ぶっせん

ぶっせん

同じ講談山に門をかまえる金々腹寺と仏物専寺。豊かな寺と貧乏な寺が繰り広げる仏教経済コメディ漫画。

正式名称
ぶっせん
ふりがな
ぶっせん
作者
ジャンル
経済・金融
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概要・あらすじ

同じ講談山に門をかまえる金々腹寺と仏物専寺。信者(ファン)が増え続け栄える金々腹寺に対して、貧乏寺の仏物専寺が仏教専門学園、略して仏専なる事業を始める。そこで、講談山すべてを本山にしようともくろむ金々腹寺は、新米坊主の田村正助をスパイとして仏物専寺へ入門させる。

登場人物・キャラクター

田村 正助 (たむら しょうすけ)

大きな目とたらこ唇が特徴の少年。阿闍梨の命を受け金々腹寺のスパイとして仏物専寺に入門したが、第2話目で既に金々腹寺の人間である事が雲信にバレる。異常に鼻が利き、ほぼ嗅覚により様々なものを判断している。あまり賢くない。碁石を入れた袋を持ち歩いており、お腹が空いたらそれを舐めている。 お茶係を担当。

徳永 厚治 (とくなが こうじ)

仏専内では切れ者の扱いを受けるが、実はそうでもない。耳聡く様々な情報を仕入れ、それを記した徳永ファイルと名付けられたノートを常に携帯している。点検係。

森本 レオナルド (もりもと れおなるど)

通称「レオ」。イタリア出身の外国人。鼻ピアスをしている。作中ほとんど喋らず、喋ってもイタリア語であったが、最後に一言だけ日本語を喋った。日本語自体は理解出来、クラスメイトとは意思の疎通ができている。マキ係。絵心があり、似顔絵を描くのが得意。仏専卒業後はイタリアで美術学校の入試を受ける。

金城 博 (きんじょう ひろし)

沖縄出身で色黒。プレイボーイ。生の雪が見たくて仏専に入学。「雪のベッドで一晩過ごすのが夢」と言い、第26話で実行。そのおかげで仏専関係者の多数が遭難しそうになる。天秤棒を担ぐのがうまいという理由で、水係に任命される。過去に交際した熟女に裸で追いかけられた経験がある。鮫が苦手。

北川 英敏 (きたがわ ひでとし)

北川英敏の肥満が嫁姑問題に発展し、ダイエットのため仏専に入学させられる。祖母が料亭を経営しており、舌が肥えている。体も肥えている。給食係。仏専卒業後は祖母の料亭で修業をしている模様。

渡辺 由紀 (わたなべよしき)

作中一存在感のないキャラクター。雲信が生徒に係を割り振る際、消去法で畑係にされる。残念な経緯で畑係に就任したが性に合っていたらしく、仏専卒業後は羽田野キク宅で居候をし、畑仕事に精を出している。

三条 翼 (さんじょう つばさ)

元演劇部。宝塚の受験に失敗したが、男役の訓練を積みたいという理由で仏専に入学。つまり女。はじめは女であることを隠し、男として生活するが、第57話で全員にばれる。真納と恋仲になるが、女であることがばれて、色々とこじれる。音痴だが本人は気付いていない。つくろい係。仏専卒業後はアングラ劇団に入団。

城 敦 (じょう あつし)

親の跡を継いで大工になるのが嫌で仏専に入学。パンクロッカー。整備係(大工仕事)。三条翼の正体が女だと知ってから彼女に対して興味を持ち始める。卒業後は三条翼と共にアングラ劇団に入団し、大道具を担当している。

雲信 (うんしん)

老師唯一の弟子。本名は伸也。頭頂をつまんだような頭のかたちをしている。インテリ眼鏡。寺院存続のため、寺院を学校にして生徒を募集する名目で修行僧を増やそうとする。仏専で教鞭をとる。

丸慶 (がんけい)

山伏の格好をしている。老師と新宿駅で運命的な出会いをして仏物専寺へやってきた(本人談。事実はディズニーランドで老師に目を付けられ、知らずの内に有り金を巻き上げられたり色々な目にあった結果)。仏専では生徒が脱走しないよう見張るため、寝袋に入り縁の下で眠る。キャバレー・ピンクィうさぎの常連客。

羽田野 キク (はたの きく)

明治37年生まれ。仏物専寺の檀家であり、仏専の生徒。マラソン盆踊り大会優勝の過去を持つ。好きな言葉は青春。自分をないがしろにして、愛人を囲っていた死んだ夫を恨んでおり、飼い犬の墓参りはするが、夫の墓参りはしない。

老師 (ろうし)

仏物専寺の和尚。柳行李に拳銃を隠し持っている。寺での生活に嫌気がさしており、仏物専寺にまとまった金が出来る度、雲信の目を盗んで金を持ち逃げ、遊興に散財する。

阿闍梨 (あじゃり)

金々腹寺の和尚。仏弟子であるにもかかわらず拝金主義。5人目の子供に待望の息子(真)を授かり、何事にも真を最優先する傾向がある。金々腹寺と同じ講談山に建っている仏物専寺を潰す画策を練る。

(まこと)

阿闍梨の長男。末っ子。自分の機嫌一つで大抵のことが思い通りになることを理解している。将来の夢はお嫁さん。

真美 (まみ)

阿闍梨の長女。26歳。金々腹寺を切り盛りしている。貞奉の恋人ではあるが、傍から見ると貞奉を弄んでいるようにしか見えない。

真納 (まな)

阿闍梨の次女。女子校育ち。卒業後は看護学校に通った。三条翼と恋仲になるが、三条翼が女であることが発覚し、グレる。性根が良いため、無事に更生した。その後は渡辺由紀に淡い恋心を抱いている様子。

真紀 (まき)

阿闍梨の三女。女子高生。普段は長い髪の毛に隠れて見えないが、実は阿闍梨とホクロの位置まで瓜二つの福耳の持ち主。

真子 (まこ)

阿闍梨の四女。森本レオナルドに片思い中。

貞奉 (ていほう)

金々腹寺の修行僧。阿闍梨の一番弟子。真美に弄ばれている。

御巫 興胤 (みこ おきたね)

金々腹寺の修行僧。唇以外は田村正助にそっくりであるため、ニセ正助として活動する羽目になる。

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