なないろ革命

女子中学生同士の学校内のいじめを描いた物語。学校内で仲間はずれにならないように気を配らなければならない女子中学生たちの、友だち付き合いの難しさを描いた作品。

正式名称
なないろ革命
作者
ジャンル
学園
レーベル
りぼんマスコットコミックス(集英社)
巻数
既刊7巻
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あらすじ

第1巻

栗山奈菜は中学校に入学してからも、小学生時代からの友達・小嶋ゆゆのわがままに振り回されていた。自分の髪型や持ち物もすべてゆゆに合わせなくてはならない現状に対し、奈菜は違和感を覚えていたが、孤立するのが怖くてなにも言えずにいた。そんな中、となりの席になった詩丘望だけが奈菜の心情を察し、自分の気持ちを伝えるべきだと奈菜の背中を押す。詩丘の助言によって奈菜はゆゆのわがままに振り回される事はなくなったが、クラスのみんなには奈菜がゆゆをいじめているように見えてしまい、奈菜は苦悩する。そんな奈菜にちほみは、ゆゆのわがままに振り回されていた奈菜の気持ちがわかると接近し、二人はゆゆを無視し始める。さすがにこれはやり過ぎだと考えた奈菜は、梓とちほみにゆゆを仲間外れにするのをやめるよう助言するが、今度は奈菜が、ゆゆや梓、ちほみから無視や嫌がらせを受けるようになってしまう。そんな中、奈菜と詩丘が親しくなっている事を知ったゆゆは、あえて自分は詩丘が好きだとクラス中に宣言。そして周囲に、奈菜がゆゆの気持ちを知りながら、詩丘にちょっかいを出しているという印象を植えつけるのだった。

第2巻

栗山奈菜はクラスで孤立したまま、新入生対象のオリエンテーション合宿に出発する。バスやウォークラリーなどで奈菜は仲間はずれにされ、小嶋ゆゆの姑息な手段によってさらに孤立を深めていく。いつしか、クラスの男子達のあいだでも奈菜が悪者だという印象が根づき始めるが、そんな中、詩丘望が奈菜をフォローし、さらに奈菜自身が勇気を出して自分の気持ちを周囲に訴えた事から、少しずつ奈菜を取り巻く環境は改善されていく。そんな状況を察したゆゆは、奈菜に対して再び親しげに話し掛けるようになる。しかし、ゆゆを信じる事のできない奈菜は彼女と距離を取り始める。

第3巻

栗山奈菜は、自分と同じように孤立していた別クラスの紺野ひまりと知り合い、趣味も同じ事からすぐに親しくなる。中学校生活で初めて、心からいっしょにいて楽しいと思える相手に出会えた事で、奈菜は小嶋ゆゆ達からあからさまな嫌がらせを受けても気にせず過ごせるようになっていた。しかし、ゆゆは奈菜がひまりと親しくしている事を知り、今度はひまりに接近する。ゆゆは自宅で詩丘望ら男子を交えた勉強会を開き、ひまりを招待する。そこでゆゆはひまりに奈菜との思い出話をする事で、奈菜を大切に思っているのに、なぜか最近避けられていて寂しいと印象づける事に成功。奈菜とゆゆの関係がうまくいっていない事を知らないひまりは、ゆゆの言葉を信じてしまうだけでなく、自分が奈菜とゆゆを仲直りさせなくてはいけないと思い始める。一方の奈菜は、ゆゆともうかかわりたくないと思っているため、相変らずゆゆとの接触を避けていた。そんな中、奈菜がひまりと遊ぶ約束を取りつけると、なぜか待ち合わせ場所にゆゆが現われる。

第4巻

紺野ひまりと遊ぶ約束をしていたにもかかわらず、約束の場所に小嶋ゆゆも現れた事に栗山奈菜はショックを受け、そのまま帰宅する。次の日、奈菜はひまりからの謝罪メッセージにもうまく返答できずに思い悩んでいた。奈菜は校門の前で詩丘望と会い、そのまま学校をサボってしまうが、頭の中はひまりの事でいっぱいだった。そんな奈菜と詩丘の姿を目撃したゆゆは、ひまりに奈菜は女友達といるよりも男といた方が楽しそうだと焚きつけ、奈菜とひまりの友情に亀裂が入り始める。しかしひまりは、ゆゆが自分と奈菜を引き放そうと画策している事に気づき、奈菜に本音を打ち明けて仲直りに成功する。そんな中、ゆゆは国語の時間に小学校時代からの奈菜との友情についての作文を発表し、これまで奈菜に嫌がらせをしていた事実を素直に認め、クラスメイトの前で謝罪する。だが、これまで奈菜を悪者にして来たゆゆの言動に裏切られた気分になったクラスメイト達は、今度はゆゆを無視するようになる。

第5巻

相変らず小嶋ゆゆはクラスで孤立しており、栗山奈菜はそんなゆゆと適度な距離を取っていた。一方、奈菜は詩丘望の事が気になり始め、紺野ひまりも詩丘に好意を抱くようになっていた。奈菜は自分の本心を隠し、友情を壊したくない思いからひまりの背中を押してしまう。そしてひまりは詩丘に告白し、休日に会う約束を取りつける事に成功する。そんなひまりの喜ぶ姿を見た奈菜は、少しずつひまりと距離を置くようになるのだった。そして迎えた夏休み。突然、ゆゆが奈菜の家に遊びに行こうと誘いにやって来る。奈菜はゆゆに、ひまりと詩丘がほかの友達を誘って遊園地に行く集合場所に連れて行かれ、ひまりがあえて奈菜に声をかけていなかった事を知る。そしてひまりは奈菜に対し、本当は奈菜が詩丘に好意を抱いている事に気づいており、自分に打ち明けてくれなかった事が悲しかったと訴える。

