りりむキッス（漫画）- マンガペディア

概要・あらすじ

主人公の男子高校生・斉木貴也は、ある日、拾ったペンダントについていたボトルチャームの蓋を開けてしまったことから、封印されていた夢魔・りりむを解放してしまう。貴也の生気を「一番美味しい」と感じたりりむは貴也に付きまとい、両親の了解を得て彼の家に居候することになる。貴也、りりむと、貴也を好きになった白井美羽、クラスメイトの小島などが引き起こす騒動を描いたラブ・コメディ。

登場人物・キャラクター

斉木貴也 (さいきたかや)

西高に通う男子高校生。1年4組出席番号13番。高身長で体格が良く、文武両道で容姿にも優れている。硬派な雰囲気から、不良に絡まれることが多く、女性からは憧れられるものの遠巻きにされることが多い。こうした周囲のイメージに逆らいきれず、筋トレを欠かさず、女性にも興味がないふりをしている。実際は、お人好しで律儀な性格。拾ったペンダントのボトルチャームの蓋を開け、チャームに封印されていたりりむを解放してしまったことから、彼女の面倒をみることになった。りりむと同じ場所、胸の下部とおしりにホクロがある。

りりむ

ペンダントのボトルチャームに封印されていた悪魔。斉木貴也がチャームの蓋を開けてくれたことで封印から解放される。キス、あるいは眠っている男性に淫夢を見せることで相手の生気を吸い食料とする夢魔である。ロングストレートの黒髪と魅力的な肉体を持つ美少女で、背中に収納可能なコウモリのような羽根を持ち、空を飛ぶことができる。胸のサイズはFカップ。貴也のキスが一番おいしかったことから、貴也のことが気に入ってしまい、斉木家に居候することとなる。天真爛漫な性格で、常識はずれなことをしてしまいがち。貴也とは同じ場所、胸の下部とおしりにホクロがある。料理は壊滅的に下手。

白井美羽 (しらいみう)

お嬢様学校と言われる聖森学園に通う女子高生。白井財閥の一人娘。ミス聖森学園で、「天使のように可愛い」と称されるほど容姿が良く、周囲の男子高校生の憧れの存在。二面性のある性格で、気に入らないことがあると目つきが非常に悪くなり、剣呑な発言をする。ひったくりにあったところを助けられた縁から斉木貴也を好きになり、貴也と付き合っていると思われているりりむを排除しようと画策しはじめる。料理は壊滅的に下手。

小島 (こじま)

西高に通う男子高校生。斉木貴也のクラスメイト。他のクラスメイトがりりむの淫夢によって生気を吸われ、学校を休むことになった際、その被害を免れた。この時、同じく出席していた斉木貴也に声をかけたことから貴也の友人となる。オカルトマニアで、この集団欠席の理由が夢魔の仕業ではないかと気づく。小柄なせいか、貴也と友人になる前には不良に絡まれることが少なくなかった。りりむが家出した際、しばらくの間、夜間のみりりむを家に置いていたことがある。

チャッピー

チャッピーは過去飼っていた犬の名前から白井美羽がつけたあだ名で、本名は不明。白井美羽が両親に建ててもらった別荘の管理人の孫。日本人の祖母とフランス人の祖父、イギリス人の母を持つため、日本人離れした容姿の美形ではあるが、ナルシストで思い込みが強く、自意識と自己演出が過剰。白井美羽や斉木貴也と初対面の際、黒づくめのコート姿だったことも手伝って不審者扱いされた。霊感のようなものがあるらしく、りりむからまがまがしい妖気を感じ取る。料理が得意。

松田 (まつだ)

西高に通う男子高校生。斉木貴也の友人でクラスメイト。お調子者で惚れっぽい性格。元は白井美羽のことが好きだったが、りりむが現れてからは鞍替えしている。

ぴゆちゃん

『りりむキッス』に登場するキャラクター。大福のようなまるまるとした姿に、コウモリのような羽根を持つ可愛らしいモンスター。元々は小島が誤って呼び出したワイバーンで、一旦はりりむが封印されていたペンダントのボトルチャームに封印されてしまったが、再び蓋が開かれた際、このような姿で現れた。「ぴゆ」といった鳴き声しか発せないが、りりむとは意思疎通ができる。名前はこの鳴き声からりりむがつけた。普段はりりむの胸と同じ柔らかさだが、怒ると鋼鉄のように硬くなり暴れる。

相馬雪彦 (そうまゆきひこ)

偏差値、授業料共に高いことで知られる慶葉高校に通う男子高校生。育ちの良さが感じられる好青年。斉木貴也より半年ほど前に、りりむが封じられたペンダントの封印を解き、しばらくりりむと暮らしていた。引越しのため町を離れることとなり、りりむとの再会を希望する。

センパイ

りりむより年上の、成人女性の姿をした夢魔。魅力的な容姿と豊満な肉体を持つ。斉木貴也を誘惑しようとしたが、うまくいかなかった。りりむにアドバイスをし、町を去る。

貴也の母 (たかやのはは)

斉木貴也の母。常識を持ち合わせた女性ではあるが、思春期を迎え、口数が少なくなり、何かをねだることもなくなった息子に寂しさを覚えていたことも手伝って、貴也からの久々の願いだった「りりむを家に置いてやってくれ」という希望を聞き入れる。兼業主婦で、夕刻仕事を終え、帰宅する。娘が欲しいと思っていたこともあり、りりむに様々な服を買い与えるなど、彼女との生活を楽しんでいる。

貴也の父 (たかやのちち)

斉木貴也の父。眼鏡をかけた中年男性。色気に弱く、りりむの胸に惹かれ、触ろうとして妻と貴也に殴られたり、どさくさにまぎれて抱きつこうとしたところを止められたりしている。貴也にりりむを家に置いてやってくれと請われた際、貴也の母の意見しだいだとしながらも、彼女に先立ってそれを許容した。

菅原 (すがわら)

西高に通う男子高校生。斉木貴也のクラスメイト。短髪の黒髪の男性。友人とりりむが出てきた夢で何をしたか話をしていたことが貴也の癇にさわり、蹴られてしまう。

その他キーワード

ペンダント

りりむが封印されていたボトルチャームのついたペンダント。斉木貴也が無視したり、あるいは捨てたものの、小さな不幸と共に戻ってきてしまうため、手元に残した。

週刊ギャルジャン (しゅうかんぎゃるじゃん)

『りりむキッス』に登場する女性向け雑誌。「発掘! 美少年」という、読者から投稿された美形男性の写真を掲載するコーナーがある。小島は松田から依頼され、このコーナーに推薦者として松田の写真を投稿した。

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EC

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