概要・あらすじ
団子屋で 招木里穂が店番をしていると、着物を着た子猫そっくりの まぼろし谷のお姫様、ねんねこ姫がやってくる。ねんねこ姫は、弟・こがね丸へ団子くれたお礼に里穂をまぼろし谷に案内するのだった。里穂と仲良くなり、修行のために人間界にやってきた ねんねこ姫とこがね丸は、団子屋・招木屋にホームステイすることになり、里穂たちは不思議な毎日を送ることになる。
登場人物・キャラクター
ねんねこ姫 (ねんねこひめ)
『まぼろし谷のねんねこ姫』の主人公のひとり。まぼろし谷のかつぶし城のお姫様。さくらんぼ柄の着物を着て頭に大きなリボンを着けた子猫そっくりのお姫様で、語尾は「ニャ」。魚模様の巾着袋についた鈴を鳴らすとねんねこ谷の馬・ユカリちゃんを呼び出してどこにでも行ける。弟・こがね丸のために団子を求めて人間界にやってきて、団子屋・招木屋の招木里穂と仲良くなり、人間界へ修行しにくる。
招木 里穂 (まねき りほ)
『まぼろし谷のねんねこ姫』の主人公のひとり。団子屋・招木屋の長女の小学三年生。団子屋を営む両親と、兄の招木真帆の4人家族。肩をすぎる髪の一部をりぼんで二つに結んでいる。しっかり者で優しい性格。団子を求めてねんねこ谷からやってきたねんねこ姫と仲良くなり、一緒に住むことになる。
招木 真帆 (まねき まほ)
招木里穂の兄。眼鏡を掛けている中学生。勉強の合間に家の団子屋・招木屋の手伝いをする。
こがね丸 (こがねまる)
ねんねこ姫の弟。まだ幼くておしめを履き、おしゃぶりを咥えていて喋れないが、いざというときにはねんねこ姫を助けることもある。団子が大好物。
竹光 (たけみつ)
まぼろし谷のカツブシ城でねんねこ姫のお世話係。張り子の犬そっくりの侍で真面目で実直。
平次 (へーじ)
修行のために人間の世界にやってきたねんねこ姫が住むことになった団子屋・招木屋の娘・招木里穂の同級生。ガキ大将で、里穂をいつも気にしていじめる。野球帽を後ろ前に被っている。
ちずる
修行のために人間の世界にやってきたねんねこ姫が住むことになった団子屋・招木屋の娘・招木里穂の同級生。招木里穂の親友。黒髪のショートカットの女の子。
白馬 (はくば)
修行のために人間の世界にやってきたねんねこ姫が住むことになった団子屋・招木屋の娘・招木里穂の同級生。学級委員でガキ大将の平次とは幼なじみだが、好対照の優等生の男の子。
尾花丸 (おばなまる)
少年侍の姿をしているが正体はきつねこの妖怪。元々はまぼろし谷の住人だったが、悪いことを3回したために妖怪となり、ゲテモノ山の住人となって悪事を働く。招木里穂を好きになりさらおうとする。
すずのすけ
まぼろし谷から人間界に修行にやってきたねんねこ姫と同じく、鈴ノ木山から人間界で鈴を作りながら旅をして修行している、子猫そっくりの若侍。
場所
まぼろし谷 (まぼろしだに)
ねんねこ姫の住む世界で、かつぶし城に彼女の家族が住んでいる。この谷は人間界の人々から認識されない世界だが、まぼろし谷の馬・ユカリちゃんに乗って行き来することができる。
招木屋 (まねきや)
招木里穂の自宅で、両親が営む草団子が名物の団子店。まぼろし谷のねんねこ姫が風邪を引いた弟のこがね丸のために団子を買い求めに来たことを切っ掛けに、修行のために住むことになる。
ゲテモノ山 (げてものやま)
ねんねこ姫のいたまぼろし谷の住人は悪いことを3回すると、本当の自分とは違うものに化けるバケモノとなってしまいゲテモノ山に移り住む。しかしバケモノになっても3回良いことをすれば元に戻る。
その他キーワード
ユカリちゃん
ねんねこ姫が持っている巾着の鈴を鳴らすと飛んでくるまぼろし谷の馬で、巨大なナスに割り箸の足をしている。ねんねこ姫や招木里穂を乗せてまぼろし谷と人間界を自由に行き来できる。