第6巻

栗山奈菜は、突然小嶋ゆゆから優しくされるようになり、ゆゆから奈菜以外の友情はいらないと告げられる。物事が奈菜にとって有利に運ぶようにと、ゆゆは周囲の人達に迷惑行為を繰り返し、奈菜はこのままではいけないと危機感を覚え、これ以上ゆゆが周囲に迷惑をかけないようにいっしょに行動する事を決意する。一方のゆゆは、紺野ひまりは必要ない存在だからと、奈菜に連絡先を消すよう強要する。奈菜はゆゆを変えるためならば仕方がないと、一時的にひまりとの交流を断つ。その後もゆゆの奈菜への執着はやむ事はなく、ついに奈菜はゆゆに苦言を呈する。さらに奈菜とひまりとの関係も復活した事から、ゆゆは登校を拒否するようになってしまう。そしてゆゆはクラスメイト達に、奈菜のせいで登校できないというメッセージを送り、再び入学当初のように、奈菜がゆゆに嫌がらせをしているという印象を与える事に成功する。そんな中、奈菜がゆゆに会いに行くと、今後自分だけといっしょにいてくれるなら登校するが、そうでなければずっと学校を休み続けると脅しをかけるのだった。

第7巻

中学2年生に進級した栗山奈菜は、小嶋ゆゆを不登校にした陰湿な女だという噂が流れ、新しいクラスでも友達ができずに孤立していた。それでも奈菜は、詩丘望や紺野ひまりのサポートもあって無事に中学校を卒業する。そして高校の入学式、奈菜の前に自分と同じヘアスタイルをしたゆゆが現われる。ゆゆは過去の事はまったく気にしていない素振りを見せ、奈菜の事も苗字で呼ぶなど距離を取っていた。しかし奈菜が橘伊央と親しくなると、ゆゆは二人のあいだに割って入って来るようになる。そんなゆゆに対して伊央は、奈菜に近づくために自分を利用しないでほしいと告げる。伊央の存在を面白くなく感じたゆゆは、裏工作により伊央を友達のさやかと仲違いさせる事に成功する。

第8巻

小嶋ゆゆは執拗に橘伊央に攻撃し、伊央をクラス内で孤立させる事に成功する。しかし、栗山奈菜の取り計らいによって伊央とさやかは仲直りをし、ゆゆも伊央にはかかわらなくなっていく。同時にゆゆは奈菜とも距離を置くようになり、奈菜にとっては平和な日々が続く。そんな中、奈菜のクラスでは試験終了後のお疲れ会を催す事になり、ゲームに負けた者は事前にそれぞれ個人の秘密を書いた紙を読み上げる事となった。しかし紙の内容は、個人的な悪口ばかりにすり替えられており、クラス内はギスギスとした雰囲気が漂うようになってしまう。そしてゆゆは自ら紙を差し替えた犯人だと名乗り出て、見せかけばかりの友情を築いている奴らには興味がないと堂々と言い放つ。当然のごとくゆゆは、クラス内で嫌がらせを受けるようになるが、ゆゆはまったく気にせず、一人で学校生活を送るようになる。そんなゆゆを見ていられない奈菜が、あえてクラスメイトの前でゆゆを叱責する事で、ゆゆへの嫌がらせは終わる。そして奈菜はゆゆを誘い、小学生の頃にいっしょに遊んだ公園へと向かうのだった。

登場人物・キャラクター

栗山 奈菜

ごく平凡な女子中学生。クラスメイトで小学校からの友だち小嶋ゆゆのワガママに振り回されっぱなし。何でもお揃いにしたがるゆゆのお願いを苦痛に感じている。自分の状況を説明するのが苦手で、つらい立場にいるのに、クラスのみんなにはなかなか理解してもらえない。

両耳の上にお団子を作った髪型でロングヘアのかわいい女子中学生。クラスメイトで小学校からの友だち、栗山奈菜にいつもワガママを聞いてもらっていたが、奈菜に自分のお願いを拒否されてからは様々な嫌がらせをする... 関連ページ:小嶋 ゆゆ

詩丘 望

栗山奈菜のクラスメイト。学校をサボりがちな男子中学生。マイペースな性格で、人と合わせるのが嫌い。奈菜が本心を打ち明けられる唯一の相手。ゆゆが得意としているゆゆに都合のいい説明にも惑わされない冷静な判断力を持っている。スポーツが得意で、女子から人気がある。

栗山奈菜のクラスメイトで、お団子ヘアの女子中学生。奈菜、小嶋ゆゆ、ちほみと4人でグループを作り、校内で一緒に行動している。最初は奈菜の味方をしていたが、やがてゆゆの味方になり、ゆゆと一緒に奈菜を仲間はずれにするようになっていく。

ちほみ

栗山奈菜のクラスメイトで、ボブカットの女子中学生。奈菜、小嶋ゆゆ、梓と4人でグループを作り、校内で一緒に行動している。梓同様、最初は奈菜の味方だったが、ゆゆと一緒に奈菜を仲間はずれにする。

書誌情報

なないろ革命 既刊7巻 集英社〈りぼんマスコットコミックス〉 連載中

第1巻

(2014年12月15日発行、 978-4088673523)

第2巻

(2015年4月24日発行、 978-4088673660)

第3巻

(2015年9月25日発行、 978-4088673882)

第4巻

(2016年2月25日発行、 978-4088674032)

第5巻

(2016年7月25日発行、 978-4088674230)

第6巻

(2016年12月22日発行、 978-4088674414)

第7巻

(2017年4月25日発行、 978-4088674582)

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