概要・あらすじ
南友也と親友鳴神春亜は、互いに実力を認める対等な関係だったが、春亜のホルモンの病気によって関係が崩れてしまう。春亜は劣等感から、しだいに友也を避けるようになっていく。高校生になると、周りから孤立していた春亜は、学校で嫌がらせを受けるようになる。春亜の危機を知った友也は春亜を助けるが、その後友也は、春亜が彼を避けていた本当の理由を知ることになった。
登場人物・キャラクター
南 友也 (みなみ ともや)
背が高く、文武両道の少年で高校2年生。鳴神春亜とは小学3年生からの親友。中学1年から現在まで5年連続特待生として学校に通っている。本人にとっては春亜と対等でありたい意地から優秀な成績を維持しているにすぎない。小学校時代から春亜のことが大好きだったのだが、春亜が病気になってしまってからは、春亜が友也を避けるようになってしまったために悩んでいる。
鳴神 春亜 (なるかみ はるあ)
華奢な体型で整った顔立ちをした少年。高校2年生。南友也とは小学3年生からの親友。読書や音楽鑑賞、美術鑑賞など大人びた趣味を持つ。好きな小説を原書で読めるほど語学が堪能。ホルモンの病気を持ち、成長するにつれて中性的な容姿になっていった。周りの人間ともあまり関わりを持ちたがらないため、一部の同級生から「オカマ野郎」、「ホモ」など陰口をたたかれている。
相澤 和樹、江田 瞬介、遠沢 悠
南友也の通う高校の2年生。学校で孤立していた鳴神春亜に目をつけ、いじめや嫌がらせをしていた。後に鳴神春亜の効果的な訴えにより、3人とも無期停学処分となる。