みんなで卒業をうたおう

みんなで卒業をうたおう

憧れの先輩との卒業式での別れや失恋など、中学生の揺れ動く心をセンシティブに描いた青春ラブストーリー。「別冊マーガレット」に掲載された作品。

正式名称
みんなで卒業をうたおう
ふりがな
みんなでそつぎょうをうたおう
作者
ジャンル
恋愛
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

七里の妹の友達は先輩である石川に片想いをしていたものの、石川には好きな女性がいる様子だったため告白できずにいた。石川を含めた3年生は団結力が強く、文化祭を盛り上げたり、後輩達の面倒もよく見る、憧れの存在だった。そんな3年生の卒業間近、文化祭で結成したバンド「だて巻きーズ」が最後のライブをする話が持ち上がり、七里の妹の友達が所属する軽音楽部は、設営などに協力することとなる。

ライブは3年生しか見ることができない予定だったが、設営の協力をした軽音部のみ、特別に観覧が許された。涙ながらで熱唱する「だて巻きーズ」のメンバーと観客の3年生達を見て、七里の妹の友達は、彼らが本当に卒業してしまうのだと寂しく感じるのだった。そして迎えた卒業式の日、石川は美術の先生に告白をする。

周りは冗談だと受け取っていたが、七里の妹の友達は石川の気持ちは本物だと確信し、失恋の痛みを隠して「石川が好きなものは自分も好きだ」と思うのだった。

登場人物・キャラクター

七里の妹の友達

中学1年生の女子。七里の妹とはつねに行動を共にし、恋愛話を気軽に相談する親友関係である。石川に片想いをしているものの、石川には好きな人がいるような気がしているため告白できずにいる。本名は覚えられていないものの、七里の妹の友達であるので、石川から「七里の妹の友達」と呼ばれ、存在はしっかり認識されている。 軽音楽部に所属しており、文化祭でバンドの演奏をしていた石川に影響されて入部した。

石川 (いしかわ)

中学3年生の男子。イケメンでユーモアセンスや行動力も兼ね備えており、学校中の人気者。そのため、多くの女子生徒から好意を寄せられている。それでも、特定の彼女はいない。七里とは仲のいい友達であり、七里の妹や、彼女といつもいっしょにいる七里の妹の友達の存在も認識している。文化祭では軽音楽部に所属していないものの、バンド「だて巻きーズ」のメンバーとして参加し、文化祭を大いに盛り上げた。

七里の妹 (しちりのいもうと)

七里の妹で、中学1年生の女子。七里の妹の友達とつねに行動を共にしており、彼女が石川に片想いをしているのも知っている。七里と石川が仲がいいので、石川に関する情報を七里の妹の友達に流すことも多く、七里の妹としては、早く告白をすればいいのにと思っている。軽音楽部に所属しており、七里の妹の友達と共に文化祭のあとに入部した。

七里 (しちり)

中学3年生の男子。お調子者で、学校ではいじられ役になることも多い。七里の妹も同じ学校に通っている。石川と仲がいい。

アキラ

中学2年生の男子。七里の妹の友達や七里の妹が所属する軽音楽部の部長を務めている。石川と七里からよくいたずらされており、顔に落書きをされるなど、ひどい目に遭っている。

集団・組織

だて巻きーズ (だてまきーず)

文化祭に参加したバンド。中学3年生の男子が15人程度集まって結成されている。中心は軽音楽部の部員だが、軽音楽部以外の生徒も参加している。演奏以前に、とにかく楽しむことを目的としており、実際に文化祭の時にはライブ演奏をして大いに盛り上げた。石川はボーカルの一人として参加している。

SHARE
EC
Amazon
logo