概要・あらすじ
姉の相沢あやかが亡くなってから、相沢勇はいつも孤独な生活を送っていた。そんなある日、ガキ大将の堀田大介から給食をぶちまけられそうになった時に、勇は不思議な力によって守られる。自分の身に起きた出来事に驚きながら帰宅した勇は、そこで天使の羽を持つあやかと再会する。
登場人物・キャラクター
相沢 勇 (あいざわ ゆう)
小学生の男子で、相沢あやかの弟。如月優とは幼なじみで、堀田大介と市原さえとはクラスメイト。あやかが亡くなったことで内気な性格となり、いつもおどおどしていたが、あやかが天使として戻ってきたことで、徐々に前向きな性格に戻っていく。
相沢 あやか (あいざわ あやか)
相沢勇の姉。勇を残して亡くなったったが、天使となって彼のもとに戻ってきた。明るく慈愛に満ちた優しい性格。相沢あやかは勇にしか見えず、相沢の母でも見ることができない。
如月 優 (きさらぎ ゆう)
小学生の女子。相沢勇とは幼なじみでクラスメイト。男子とも対等に渡り合う負けん気の強さを持ち、ガキ大将の堀田大介から勇を守っている。おどおどした勇を守りたい気持ちと、自分と距離を取り続ける勇にジレンマを感じている。
堀田 大介 (ほった だいすけ)
小学生の男子で、相沢勇のクラスメイト。クラスのガキ大将で、勇のことをいつもいじめている。勇が不思議な力を持っていることにいち早く気付く。勇をいじめる理由は、自分が好意を寄せている如月優と仲がいいため。
市原 さえ (いちはら さえ)
小学生の女子で、相沢勇のクラスメイト。自分の母親が有名なデザイナーということもあり、本人も外見やファッションには気を使っている。気が強い性格で、ガキ大将である堀田大介に対しても一歩も引くことはない。
相沢の母 (あいざわのはは)
相沢勇と相沢あやかの母親。仕事人間で家を空けることが多く、勇をいつも1人にさせている。あやかが亡くなる前は勇の面倒を彼女に任せていたこともあり、自分が勇の面倒を見るという発想を持てずにいる。ちなみに、あやかとの血の繋がりはない。
先生 (せんせい)
相沢勇のクラス担任を務める女性教師。責任感の強い性格で、堀田大介などの問題児ともきちんと向き合っている。しかし、できない子供の気持ちを汲み取るのが少し苦手で、勇に対してついきつく指導してしまう。