なるたる

小学校6年生の玉依シイナが出会ったのは、星の形をした変な生き物、ホシ丸。彼は形を変えて空を飛ぶ、シイナの大切な友人。ところがこのホシ丸は、子どもたちの意識とリンクして動く「竜の子」で、人を簡単に殺し、滅ぼす力を持った存在だった。「竜の子」を使って世界を変えていこうとする一部の子どもたちの思惑や、国家規模の策略に、シイナは飲み込まれていく。

正式名称
なるたる
作者
ジャンル
アクション
レーベル
アフタヌーンKC(講談社) / KCデラックス アフタヌーン(講談社)
巻数
全12巻完結
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概要・あらすじ

小学校6年生の明るい少女玉依シイナが出会ったのは、星の形をした変な生き物、ホシ丸。彼は形を変えて空を飛ぶ、シイナの大切な友人。ところがこのホシ丸は、子どもたちの意識とリンクして動く「竜の子」で、人を簡単に殺し、滅ぼす力を持った脅威的な存在だった。「竜の子」を使って世界を変えていこうとする一部の子どもたちは、次々と人を殺していく。

シイナは極めて身近な人間の死を目の当たりにしながら、それでも生きていかざるをえないことを感じとり、ホシ丸に守られながら、自分だけでは為す術のない事態に巻き込まれていく。

登場人物・キャラクター

玉依 秕 (たまい しいな)

スポーツチャンバラが大好きで、料理が得意。みんなと話すのが好きな明るい少女。正義感と腕っ節が非常に強く、学校でのトラブルには駆けつけて懲らしめる事が多い。田舎の祖父母が住む島に里帰りしたとき「ホシ丸」に出会い、共に「竜」に関するトラブルに巻き込まれる。他の竜の子使いと違い、リンクはしていない。 普段は漢字の本名「秕」を嫌っており、自分で書く時はカタカナの「シイナ」で表記している。対人恐怖症の佐倉明やクラスメイトの優等生ひろ子と仲がいい。中学校では猛勉強の末、万朶学園中等部というお嬢様学校に通い、竜の子とリンクした子どもたちと接触を取るようになる。 スポーツチャンバラの身体能力をいかして、ホシ丸をスケートボードのように乗りこなし、飛び回るのが得意。

玉依 俊二 (たまい しゅんじ)

シイナの父親。飛行艇を使って運輸をしているパイロット。妻の玉依美園と別居中。娘をこよなく愛し、二人暮らしの中、できることはなんでもやらせている。元航空自衛隊に所属していたこともあり、戦闘機の扱いに長けており、人脈も広い。飛行機の演習中などに、竜の子と何度も接触している。 車の免許はないので、自転車で通勤している。よくタバコを吸う。

玉依 美園 (たまい みその)

シイナの母親で、現在別居中。「臨時軍用気球研究会議」という国家機関の科学者。シイナの名付け親だが、元の漢字の「秕」を娘は嫌っている。シイナにとても冷たい態度をとるため、彼女も母をあまり好きになれていない。よくタバコを吸う。

佐倉 明 (さくら あきら)

飲食店「むつ」の娘で、極度の対人恐怖症。内向的な性格が災いして、クラスの女子からはイジメをうけ、不登校になっている。手首にはリストカットの跡が残っている。竜の子「エン・ソフ」とリンクした交信者。スポーツチャンバラ教室でシイナと出会ってからは一緒にいることが多くなる。 小森朋典からもらったナイフを大事にもっており、それを使って一人の人間を刺し殺してしまう。

鶴丸 丈夫 (つるまる たけお)

相手を追い詰めるような口調と、軽薄さが目立つ男性。あちこちの女性を妊娠させている。知人に対しては非常に面倒見がよく、シイナと出会ってからは彼女を助けるために尽力している。普段は力づくで解決する便利屋をしており、暴力や強姦なども、彼の一定の論理にあっていれば許容する、というルールで動く人物。 古賀のり夫と共に暮らしており、非常に仲がよい。シイナの周りに起きている竜の子がらみの真相を知る数少ない人物で、ホシ丸の謎を知っている。

古賀 のり夫 (こが のりお)

一見女性のように見える、ピアスをつけた中性的な外見の男性。造形が得意で、主に人形と竜の子を作って、個展を開いている。人見知りが激しく攻撃的な口調が多いが、仲良しの鶴丸丈夫と一緒にいることで問題がおさまる事が多い。竜の子「ヴァギナデンタータ」とリンクした交信者で、鶴丸丈夫をサポートしている。

貝塚 ひろ子 (かいづか ひろこ)

