概要・あらすじ
警視庁刑事部の巡査長で、京橋警察署刑事課強行犯捜査第一係を兼務する丸越和人は、スーツのシルエットが崩れるという理由から、拳銃を持たないことを信条とする変わり者の刑事。彼は凶悪な犯罪者たちに「まるごし」で立ち向かっていくのだった。
登場人物・キャラクター
丸腰 和人 (まるごし かずと)
スーツのシルエットが崩れるという理由から拳銃を持たず、己の肉体のみで凶悪犯に立ち向かっていく、京橋警察署刑事課強行犯捜査第一係に所属する巡査長。サングラスと口髭が特徴であり、しばしばやくざと勘違いされるほどいかつい外見の持ち主。元プロの格闘家をもタイマンで倒す程の腕っぷしの強さと、大胆とも言える強引な作戦立案能力を駆使して、数々の悪人に立ち向かっていく。 かなりの女好き、かつロマンチストであり、そこを犯人に突かれることもある。拳銃を持たない本当の理由は、過去に片思いしていた女性を、不慮の事故から己の手で射殺してしまったため。
五十路 貞造 (いそじ ていぞう)
京橋警察署刑事課強行犯捜査第一係に所属する刑事であり、丸腰和人としばしば行動を共にする五十代の男性。合気道三段という腕前であり、荒事では年齢を感じさせない動きを見せる。また、まるごしとは違い、拳銃は所持している。胆の据わり具合は年相応であり、まだ若いまるごしのストッパーとなることもあるが、同時にまるごし以上の女好きであり、非常に盛ん。
松井 愛 (まつい あい)
二年前、やくざに誘拐されたときに丸腰和人によって助け出された少女。多くの人から一目置かれるほどの美少女だが、現在では不良化してスケバンとなっている。前髪のセンターのみ白く染めている。権力者の息子に奪われた母と土地の権利書を取り返すため、再びまるごしと出会う。事件解決後もまるごしとの交流は続いており、彼の捜査に協力することもある。