概要・あらすじ
高校に進学した野々原ゆずこと日向縁、櫟井唯の仲良し3人組は、情報処理部を発見。誰も部員はいなかったが、入部して活動をゆるゆるした内容で開始する。3人のとりとめのない話に、顧問の先生、別の仲良し3人組も交えて、大きなドラマもなく楽しい日常が紡がれていく。
登場人物・キャラクター
野々原 ゆずこ (ののはら ゆずこ)
『ゆゆ式』の主人公の一人。ショートカットでサイドは耳が隠れるくらいの長さがある女子高生。3月24日生まれ。少し目が悪くメガネを持っているが、頭がよさそうに見えるのを嫌ってあまりかけない。姉が一人いる。日向縁と櫟井唯とは中学校からの親友。いつも友人を面白がらせようとしている天性のムードメーカー。特に縁と唯へは渾身のギャグを披露する。 いつもふざけているのに学年でも上位の成績優秀者。情報処理部ではホワイトボードにまとめを書く担当。ネコが大好き。
日向 縁 (ひなた ゆかり)
『ゆゆ式』の主人公の一人。腰近くまで黒髪を伸ばしている女子高生。11月11日生まれ。のどかな笑顔でいることが多い。かなりのお嬢様で、浮世離れしたところがある。栄太という兄がいる。名前には長男が家を太く栄えさせ、妹が縁を深めるという想いが込められているという。櫟井唯とは幼馴染み。野々原ゆずこがセンスと知力でボケたところに、天然でボケをさらに深める。 体力がないのに体育の授業では限界まで頑張ってしまう。情報処理部の部長だが、ゆずこと唯の検索を後ろで見ていることが多い。イヌが大好き。
櫟井 唯 (いちい ゆい)
『ゆゆ式』の主人公の一人。背中くらいまである髪を左右の肩のあたりで結び、2本を前へお下げにしている女子高生。5月1日生まれ。やや吊り眼で、キリッとした表情をしている。一人っ子。日向縁とは幼馴染み。野々原ゆずこと縁のボケにツッコミを入れる役目で、意識して強めに突っこんでいる。スキンシップはやや苦手。 面倒見がよく、周囲に気を配っている。情報処理部では話題を広げるような検索結果を見つけることが多い。学校外で3人が集まるのは唯の部屋。
松本 頼子 (まつもと よりこ)
長い髪を首の後ろで緩く束ねて、耳の前はそのまま前に垂らしている女性。英語教師で情報処理部の顧問。柔和で包容力を感じさせるため、野々原ゆずこと日向縁からおかーさんと呼ばれるようになり、周囲にも定着してしまった。本人は当初おかーさんと呼ばれるのを嫌がっていたが、すっかり受け入れてしまった。 情報処理部の活動後、ホワイトボードのまとめを見るのが楽しみ。
相川 千穂 (あいかわ ちほ)
前髪を左前で分け、背中まで下ろしている女子高生。野々原ゆずこたちのクラスの委員長。癒し系でなぜかイタズラしたくなるようなタイプのため、ゆずこの標的になることがある。櫟井唯となかよくなりたいと思っている。岡野佳、長谷川ふみの3人でいることが多い。自宅ではかなりだらけている。
岡野 佳 (おかの けい)
前髪をセンターで分け、肩まで伸ばしている女子高生。野々原ゆずこたちのクラスメイト。相川千穂と長谷川ふみの3人で一緒にいることが多い。志穂がゆずこたちに興味を持っているため、自分たちから離れていくのではないかと、ゆずこを一方的にライバル視していた。話をして息が合ったため、メールのやりとりをしたり、情報処理部に遊びに行ったりするようになった。
長谷川 ふみ (はせがわ ふみ)
ショートカットの女子高生。野々原ゆずこたちのクラスメイト。バドミントン部所属。相川千穂、岡野佳の3人で一緒にいることが多い。口数は少ないが、ゆずこと同様のイタズラを考えていることがあり、この二人でなにか通じるところがある。特に佳をイジることが多い。
集団・組織
情報処理部 (じょうほうしょりぶ)
『ゆゆ式』に登場する部活動。野々原ゆずこと日向縁と櫟井唯の3人が部室を見つけて入部した。先輩部員はおらず、この3人だけで、部長は縁。部室にある2台のパソコンでテーマとなる言葉をネット検索し、思索と理解を深めているようだが、とりとめない話で終わる。テーマはゆずこが中心になって部活動前に決めている。 部活動の最後に、その日のテーマについてのまとめをゆずこがホワイトボードに書いておく。顧問は松本頼子だが部活動にはノータッチで、部活動の終了後にホワイトボードのまとめを読む程度。3人が入部する以前は、もっと内容のある活動をしていたらしい。