朝がまたくるから

朝がまたくるから

1話完結のオムニバス形式で描いた、それぞれに想いや悩みを抱えた登場人物たちが織りなすヒューマンドラマ集。「葦の穂綿」「半夏生」「冬霞」の3つのエピソードから成る。「花とゆめプラス」平成17年4月25日号、「別冊花とゆめ」平成19年10月号、平成22年2月号に掲載された作品。

正式名称
朝がまたくるから
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ、人間ドラマ
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概要

ある日、和菓子屋で働いている新田鈴は自転車がパンクして困っていたところを、通りすがりに直してくれた宇佐美孝要に一目惚れしてしまう。しかし彼は親切で愛想は良いものの、ミステリアスで決して心の中に立ち入らせてくれない。諦めようと思いつつも孝要への気持ちが募る一方で、ある日友達とお酒を飲んで泥酔した時に、偶然出会った孝要に絡んだ挙句に潰れてしまう。

介抱してもらった彼の家には、亡くなった両親と妹の遺影と、彼が殺した相手だという写真が飾ってあった。

登場人物・キャラクター

新田 鈴

エピソード「葦の穂綿」に登場する。和菓子屋で働いている20歳の女性。宇佐美孝要に一目惚れして以来、彼への気持ちを一途に持ち続け、ちょっとした優しさや拒絶に一喜一憂しながらもめげない健気な性格。平凡で幸せな家庭を作ることが夢。

江塚 リオ

エピソード「半夏生」に登場する。カメラマン事務所で写真の仕事をしている24歳の女性。プロの写真家を目指していたが、忙しい毎日に追われて夢を失いかけている。同じマンションに住む平成珪碁の女装姿にインスピレーションがかきたてられ、メイクや衣装の手助けをする代わりに写真を撮らせてほしいと申し出る。

池沼 リキ

エピソード「冬霞」に登場する。池沼チカの双子の兄で、両親に虐待されて育ったため、学校には行っておらず、字も読めない。自分の年齢も知らないが、推定6歳くらい。感情を押し殺すことに慣れているが、暴力を振るわれると過呼吸になってしまう。

池沼 チカ

エピソード「冬霞」に登場する。池沼リキの双子の妹で、両親に虐待されて育ったため、学校には行っておらず、字も読めない。自分の年齢も知らないが、推定6歳くらい。卵かけご飯が好きで、人懐っこく、無邪気な笑顔の女の子。

宇佐美 孝要

エピソード「葦の穂綿」に登場する。叔父の経営するバイク屋で働いている23歳の眼鏡をかけた男性。物腰が柔らかく、親切で優しいが、相手を心の中に立ち入らせない。実は7年前の高校2年生の時に、日常的に暴力を振るわれていた同級生を殴り殺してしまった過去があり、苦しみながら生きている。

宇佐美

エピソード「葦の穂綿」に登場する。宇佐美孝要の父方の叔父で、寡黙な男性。バイク屋「宇佐美モータース」を経営している。孝要が起こした事件に苦しみ、兄夫婦と姪が自殺してしまったことに心を痛めているが、孝要のことを心から心配しており、幸せになって欲しいと願っている。

宇佐美の妻

エピソード「葦の穂綿」に登場する。宇佐美孝要の義理の叔母だが血の繋がりはない。夫が孝要を引き取ることに反対していたが、孝要が殺人者だと周囲に知られたら手放すという条件付きで承諾した。

新田 勇太

エピソード「葦の穂綿」に登場する。新田鈴の2歳下の弟。小学生の時に鈴と一緒にゲームソフトを買いに行き、信号無視のバイクにはねられて未だに後遺症が残っている。

原田

エピソード「葦の穂綿」に登場する。52歳の主婦で、新田鈴と同じ和菓子屋で働いている。情報通で、ゴシップが大好き。鈴の宇佐美孝要に対する恋心を察し、からかって楽しんでいる。

飯田

エピソード「葦の穂綿」に登場する。34歳の主婦で、新田鈴と同じ和菓子屋で働いている。噂好きで、ゴシップが大好き。鈴の宇佐美孝要に対する恋心を察し、からかって楽しんでいる。

平成 珪碁

エピソード「半夏生」に登場する。江塚リオと同じマンションに住む15歳の高校1年生男子。女装が趣味で、ゴスロリの格好が好き。知り合いにはバレないようにこっそりイベントなどで女装していたが、リオに見つかってしまい、メイクや衣装の指南を受けることになる。自分の美しい姿を写真に残しておきたいと考えている。

珪碁の母

エピソード「半夏生」に登場する。平成珪碁の母親。ヒステリックな性格で、近所の主婦たちに粗さがしをされているという妄想にとらわれている。珪碁と江塚リオの関係を切りたいと思っている。

恭一

エピソード「冬霞」に登場する。両親に虐待されて飢え死にしかけていた池沼リキと池沼チカを救い出した、10代後半の青年。自らも両親から虐待されて育ち、10歳の時に祖父母のもとに引き取られた過去がある。その後は憎しみと怒りの気持ちを抑えられず、悪い道へ進んでしまった。実はリキとチカの兄。

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