概要・あらすじ
西暦1526年、明という大帝国が支配する中国では、周辺諸国から侵攻や、皇帝による大粛清などで、国内外ともに混迷期を迎えていた。アサシンの少女シャオ・ユンは、逃亡先のヨーロッパから祖国へ舞い戻る。2年前、アサシン教団と敵対するテンプル騎士団に属する宦官たちによって、仲間をすべて殺されていたシャオ・ユンは、宦官たちへの復讐を始める。アサシン教団に伝わる秘宝をめぐり、シャオ・ユンとテンプル騎士団との戦いは激しさを増していく。しかしそれは、現代の日本に生きる少女、黄里沙の遺伝子に刻まれた先祖の記憶だった。暴力衝動に悩まされていた里沙は、その原因を探るため、医師である加賀美のセラピーを受けてシャオ・ユンの記憶をたどり始める。しかし、加賀美の背後には、現代まで存続していたテンプル騎士団が暗躍しているのだった。
登場人物・キャラクター
シャオ・ユン
16世紀の中国に生きるアサシンの少女。名前の漢字表記は「少芸」。宮中で官女の娘として生まれ、先帝であった正徳帝の後宮で育つ。舞踊を得意とし、皇帝の間諜として働いていた経験もある。1524年、現皇帝に仕える宦官たちの行った大粛清により、すべての仲間を殺される。2年後、逃亡先のヨーロッパから中国へ戻り、仲間を殺した宦官たちと、その背後で暗躍するテンプル騎士団との戦いに身を投じる。
黄 里沙 (こう りさ)
現代の日本に生きる18歳の少女。シャオ・ユンの子孫にあたる人物。幼い頃から謎の暴力衝動に悩まされており、教師や友人など周囲の人々への暴行事件を繰り返してきた経験を持つ。医師である加賀美のセラピーによってシャオ・ユンの記憶をたどり、自分の暴力衝動の原因を探ろうとしている。しかし、それによって現代に続くアサシン教団とテンプル騎士団の抗争に巻き込まれることになる。
加賀美 (かがみ)
黄里沙のセラピーを担当している医師。眼鏡を掛けた女性。リサの暴力衝動の原因は、彼女の先祖であるシャオ・ユンの記憶にあり、それをつき止めることで治療できると主張。人間の遺伝子に刻まれた先祖の記憶を、VRで再現できる機器「アニムス」を使用し、リサにシャオ・ユンの記憶を追体験させる。しかし、その正体はテンプル騎士団に所属する人物。リサを利用して、シャオ・ユンの遺したアサシン教団の秘宝を探ろうとしている。
クレジット
- 原作
-
ユービーアイソフト
書誌情報
アサシン クリード チャイナ 4巻 小学館〈サンデーGXコミックス〉
第1巻
(2020-02-19発行、 978-4091575890)
第2巻
(2020-07-17発行、 978-4091575906)
第3巻
(2021-02-19発行、 978-4091576262)
第4巻
(2021-08-19発行、 978-4091576415)