シイナのクラスメイトで親友。シイナの作る料理が大好きな、成績優秀な少女。本来は明るく活発で、聡明な少女だった。しかし万朶学園中等部に進むために、家族から厳しすぎる教育を受け、優等生であるがゆえにクラスメイトからはミミズを飲まされるなど陰惨ないじめを受けていた。 これがきっかけでストレスが爆発、隠し持っていた竜の子、通称「鬼」を呼び出して家族とクラスメイトを惨殺した。

江角 ジュン (えずみ じゅん)

シイナがホシ丸を乗りこなす訓練をしていたときに空中で出会った、竜の子のリンク者の少女。竜の子を念土と呼び、シイナに竜の仕組みと秘密を教える。彼女は「ホウキ」と呼ぶ竜の子と交信している。

須藤 直角 (すどう なおずみ)

竜の子とリンクした交信者を集めて動く「黒の子供会」のリーダー。リンクしている竜の子には名前をつけていないが、涅見子は「トリックスター」と呼ぶ。ただし動かすことはほとんどない。感情を表に出すことがほとんどなく、無免許運転で車を乗り回し、平気で人を射殺する。また一切の性欲がない。 強力な物質再構築の能力を使うことが出来る。

小森 朋典 (こもり とものり)

竜の子とリンクした交信者を集めて動く「黒の子供会」の一員。あらゆるものを切り裂くナイフ形の竜の子「プッシュ・ダガー」を使役している。佐倉明をとても気に入っており、ナイフを渡して、自分と世界を壊すか、一人で死ぬかの決断を迫る。

小沢 さとみ (おざわ さとみ)

竜の子とリンクした交信者を集めて動く「黒の子供会」の一員。万朶学園高等部の百合組に所属する、家柄、成績、プロポーション全てが完璧なお嬢様。非常にプライドが高い少女。人を殺すことに強い執着がある。シイナとはささいなことでケンカをしており、シイナが万朶学園に入学した後、決定的な事件が起きて仲は決裂。 シイナを殺そうと決意する。竜の子「アマポーラ」を使役し、毒ガスで無差別に人を殺すことができる。

高野 文吾 (たかの ぶんご)

竜の子とリンクした交信者を集めて動く「黒の子供会」の一員。ミリタリーマニアで、竜の子「ハイヌウェレ」の力を使って数多くの銃火器を作っていた。ものごとをさばさばとこなす性格。小沢さとみとは深い関係にあり、「竜の子」が受けたダメージによる身体へのリンクでお互いが苦しんでいる時、支えあっていた。

涅 見子 (くり まみこ)

竜の子とリンクする交信者を集めて動く「黒の子供会」の一員。須藤直角と同居している少女。部屋の中では常に裸で、外出もいやいや上着だけを羽織っている。表情は全く変わらず、ぼそぼそと何かと話している事が多い。リンクしている竜の子「シェオル」は強大すぎるため、ある事件が起きるまでリンクできなかった。

ロバート・フランクリン

神経疾患を患っていて、延命治療のため在日米軍病院にいた。本当は竜の子を使役するリンク者のサンプル体。竜の子「タラスク」は生命維持装置をつけたまま、スパゲティのような体内に包まれてロバートを移動させている。

宮子 巽 (みやこ たつみ)

玉依美園がいる国家機関「臨時軍用気球研究会議」の副局長。国家機密を掴みながら、人間が交信できる竜の子をいかに軍事利用できるかを画策。国家規模のトラブルを傍から見ながら、常に暗躍している。飄々とした性格でつかみどころがない。須藤直角とは時折コンタクトを取っている。

その他キーワード

竜の子 (りゅうのこ)

『なるたる』に登場する用語。特に一定の形はない。竜骸とも呼ばれる、不死の存在。地球から生まれた星の記憶で、自らに取り込んだ物体をコピーして生み出すことができる。物体を取り込んで武器として攻撃したり、交信者をコピーして怪我を再生することが可能。

書誌情報

なるたる 全12巻 講談社〈アフタヌーンKC〉 完結

第1巻

(1998年8月発行、 978-4063141863)

第2巻

(1999年1月発行、 978-4063141979)

第3巻

(1999年7月発行、 978-4063142174)

第4巻

(2000年1月発行、 978-4063142297)

第5巻

(2000年5月発行、 978-4063142426)

第6巻

(2000年11月発行、 978-4063142549)

第7巻

(2001年6月発行、 978-4063142662)

第8巻

(2002年1月発行、 978-4063142839)

第9巻

(2002年7月発行、 978-4063143010)

第10巻

(2003年2月発行、 978-4063143157)

第11巻

(2003年7月発行、 978-4063143218)

第12巻

(2003年12月発行、 978-4063143355)

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