とんでもナイト

とんでもナイト

天才的な科学者である屋敷ムサシが作ったボディーガードロボットの小次郎と、ムサシの娘である屋敷カンナの不思議な恋愛模様をコメディタッチで描く。カンナが小次郎に向ける恋愛感情に応じ、ロボットのはずの小次郎にも徐々に変化が現れてくる。

正式名称
とんでもナイト
ふりがな
とんでもないと
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

天才的な科学者屋敷ムサシは、高校生になる屋敷カンナのことを大事にし過ぎるあまり、ボディーガードロボットである小次郎を作り上げる。小次郎のことをはじめは嫌っていたカンナだったが、小次郎はロボットでありながら感情を持っていることを知る。そして、自分を守ってくれる小次郎にカンナは徐々に惹かれていく。

登場人物・キャラクター

屋敷 カンナ (やしき かんな)

普通の女子高生だが、少々乱暴な一面がある。素直に感情を表現することが苦手で、内面は非常に乙女であるが口よりも先にどうしても手や足が出てしまう。小次郎に対して恋心を抱き、過保護な屋敷ムサシに刃向かいながらデートをしようと何度も試みることになる。基本的に甘えたがりのタイプ。

小次郎 (こじろう)

屋敷ムサシによって作られた、屋敷カンナのボディーガードロボット。当初は感情を持っていなかったが、カンナを守りながら高校生活を送るうちに人間らしさが生まれてくる。特に、カンナとのやり取りを繰り返すことで、ロボットにはない人の心を獲得していく。感情が高まると首が取れてしまう。

屋敷 ムサシ (やしき むさし)

屋敷カンナの父親であり、娘を溺愛する天才科学者。カンナと小次郎の仲が深まる様子を見て、小次郎の記憶を勝手に消そうとするほどの親ばかである。だが、小次郎を「感情を持つ危険なロボット」と判断しており、世紀の大発明でありながらも学会で発表しようとしない常識的な一面も持つ。成長した小次郎がカンナを思う姿を見て、屋敷ムサシ自身の気持ちにも変化が生まれる。

シズエ

屋敷ムサシの家に仕えるお手伝いさん。料理や掃除など家事一般については、彼女がすべて担当している。小次郎がロボットであることを知っている人間の一人で、その能力の高さに思わず面白がって遊んでしまうお茶目さを持っている。

田之倉 圭介 (たのくら けいすけ)

屋敷ムサシの技術に惚れ込み、弟子にしてもらおうと押し掛けてきた青年。自力でロボットの56号を作り上げるほどの才能を持っているが、科学者としては技術・メンタル共に未熟な部分が多い。屋敷カンナと小次郎の関係や、自分の作った56号の成長を見ることで「科学」や「ロボット」についての考え方を改めていく。

56号 (ごじゅうろくごう)

田之倉圭介が作ったロボット。人型ではなく、成人男性の膝あたりまでのサイズで、卵に手と足が生えたような小型ロボット。自立して動けるが基本的には人が話した言葉をオウム返しすることしかできず、圭介からも「ロボット」と認められていない。

林堂 美緒 (りんどう みお)

屋敷カンナと同じ高校に通う女子高生。林堂匠の双子の妹。清楚ではかなげでかわいいという、男ならば思わず守ってあげたくなるような女の子。しかし、性格は黒い部分を持っており、カンナと小次郎のカップルを妬んでいた。学校のイベントを通し、カンナたちに対する見方が変わってくる。

林堂 匠 (りんどう たくみ)

屋敷カンナと同じ高校に通う男子高校生。林堂美緒の双子の兄。プライドが高く優秀な人物だが、小次郎が学校にやってきたことで、成績が常に2番手になってしまった。美緒から小次郎とカンナの仲を引き裂こうと持ち掛けられた際にはその計画に乗ってしまったが、最終的には実力で小次郎に勝ちたいと考える、正々堂々としたタイプ。

土門 竜二 (どもん りゅうじ)

屋敷ムサシとは高校からの付き合いがある人物で、科学者の一人。ムサシとは違い、自分の実力を認めさせるためならば手段を選ばない。小次郎の存在を知ると、屋敷カンナを人質にしてまで小次郎を自分のものにしようと画策する。

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