ぷっぷちゃん

ぷっぷちゃん

突如社長に任じられて会社経営を任されることとなった技術者・尾花良介が、癖の強い部下や新技術の研究など、様々な問題に対して奮闘し成長していく様を描いたヒューマンドラマ。講談社「モーニング」1996年30号から1997年23号まで連載。

正式名称
ぷっぷちゃん
ふりがな
ぷっぷちゃん
原作者
鶴屋 次楼
漫画
ジャンル
ヒューマンドラマ
関連商品
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概要・あらすじ

町工場から急成長した企業・シンドーマテリアルで働く尾花良介は、突如、現社長の後任として選ばれてしまう。技術者上がりで、経営については何も知らない良介だが、持ち前の人柄の良さと行動力で、癖の強い部下たちをまとめ上げていく。その後も様々な問題が起きるが、良介は問題を解決し、社長として成長していくのだった。

登場人物・キャラクター

尾花 良介 (おばな りょうすけ)

新興企業シンドーマテリアルで働く中年の男性。同社に大卒で入った初めての社員であり、技術者としての腕と人並み外れた行動力で会社を発展させた第一功労者。ある日、現社長である新藤末吉によるサプライズ人事で後任社長に命じられる。性格は明るく真面目。好物は納豆であり、トーストした食パンの上に乗せて食べることを好む。 感情が表情に出やすく、「ぷっ」と笑うことが多いため、部下たちからはぷっぷちゃんというあだ名を付けられている。

新藤 末吉 (しんどう すえきち)

尾花良介が勤めるシンドーマテリアルの社長であり創業者。高い技術力を持つ良介を上手く使い、初めは小さな町工場に過ぎなかった同社を上場企業へと育て上げた経営手腕を持つ。ある日、経営権を良介に譲って第一線から退く。しかし、会社のことを気にかけて有事に備えて準備をしている。

佃 鉄男 (つくだ てつお)

シンドーマテリアルの専務であり、暴走しがちな部下の尾花良介を上手くコントロールしてきた苦労者。良介を制御するためにしかめっ面をし続けてきたため、笑顔を作るのが苦手になっている。良介が社長に就任後は、旧社長の新藤末吉と共に経営から手を引き、元の町工場の副社長として働いている。

神田 昌治 (かんだ まさはる)

シンドーマテリアルの営業統括本部長を務める男性。野心家であり、自己中心的な性格を持つことから「エゴイストの神田」、略してエゴカンというあだ名が付いている。柔軟な発想力を持ちつつ、地道な努力も怠らない有能な男であり、社内でも強い影響力を持つ。座右の銘は「世のため 社のため 自分のため」。

丸山 (まるやま)

シンドーマテリアルの経理部本部長を務める男性。小柄だが、人をのみこむほどの迫力を持つことから、マルノミというあだ名が付いている。社会の裏も表も知り尽くしており、得体のしれない人物。

田上 月子 (たがみ つきこ)

シンドーマテリアル国際部国際課課長の女性。尾花良介の社長就任に伴い、同部の部長に昇進する。企業のトップを目指している努力家であり、穴の少ない丁寧な仕事ぶりが評価されている。美人で料理も得意と女性としての魅力に溢れており、また力仕事も厭わない活発な性格でもある。良介と同じく納豆が好物。

波多野 一 (はたの はじめ)

シンドーマテリアルの技術研究所次長。尾花良介の社長就任の際、取締役である国際部部長への昇進を打診されるが、それを断り技術研究所に残ることを訴えた根っからの技術者。その後は取締役技術研究所長に昇進する。良介とは腹を割った仲であり、彼が社長となった後も率直に苦言を呈す、良介にとっては欠かせない右腕。

石丸 平治 (いしまる へいじ)

シンドーマテリアル第一工場の工場長。現場歴40年のベテランであり、理論や計算よりも経験を重視している。その意見は概ね正しいことが多く、新社長となった尾花良介にとっても参考となることが多い。

増川 善幸 (ますかわ よしゆき)

尾花良介とは学生時代の友人であり、現在は太平洋重電の設計部長として働く男性。義理と人情を重んじる、男気に溢れた人物。

集団・組織

シンドーマテリアル

『ぷっぷちゃん』に登場する企業。元々はただの町工場だったが、社長の新藤末吉の経営手腕や尾花良介の技術力をもって、上場企業へと成長した非鉄金属業界の新興会社。後に良介を社長に据えた新体制となる。大企業の中では比較的小規模だが、技術力は高い。

クレジット

原作

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