なおりはしないが、ましになる

なおりはしないが、ましになる

片づけられない、集中力がない、協調性がない。OLを辞めたことでその症状がより酷くなり、病院に行くことを決意した漫画家のカレー沢薫。数々の問題を抱える彼女が、発達障害を疑い、通院、検査、治療に至るまでをわかりやすくまとめた体験談マンガ。担当編集に突っ込みを入れたり、入れられたりしながら、重くなりそうな発達障害のエピソードをシュールな笑いとフィクションを交え、コミカルに描く。1話8ページの作品。医学博士でもある東京リワーク研究所の五十嵐良雄が医療監修を務め、コミックスでは発達障害についてのコラムも掲載している。小学館「月刊!スピリッツ」2020年1月号から連載。

正式名称
なおりはしないが、ましになる
ふりがな
なおりはしないが ましになる
作者
ジャンル
エッセイ
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
巻数
既刊2巻
関連商品
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概要・あらすじ

漫画家のカレー沢薫は、部屋の片づけができず、仕事部屋は足の踏み場がない。仕事するためには、まず自分が座るスペースを作らなくてはならず、ぎゅうぎゅうに積まれた物たちは一日一回は雪崩を起こす。カレー沢はこれまでOLをしながら漫画を描いていたが、9年近く勤めた会社を辞め、時間に余裕ができた。にもかかわらず、部屋は荒れる一方で、漫画のクオリティが上がるわけでもなく、原稿アップはいつもギリギリ。会社を辞めてあいた10時間はすべて「脱線」に費やしていたことに気づく。思い返せば子供の頃から、落ち着きがなく、集団行動ができない。集中力がないため、独自の世界に入り込み、人の話を聞かないなどの問題があった。仕事を辞めたことによって、自分の異常性を顕著に感じることになったカレー沢は、担当編集の諸葛亮に病院を探してもらい、東京のメディカルケア虎ノ門を訪れた。そこで先生に症状を話すと「発達障害が原因かもしれません」と検査を勧められる。カレー沢は検査を受けることを承諾したものの、「自己中心的で怠け者なだけで、病院にくるようなことなのだろうか」とか、「何か見つかって、逆にあきらめの気持ちが生まれてしまうのでは」と、さらなる不安に襲われるのだった。

登場人物・キャラクター

カレー沢 薫 (かれーざわ かおる)

女性漫画家。片づけられず、仕事部屋は荷物が山積みになっていて床は見えない。落ち着きがない、集中力がない、協調性がないなどで対人関係に問題を抱えている。9年近く会社勤めをしていたが、副業がバレて退職。仕事もできないため、同僚からも嫌われていた。仕事を辞めて空き時間ができたはずなのに、すぐに脱線して別のことを始めてしまい、逆に病んで病院に行く決意をする。電話も苦手で、人と目を合わせて話をすることもできない。病院で検査の結果「不注意型ADHD、ASDの傾向あり」と診断される。中国地方在住で夫と二人暮らし。仕事部屋以外は夫が片づけ、掃除をしてくれる。マンガではショートカットの人間の姿と、丸い雲のような黒い塊に目鼻口がついた陰毛の姿に変化する。かなりの偏食で朝昼はドリンクのみ、夜はパスタにお菓子という食生活を週6で10年くらい続けている。

諸葛 亮 (しょかつ りょう)

カレー沢薫の担当編集者。スピリッツ編集部に所属する女性で、高めのツインテールに横に真っすぐ切りそろえた前髪が特徴。カレー沢に常識的なつっこみを入れる役目だが、逆につっこみを入れられることも多い。スケジュールにスキマを作るのが嫌いなため、前の予定が押して、よく遅刻してしまう。

クレジット

医療監修

五十嵐良雄

書誌情報

なおりはしないが、ましになる 2巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第2巻

(2022-07-29発行、 978-4098614066)

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