概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ダーナ・ドンブンブンドウー
若い女性の姿をした精霊。実年齢は88歳以上。精霊としては異例の妊娠をし、父親のわからない息子ルトルを生んだ。人間の妻を亡くしたイカルスと再婚し、共に暮らしている。眠り続けるルトルを心配し、イカルスの連れ子チェシーに手を焼く。
イカルス
若い男性の姿をした精霊。実年齢は不明。今は亡き人間の女性との間にできた娘チェシーを連れ、ダーナ・ドンブンブンドウーと再婚した。眠り続けるルトルを心配する。
チェシー
イカルスの連れ子で、人間と精霊のハーフ。人間で言うと見た目は7、8歳だが、精神的には2歳児相当のわがまま盛り。テレポート能力がある。カチュカからダーナ・ドンブンブンドウーが本当の母親ではないと聞き、本当の母親を探しに行ってしまう。
ルトル
ダーナ・ドンブンブンドウーの息子。生まれてから2年間ずっと眠り続けている。
ティペント・ナンセンス
人間だが、精霊の存在に理解がある科学者。精霊のイカルスを助手にしている。助手Aと共に、精霊の起源と生命の進化について考察する。
カチュカ
ダーナ・ドンブンブンドウーの友人である精霊。テレポート能力とテレパシー能力がある。若い女性の姿をしているが、実年齢は不明。家出をしてきたチャシーに、チャシーはダーナの実の娘ではないということをうっかり漏らしてしまう。
リッピ
ダーナ・ドンブンブンの友人である精霊。若い女性の姿をしているが、年齢は65歳以上。3年に一度精霊たちの間で行われる「月まつり」のダーナが来るのを楽しみにしていた。
助手A (じょしゅえー)
ティペント・ナンセンス博士の助手をしている。精霊の起源を有翼人種(天使)ではないかと考察する。萩尾望都の作品『トーマの心臓』『11月のギムナジウム』『訪問者』などに登場するオスカーの客演キャラクター。