概要・あらすじ
スポーツ万能で元気な里中ひかるは、両親が海外出張する都合で祖父母の家に住むことになった。そんなある日、河原で小学生がカツあげされている現場を目撃したひかるは、持ち前の正義感を発揮して止めようとするが、ケンカの末に河に転落してしまう。そんな彼女を栗原大地は命がけで助けるが、ひかるはそこにたまたま通りかかった栗原智を命の恩人と勘違いする。
その後、転入した学校でひかるは大地と再会するが、顔を合わせればケンカばかりしてしまう。そうした日々を過ごすうち、ひかるはそんな大地のことが好きなのだという、自分の本当の気持ちに気づく。
登場人物・キャラクター
里中 ひかる (さとなか ひかる)
花祭小学校に転入してきた、運動神経抜群の5年生の少女。嬉しい時や元気を出そうとしている時に瞳がぴかっと光るため、「ぴかる」というニックネームで呼ばれている。素直な性格で、切り替えが早く落ち込んでもすぐに立ち直る。両親が海外出張で、祖父母の家に住むことになった。
栗原 大地 (くりはら だいち)
花祭小学校に通う5年生の少年。栗原智の弟だが、誕生日が10か月しか違わないため同じ学年となっている。里中ひかると同じクラス。サッカー部のエースで、女子からの人気が高い。口が悪く、ぶっきらぼうな話し方をするが、照れ屋なだけで本当は優しい性格。
栗原 智 (くりはら さとる)
花祭小学校に通う5年生の少年。栗原大地の兄だが、誕生日が10か月しか違わないため同じ学年となっている。品行方正で優しく大人しい性格だが、芯の強いところもあるしっかり者。パズルやチェスなどの知的なゲームが得意。里中ひかるに想いを寄せている。
沢入 彩 (さわいり あや)
花祭小学校に通う5年生の少女。栗原大地や栗原智とは幼なじみの間柄。とても美人だが、性格が悪く陰湿なところがある。大地のことが好きなため、仲の良い里中ひかると大地の間を引き裂こうと画策する。
古田 美保 (ふるた みほ)
花祭小学校に通う5年生の少女。里中ひかるとは同じクラスで、仲の良い友達。積極的な性格で、森山和美とともにひかると栗原大地の仲を応援し、ひかると大地の初デートを企画する。
森山 和美 (もりやま かずみ)
花祭小学校に通う5年生の少女。里中ひかるとは同じクラスで、仲の良い友達。眼鏡をかけており、性格は少し消極的。古田美保とともにひかると栗原大地の仲を応援している。修学旅行で親しくなったことから、田中に想いを寄せるようになる。
高瀬 アキオ (たかせ あきお)
花祭小学校に通う6年生の少年。6年生に進級した里中ひかる、栗原大地たちと同じクラスに転入してきた。父親の仕事の都合で3年間ブラジルに住んでおり、帰国したばかり。女の子好きで手が早いナンパな性格。サッカーが得意で、サッカー部でエースの大地をライバル視し、対抗心からひかるを口説き落とそうとする。
田中 (たなか)
花祭小学校に通う、眼鏡をかけたあまり目立たない少年。里中ひかるたちが6年生になった時に行った修学旅行で、森山和美と同じ班になったことをきっかけに仲良くなる。ちなみに和美よりも背が低い。