やけっぱちのマリア

やけっぱちのマリア

幼くして母を亡くしたやけっぱちは、さびしさから分身を生み出してしまう。それが、ダッチワイフの中にはいり美少女となって学校へ現れて騒動を巻き起こす。タブーをやぶって性描写が少年漫画に取り入れられるようになった時期の漫画界にあって、手塚治虫自身が「やけっぱち」で描いたという性教育漫画。

概要

母を幼くして亡くしたやけっぱちは、さびしさから無意識にエクトプラズムによる分身を生み出してしまう。その分身が、やけっぱちの父が作っているダッチワイフに入ると驚くような美少女となり、「マリア」と名付けられる。担任の秋田先生は、マリアによってやけっぱちを成長させようとマリアを学校へ入学させ、同時に、学内に正しい男女交際をおしえるクラブ、B・Gクラブを発足させる。

いっぽう、学校を仕切るタテヨコの会のリーダー雪杉みどりは、学校中の男を魅了するマリアを追い出そうと、あの手この手で嫌がらせをする。マリアをまもって戦うやけっぱちだが、やがて、母への思慕から生まれたマリアへの恋を卒業し、人間の女の子に恋心を抱くようになって、マリアとおわかれを言う時期を迎えるのだった。

登場人物・キャラクター

主人公

中学1年生(1年落第している)。学校の中では1匹オオカミ的存在。家はビニール加工業。3歳の時に母と死に別れ、男っぽい父に育てられたため、心の中で母性をもとめ、それがエクトプラズムの分身となって現れる。 関連ページ:焼野 矢八

主人公

やけっぱちのエクトプラズムがビニール製のダッチワイフの中に入って誕生した美少女。やけっぱちの担任、秋田先生により名付けられる。やけっぱちの分身であるため、言葉遣いや性格はやけっぱちそのものだが、その死... 関連ページ:マリア

やけっぱちの担任教師。やけっぱちがエクトプラズムを生み出した原因を察知し、ダッチワイフに入って少女になった分身を学校へ入学させる。無知なやけっぱちとマリアに性教育的な指導をする。また、学校のクラブ活動... 関連ページ:秋田先生

ビニール加工業を営むが、こっそりとおとなのオモチャであるダッチワイフを製造。口よりも手が先に出る荒っぽい親子で、なまキズがたえない。配役は手塚漫画の常連キャラクターヒゲオヤジ。 関連ページ:やけっぱちの父

やけっぱちの学校を支配するタテヨコの会のボス・ナンバーワン。美しいが鼻が無い(低い)のが唯一の欠点。男が威張っている社会にがまんならず、女王になろうとする。自分になびこうとしないやけっぱちに心を惹かれ... 関連ページ:雪杉 みどり

タテヨコの会のボス・ナンバーツー。雪杉みどりの参謀役。鉛の分銅を仕込んだステッキをいつも持ち歩く。雪杉みどりへの思いを抱いていたが、雪杉みどりが惹かれているのは、唯一自分になびかないやけっぱちであった... 関連ページ:若松

「ウォーッホ」という咳払いがトレードマーク。やけっぱちに起こる現象をエクトプラズムであると解説。やけっぱちの体の中に戻ってしまったマリアを呼び出すために手を貸す。 関連ページ:霊媒の先生

やけっぱちとマリアのデートに同行する霊媒の先生に同行するかかりつけの医者。タテヨコの会とのケンカでぼろぼろになったやけっぱちの手当をし、似た者親子であるやけっぱちとやけっぱちの父に、精子と卵子、さらに... 関連ページ:医者

やけっぱちの学校の養護教諭。やけっぱちとおなじく乱暴で、それでいて、学内の生徒も教師も魅惑するマリアの入学に断固反対する女教師。 関連ページ:保健の先生

網走刑務所の受刑者。あと数日で死刑が執行されようとする時、タテヨコの会に箱詰めにされたマリアを差し入れされる。凶悪な殺人犯だったが、マリアによって心が癒され、刑務所内でマリアと結婚式を挙げた後、脱走。... 関連ページ:死刑囚1313号

『やけっぱちのマリア』の登場する幽霊。海へ合宿に行ったB・Gクラブの生徒たちが見た幽霊の正体は、小島の崖から落ちたこの娘の霊であった。恋人に突き落とされたと思っていたが、実は、恋人がキスをしようとして... 関連ページ:分田野 葉奈

集団・組織

タテヨコの会

『やけっぱちのマリア』に登場するグループ。ボス・ナンバーワンである女生徒、雪杉みどりのもと、学校を仕切っていると豪語するグループ。美しいが、鼻が無い(低い)雪杉に対して「鼻」のことを言うのはグループ内... 関連ページ:タテヨコの会

B・Gクラブ

『やけっぱちのマリア』に登場する学校のクラブ。秋田先生が作った正しい男女交際を教えるクラブ。会員はストッキングをかぶり、顔がわからないようにする。顔を出す必要がないことで女生徒が入りやすくなり、多くの... 関連ページ:B・Gクラブ

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