わたしのすきなひと

わたしのすきなひと

CLAMPによるショートラブストーリーが収められた1話完結の短編集。恋をする女の子の不安や幸せ、後悔、満足などの気持ちが各話の主人公の日常を通して繊細に描かれる。また、短編の各話の最後に作者のエッセイが収録されている。「ヤングロゼコミックス」に1993年12月号より連載された作品。

正式名称
わたしのすきなひと
作者
ジャンル
恋愛一般
レーベル
ヤング ローズ コミックス デラックス(株式会社KADOKAWA)
巻数
全1巻
関連商品
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概要・あらすじ

素直になれず大切な彼とケンカをしてしまった女の子や、大切な彼に会えなくて寂しさをもてあます女の子、彼のことは大好きなはずなのに結婚へのステップにどうしても踏み出せない女の子など、恋をする女の子が壁にぶつかった時の素直な気持ちや不安を切り取った、「普通」の女の子が一人称視点で語る全12話のストーリー。

登場人物・キャラクター

第一話主人公

「ごめんなさい」その一言が言えず恋人とけんかをしてしまった女の子。素直な「違う」自分になるため、いつもはお稽古でしか着ることのない着物を着て街に出る。

第二話主人公

街にあふれる「かわいい」という言葉に納得のいかない女の子。「かわいい」は曖昧な言葉でどんなに考えても、はっきりはわからないから信用できないと思っていた。しかし「あなた」に言われると別の気持ちが生まれることに気付く。

第三話主人公

いつも忙しい漫画家の恋人に会えないでいる女の子。会いたい気持ちが大きくなってつい余計なことまで考えて不安になってしまう。こんな気持ちでいるのは自分だけだと自己嫌悪するが、その時玄関のチャイムが鳴って意外な人物が現れる。

第四話主人公

年齢が原因で2か月前に恋人と別れてしまったばかりの女の子。それからは年齢に対してコンプレックスを持っている。実家がケーキも販売するパン屋で、忙しい時期にはお店の手伝いもしている。

第五話主人公

デザイン事務所でバリバリ働く女の子。一緒に働く上司を無口で無表情で苦手な存在だと思っている。自らが校正した商品のミスに完成後に気付き、真っ先に取引先に自ら謝罪しようとするなど責任感が強い性格。

第六話主人公

幼稚園に通う女の子。幼稚園で楽器を演奏する時間になっても、自分の楽器が見つからず途方に暮れてしまう。そんな時、助けてもらった男の子に一目ぼれし、好きなものを共有したいと思うようになる。その経験から彼女は、女の子が好きな子に合わせて趣味や嗜好が変わることは素敵なことだと考える。

第七話主人公

楽しみにしていたデート当日を迎えた女の子。好きな人と会える日にはこの世で一番きれいになりたいと願っている。髪を巻いたり、服を完璧に準備したり一生懸命に用意していたが、デート当日の天気は雨で途方に暮れてしまう。

第八話主人公

恋人と同棲し幸せな女の子。だが、今日のあなたは明日には変わってしまうかもしれないから、と「不安」になり、「もういらない」と言われる夢をよくみるようになる。そんな気持ちのある日、家に帰ると鍵が開かず、彼女はパニックに陥る。

第九話主人公

バレンタインデーに告白を決意した女の子。ある日、道で助けられた塾の先生を好きになり、何度か映画に出かけるなどしたが、相手からは電話をもらったこともなかった。そんな相手に勇気を出して告白するためバレンタインデー当日に待ち合わせをする。

第十話主人公

会社のお花見でお弁当をほめられたことから、同僚と付き合うようになって2年が経つ料理上手な女の子。自身の誕生日にプロポーズをされたが、恋人から結婚相手にどうやってジャンプアップしたらいいのかわからず、結婚に踏み出せないでいる。

第十一話主人公

彼の親の都合で遠距離恋愛になってしまった高校生の女の子。距離が「はなれ」てしまうと、心も「はなれ」てしまうんじゃないかと不安になっている。3か月前に最後に会ってから自身は何も変わっていないのに、恋人は変わってしまっているのではと心配しながら、久しぶりのデートの待ち合わせに向かう。

第十二話主人公

結婚式当日を迎えた女性。彼女の姉妹はすでに結婚しているが、結婚したらなんだか全然違う自分になってしまうのではないかと思い、当日にもかかわらず結婚することに迷いが生じてしまう。そんな迷っている彼女に彼は素敵な言葉をプレゼントする。

書誌情報

わたしのすきなひと 全1巻 株式会社KADOKAWA〈ヤング ローズ コミックス デラックス〉 完結

第1巻

(1995年7月発行、 978-4048525855)

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