僕は先日死にました。

僕は先日死にました。

結婚を間近に控えた粟地智と粟地夏菜子は、女性占い師に「末永く幸せに暮らせる」と言われるが、結婚1か月後に智は事故で亡くなってしまう。妻の夏菜子が気がかりで現世に戻ってきた智は、幽霊となって占い師の前に現れる。人気歌手の島爺が弾き語った『生命線』(作詞・作曲・編曲:テンツク)へのオマージュとして描かれた表題作(初出:同人誌、2019年8月)のほか、『お父さん、私アイドルだったんだよ。』(初出:同人誌、2016年10月)、『元DV夫と私のその後』(初出:同人誌、2020年2月)、描き下ろし短編『とある占い師の葛藤』を収録した短編集。

正式名称
僕は先日死にました。
ふりがな
ぼくはせんじつしにました
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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あらすじ

僕は先日死にました。

週末に結婚を控えた、粟地智粟地夏菜子は、とある女性占い師に将来のことを見てもらう。占い師には「末永く二人幸せに暮らせる」と言われるが、その1か月後、智は不慮の事故で亡くなってしまう。夏菜子のことが気がかりで仕方がない智は、一週間前の女性占い師のもとに現れ、自分が彼女を心配していることを伝えてほしいと頼み込む。

お父さん、私アイドルだったんだよ。

月島花は、がんばっている姿を両親に見てほしくて、なんとかアイドル活動を続けてきた。しかし母が亡くなり、アイドル活動に興味を示さない父と二人暮らしをするようになり、花の心は潰されそうになっていく。その後、アイドルを辞め、結婚した花は、父の「ある秘密」を知ることになる。

元DV夫と私のその後

デザイン会社に勤める「」は、ある日の帰宅途中、空腹で道で倒れている元夫と遭遇する。離婚理由は元夫のDVであったが、彼女は元夫を連れ帰り、ご飯を食べさせてやる。彼が帰った後、自分がふつうに話すことができ、手の震えもなかったことに、「私」は喜んだ。やっと心と体の傷が癒えたのだと。今度こそ、元夫と二度と会うこともないと思っていた「私」だったが、翌日、会社の前の工事現場で働く彼と、再びばったり出くわしてしまう。

登場人物・キャラクター

粟地 智 (あわじ さとし)

『僕は先日死にました。』の主人公。結婚して1か月後に、服を引っ掛けて階段から転落死してしまった。若い男性。妻の粟地夏菜子のことが心配で、霊感体質の女性占い師のもとに現れる。妻を心配する自分の気持ちを伝えてほしいと、占い師に頼むが断られ、いつの間にか妻の死を願う自分に気がつく。

月島 花 (つきしま はな)

『お父さん、私アイドルだったんだよ。』の主人公。50人が所属するアイドルグループでがんばる19歳の少女。幼稚園のお遊戯会でスポットライトを浴びた時の両親の視線が嬉しくて、アイドルを目指した。アイドル活動を応援してくれていた母を亡くしてから、父との二人暮らしで徐々に気まずい思いを抱いていく。

(わたし)

『元DV夫と私のその後』の主人公。デザイン会社で働く女性。3年前に結婚するが、夫のDVに耐えかねて離婚する。離婚直後は男性の大声が怖かったが、やがて傷も癒え、男性ともふつうに接することができるようになっていった。そんなある日、空腹で道で倒れている元夫と遭遇する。

粟地 夏菜子 (あわじ かなこ)

『僕は先日死にました。』の登場人物。粟地智の妻。結婚1か月後に夫の智を事故で失う。夫の死後、生きる気力を失っていき、自殺を考える。

女性占い師 (じょせいうらないし)

『僕は先日死にました。』の登場人物。霊感体質を持つ若い女性占い師。結婚前の粟地智と粟地夏菜子を占い、「末永く幸せに暮らせる」と伝える。その1か月後、事故で亡くなって幽霊となった智に、夏菜子とのあいだを取り持ってほしいと頼まれる。

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