なめて、かじって、ときどき愛でて

なめて、かじって、ときどき愛でて

間違えた相手にラブレターを送ってしまった事がきっかけで、受け取った恩田清士郎から一方的に恋人と認識され、振り回される女子高校生の小松晴の姿を描いたセクシーラブコメディ。「Cheese!」2016年11月号から連載の作品。

正式名称
なめて、かじって、ときどき愛でて
ふりがな
なめて かじって ときどきめでて
作者
ジャンル
ラブコメ
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あらすじ

第1巻

高校1年生の小松晴は、片思い相手の四月にラブレターを書いたが、手違いにより恩田清士郎の手に渡ってしまった。間違いに気づいた晴は、すぐさま手紙を返してほしいと清士郎に頼む。だが清士郎は、晴から交際してほしいと書かれた手紙を受け取ったのは自分であり、応じてもいいと思っているのだから、もう自分達は恋人同士であると言って聞かない。こうして晴は、周囲からは清士郎と交際していると見なされるようになってしまう。しかも清士郎は家庭の事情で、しばらく小松家に住む事が決定。家にも学校にも逃げ場のない晴は、どうにか手紙を取り返すべく清士郎の不在時を狙うが失敗。せめて可能な限り、清士郎とかかわらないようにしようと努力するのだった。そんなある日、晴の両親が不在中に清士郎が体調を崩してしまう。晴は仕方なく清士郎の看病をし、この件がきっかけで、実は清士郎が自分を気に入っているらしい事を知る。しかし、あくまで四月に思いを寄せる晴は、さらに悩みを募らせるのだった。

第2巻

小松晴は、四月と親しげに話していたという事を理由に、恩田清士郎に下着を奪われてしまう。このままでは授業を受けられないと判断した晴は早退するが、その途中で四月と偶然会い、楽しい時間を過ごす。しかし、四月と少し離れていたスキに、晴は見知らぬ男性達に絡まれてしまう。そこに現れて、晴を助けたのは清士郎であった。その直後、晴は先日下着の代わりに借りた清士郎の洋服を汚したという理由で、清士郎の買い物に付き合わされる。そこで洋服を見ていた晴だったが、突如清士郎に目の前で着替えて試着するよう命じられたうえ、二人で試着室に入った事を店員に知られたくなければ、自分の事を好きになるように命令されてしまう。仕方なく応じる晴だったが、やっと店から出られたかと思うと、今度はラブホテルに連れて行かれ、セックスを求められるのだった。どうにかその場から逃げ出した晴だったが、帰宅後、清士郎に手錠をはめられ、そのままいっしょに寝る事になってしまう。さらに翌日、清士郎は鍵をなくしたと言い出す。

第3巻

小松晴恩田清士郎は、手錠でお互いの手がつながった状態で、林間学校へ行く事になってしまう。晴は欠席しようと提案したが、清士郎は晴が困っている姿を見たいがために、あえて出席を決意したのである。結果、二人は手錠が見えないように、ずっと手を服の中に隠しながら過ごす事になり、それは周囲からは手を離したがらないほど仲のいいカップルにしか見えなかった。そのまま夜になり、晴と清士郎はペアで肝試しをする事になるが、お化け役の四月が驚かしすぎた事により二人揃って崖から落ち、晴をかばった清士郎はケガをしてしまう。しかし、またも四月と晴が親しげにしているのが気に入らない清士郎は、助けに来た四月の目の前で晴にキスをし、晴は自分のものであると主張。その後、三人は無事にホテルまで戻るが、今度は清士郎が晴とお風呂に入りたいと言い出す。仕方なく応じる晴だったが、その途中で清士郎は突然鍵を取り出し、晴を開放する。何と鍵をなくしたというのは、噓だったのである。そして清士郎は、晴といっしょにいると気分が悪くなるので、もう近寄らないようにと一方的に告げるのだった。

