生える山菜を採ってくる。昆虫も好き。連載当初は実家に暮らしていたが、2006年夏から近所の庭付きの一軒家に引っ越した。

ぽんちゃん

『とりぱん』に登場する野鳥。青ゲラ。赤い頭頂部が特徴的。普段は森に暮らしているが、冬はとりのなん子の設置したエサ台にやってくる。エサ台にやってくる野鳥の中では体が大きく、ほかの野鳥からは恐れられている。性格はマイペース。牛脂が好き。

ヒヨちゃん

『とりぱん』に登場する野鳥。ヒヨドリ。体色は灰色で、とりのなん子の設置したエサ台にやってくる野鳥の中では体が大きい。夏は森に暮らし、秋~春はなん子の設置したエサ台にやってくる。気性は荒く、縄張り意識が強い。甘い果物が大好き。よくつぐみんのエサを強奪している。

つぐみん

『とりぱん』に登場する野鳥。ツグミ。渡り鳥で、越冬のためシベリアからやってくる。臆病で、とりのなん子の設置したエサ台には上がらない。エサ台から地面に落ちたエサを食べている。ほかの鳥なら見向きもしない果物の皮でも好んで食べる。よくヒヨちゃんにエサを強奪されている。

なん子の母 (なんこのはは)

『とりぱん』の登場人物で、とりのなん子の母。眼鏡をかけている。料理名人で、キレイ好き。なん子とともに野鳥を見守る。青ゲラなど珍しい野鳥が好き。家庭菜園でいろいろな野菜を育てている。

なん子の兄 (なんこのあに)

『とりぱん』の登場人物で、とりのなん子の兄。小学校教員。結婚している。同居していないため、あまり登場しない。

かまさん

『とりぱん』に登場する昆虫。メスのカマキリ。晩秋にとりのなん子の家の前で衰弱していたところを保護された。なん子は保護した当初、オスだと思っていた。生きた虫しか食べない。1ヶ月ほど飼育したが、産卵した後、寿命を迎えた。

エナガ

『とりぱん』に登場する野鳥。群れで行動する。小柄で毛がふわふわしている。牛脂が好き。性格は大胆で人を恐れない。あまりとりのなん子の庭にはやってこない。

オナガ

『とりぱん』に登場する野鳥。群れで行動し、よくとりのなん子の設置したエサ台を占領する。細身で尾が長く、見た目は美しい。オナガがいるときは、気性の荒いヒヨちゃんでもエサ台に近づくことはできない。

白鳥 (はくちょう)

『とりぱん』に登場する野鳥。越冬のためT松の池に飛来する。大集団で行動する。たおやかな容姿に反して、気性は荒い。人間が手からエサやりすると、噛み付かれることがある。

ミーちゃん

『とりぱん』に登場する猫。近所の飼い猫。キジトラのオス。よくとりのなん子の実家に勝手に上がり込む。太り気味。なん子やなん子の母によくなついているが、気まぐれな性格で、時々噛み付くことがある。

パセ太 (ぱせた)

『とりぱん』に登場する昆虫。キアゲハの幼虫。とりのなん子のパセリの植木にいつのまにか住みついていた。食欲旺盛で、行動的。サナギになるまで育ったが、羽化することはなかった。

場所

T松の池

『とりぱん』に登場する池。とりのなん子の自宅の近所にある。白鳥などの渡り鳥が越冬のため飛来する。池のほとりでは、エサが売られている。また、近所の人々も定時にエサをあげている。厳冬期には凍りつくこともある。20~30年前はスケート場として賑わっていた。

その他キーワード

エサ台 (えさだい)

『とりぱん』に登場する野鳥のエサを置いておく台。とりのなん子が野鳥を観察するために自分で制作した。実家の庭先に設置してある。冬になると、森でエサを取れなくなった野鳥たちで大賑わい。夏になると森でたくさんエサがとれるので、野鳥は寄り付かなくなる。

書誌情報

とりぱん 33巻 講談社〈ワイドKC〉

第1巻

(2006-03-21発行、 978-4063375947)

第2巻

(2006-09-22発行、 978-4063376067)

第4巻

(2007-10-23発行、 978-4063376289)

第5巻

(2008-05-23発行、 978-4063376418)

第6巻

(2008-11-21発行、 978-4063376562)

第7巻

(2009-05-22発行、 978-4063376715)

第8巻

(2009-11-20発行、 978-4063376791)

第9巻

(2010-05-21発行、 978-4063376951)

第10巻

(2010-11-22発行、 978-4063377064)

第14巻

(2013-03-22発行、 978-4063377781)

第15巻

(2013-10-23発行、 978-4063377866)

第16巻

(2014-05-23発行、 978-4063377972)

第17巻

(2014-11-21発行、 978-4063378085)

第18巻

(2015-06-23発行、 978-4063378313)

第19巻

(2016-03-23発行、 978-4063378436)

第20巻

(2016-10-21発行、 978-4063378535)

第21巻

(2017-05-23発行、 978-4063378627)

第22巻

(2017-11-22発行、 978-4065104491)

第23巻

(2018-07-23発行、 978-4065118924)

第24巻

(2018-12-21発行、 978-4065141458)

第25巻

(2019-07-23発行、 978-4065162934)

第26巻

(2020-03-23発行、 978-4065189252)

第27巻

(2020-10-23発行、 978-4065208601)

第28巻

(2021-05-21発行、 978-4065231104)

第29巻

(2021-12-23発行、 978-4065260821)

第30巻

(2022-08-23発行、 978-4065288238)

第31巻

(2023-04-21発行、 978-4065315064)

第32巻

(2023-11-22発行、 978-4065336861)

第33巻

(2024-07-23発行、 978-4065362082)

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