概要・あらすじ
第三次世界大戦後、超能力が使える謎の種族精霊が存在するようになった未来世界。精霊を排斥しようとする人間たちの「精霊狩り」によって、人間をからかおうとした精霊ダーナが捕えられてしまった。そこで精霊の仲間たちや、ダーナに恋をした人間の男リールは彼女を助けようと奮闘する。萩尾望都の精霊シリーズの第1作目。
登場人物・キャラクター
ダーナ・ドンブンブン
若い女性の姿をした精霊。精霊狩りの夜、人間をからかいに出かけたところを捕えられ、裁判を受けることとなる。実年齢は88歳で、これまで7人の人間の男性を夫としていた。
リール
人間の男。精霊であるダーナ・ドンブンブンに恋してしまい、裁判にかけられたダーナを助けてほしいと訴える。
ティペント・ナンセンス
人間の男性科学者。精霊の存在に理解がある。第三次世界大戦以降失われた人間の文明について研究しており、童話や漫画などのフィクションも資料として扱っている。
カチュカ
ダーナ・ドンブンブンの友人である精霊。若い女性の姿をしているが、実年齢は不明。テレポート能力があり、裁判にかけられたダーナを助けようとする。
リッピ
ダーナ・ドンブンブンの友人である精霊。若い女性の姿をしているが、65歳。動物に乗り移る能力がある。裁判にかけられたダーナを助けようとする。
集団・組織
精霊
萩尾望都のSFファンタジー作品『精霊狩り』シリーズに登場する種族。テレポート透視などの超能力が使える。人間は異質な存在である彼らを恐れ、排除しようとしている。