第4巻

新学期になり、高校2年生となった小松晴は、一色三葉が、晴のお気に入りロックバンド「OZMON(オズモン)」のファンである事を知り、新たになかよくなる。一方の恩田清士郎は、先日、晴に対して自分に近寄らないよう言ったにもかかわらず、これを快く思っていなかった。そこで清士郎は、新クラスの親睦会で大暴れし、晴や三葉ら新クラスメイトを困らせる。怒った晴は清士郎に反撃するが、これが原因で清士郎はケガをしてしまう。慌てて手当てをしてくれる晴に対して清士郎は、自分以外の男性とは会話するなと告げ、またも晴を困らせるのだった。その後も晴と三葉は徐々に親しくなっていくが、その度に清士郎が現れては嫌がらせをするため、三葉は清士郎への嫌悪感を募らせていた。三葉は晴に対し、清士郎のような身勝手な人間は女性を本気で愛する事はないので、もし晴が清士郎を憎からず思っていたとしても、あきらめた方がいいとアドバイスをする。しかし晴は、これがきっかけで、清士郎への思いに気づき始めてしまう。

第5巻

小松晴は、恩田清士郎と買い物へ行く途中で一色三葉一色三葉の姉に出会い、三葉の姉と清士郎が、元家庭教師と生徒の関係である事を知った。三葉によれば、二人は当時非常に親しかったが、三葉の姉が突如留学を決め、清士郎のもとから去った事で、残された清士郎は、さらに荒れてしまったのだという。それを知った晴は、二人がゆっくり話せるよう先に帰るが、そこに三葉が現れ、晴を幸せにするので交際してほしいと告白する。晴は驚きつつも、これを清士郎に知られるわけにはいかないと考え、秘密にしようと決意。そして清士郎に振り回され、困っているにもかかわらず、三葉や四月よりも、清士郎の事が気になる自分に戸惑うのだった。その直後、晴は清士郎と三葉の姉は姉弟のような関係で、恋愛感情はないと知って安堵する。そして晴は清士郎に誘われるままキスをし、そのままセックスしそうになるが、これを晴の母親の小松かなこに目撃され、今後二人きりになる事を禁止されてしまう。

登場人物・キャラクター

小松 晴 (こまつ はる)

成濱(なりはま)北高校1年1組に在籍する女子。のちに2年1組に進級する。前髪を目の上で切り、胸の高さまで伸ばした茶色のロングヘアにしている。不器用な性格の照れ屋で、考えている事がすぐに顔に出てしまう。高校1年生のある日、片思い相手の四月に思いを伝える事にするが、メールやメッセージアプリよりも、手紙の方が気持ちが伝わるのではと考え、ラブレターを書く事にする。 しかし、宛先を書くのを忘れてしまったうえ、四月の在籍する1年3組は席替えをしたばかりだと知らずに、元四月の席で、現在は恩田清士郎の席にラブレターを投函してしまう。これによって清士郎が受け取る形になり、さらに清士郎からは交際しても構わないと思っている以上、自分達はすでに恋人同士であると主張される。 その結果、はっきり断ったにもかかわらず、清士郎に振り回され、意地悪されたり、セクシーなおしおきをされる日々を過ごす事になる。ロックバンド「OZMON(オズモン)」のファンで、ストラップを身につけている。一色三葉とは、「OZMON」の話題がきっかけで親しくなった。

恩田 清士郎 (おんだ せいしろう)

成濱北高校1年3組に在籍する男子。のちに2年1組に進級する。前髪を目が隠れるほど伸ばした、癖のある黒のウルフカットの髪型をしている。右目は前髪で完全に隠れており、左目尻にほくろが一つある。美形で女性から非常にもてるが、子供っぽくわがままな性格が原因で付き合いは3日ともたず、毎回相手が泣いて去って行くという噂がある。そのため周囲からの評判は悪く、校内では浮いた存在である。 高校1年生のある日、クラスで席替えがあった際、それまで四月が使っていた席を使用する事になる。しかし、これを知らなかった小松晴が、四月にあてたラブレターを誤って恩田清士郎の席に投函してしまった事で、晴と出会う。そして、交際してほしいと書かれた宛先のない手紙を自分が受け取り、自分がこれに応じてもいいと思っている以上、自分と晴は恋人同士であると主張。 その日から、恋人として、なにかにつけて晴をからかったり、いじめたり、さらには嚙んだりするようになる。そのため、晴にはすっかり嫌がられているが、実は清士郎なりに晴の事を気に入っており、晴に対してどう接すればよいのか悩んでいる。

四月 (しづき)

成濱北高校1年3組に在籍する男子。小松晴の思い人で、部活はバレーボール部に所属している。前髪を額が見えるほど短く切ったウルフカットの髪型をしている。非常に背が高い。明るく爽やかな性格で、分け隔てなく人に接するタイプ。恩田清士郎とは幼なじみ。そのため、清士郎の乱暴で気分屋な性格を理解しつつ、なかよく付き合っている。 また、清士郎の事は「くん」付けで呼ぶが、この呼び方は清士郎から非常に嫌がられている。晴とは普通に会話する程度の仲だが、女性の知り合いが少ないため、結果的に親しい異性の部類に入っている。清士郎が晴と親しくするようになって以来、前向きに変わり始めているのを喜んでおり、晴の本当の思い人が自分である事にはまったく気づいていない。

一色 三葉 (いっしき みつば)

成濱北高校2年1組に在籍する男子。小松晴の友人で、晴とは、晴が2年生に進級したあとに出会ったため、学年は同じ。前髪を完全に目が隠れるほど伸ばして、バラバラな方向に切り揃えたマッシュルームの髪型をしている。そのため、恩田清士郎からは「きのこやろう」と呼ばれている。しかしその後、晴に髪型を変えた方がいいとアドバイスされた事で、前髪を目が隠れるほど伸ばしたウルフカットの髪型に変えた。 唇の左下にほくろが一つある。穏やかで心優しい性格の持ち主。ロックバンド「OZMON(オズモン)」のファンだが、周囲にファン仲間がおらず一人で楽しんでいた。しかし高校2年生の春、晴のストラップを見て「OZMON」のファンと気づき、これがきっかけで晴と親しくなる。 しかし、友人としてなかよくしているだけなのにもかかわらず、嫉妬深い清士郎にたびたび邪魔をされ、もともと清士郎の評判が悪かった事も手伝い、彼に強い嫌悪感を抱くようになる。そのため、晴には清士郎よりも自分の方がふさわしいと考え、告白する。姉がおり、長らく清士郎は自分の姉と交際しているのだとばかり思っていた。姉からは「みっちゃん」と呼ばれている。

一色三葉の姉 (いっしきみつばのあね)

一色三葉の姉。恩田清士郎の元家庭教師を務めていた若い女性。前髪を目が隠れそうなほど伸ばして右寄りの位置で斜めに分け、胸につくほどまで伸ばした、ふんわりとしたロングヘアにしている。明るい性格で世話好き。高校生の頃、当時中学生だった清士郎の家庭教師となり、親しくなる。しかし、大学に進学してすぐ留学を決意し、清士郎を置いていく形で海外へ行ってしまった。 そのため三葉は、ただでさえ身勝手で乱暴者の清士郎がさらに荒れるようになったのは、この留学が原因であると考えている。しかし清士郎が、高校2年生になったある日帰国して、道で偶然出会った事がきっかけで、再びかかわりを持つようになる。清士郎の事は弟のように思っており、やや子供っぽいところがある彼が精神的に成長し、まじめな恋愛をするようになってほしいと願っている。

小松 かなこ (こまつ かなこ)

小松晴の母親である中年女性。前髪を目が隠れそうなほど伸ばして真ん中で分けて額を見せ、胸の高さまで伸ばしたロングウェーブヘアを、左側に集めてサイドテールにしている。穏やかでおっとりとした性格。夫が長期出張中のため、晴と二人暮らしをしていたが、ある日夫の上司である恩田清士郎の両親が、海外赴任する事を知る。そこでその期間中、清士郎を小松家で預かる事にした。 同居を始めてしばらくは、晴が毎日清士郎に困らされている事にまったく気づいていなかった。しかし、晴が高校2年生のある日、二人がどうやら交際しているらしい事を知る。そこで、このまま放っておいては清士郎の両親に示しがつかないと考え、以後は二人きりにならないようにと命じた。

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