アクタージュ act-age

天才新人女優と凄腕映画監督の出会いから始まるアクターストーリー。芸能界や映画製作現場を舞台とする。原作のマツキタツヤと漫画担当の宇佐崎しろのコンビは、読切作品『阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ』に続き、二度目となる。「週刊少年ジャンプ」2018年9号より連載開始。

正式名称
アクタージュ act-age
原作者
マツキタツヤ
漫画
ジャンル
演劇
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
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概要・あらすじ

大手芸能事務所「スターズ」が開催する俳優発掘オーディションは、例年3万人以上の新人が集う狭き門。そのオーディションの女優部門第5次演技審査会場に、「豪腕」と呼ばれる映画監督・黒山墨字がゲスト審査員として参加していた。対象となる新人は12名。3万人からの選りすぐりが「悲しみ」を演じるが、黒山の目にはどれも凡庸に見えた。

そんな中、黒山の目は一人の少女に釘付けとなる。一見、ただ突っ立っているだけのようだが、その少女はまさに「悲しみ」の中にいた。少女の名は夜凪景。芝居未経験の素人だった。黒山を虜にする夜凪の演技だが、他の審査員にはわからない。そこで黒山は夜凪に「バカでもわかるように演じろ」と指示。すると、夜凪は一瞬にして涙を流す。

数日後、その演技力で周りを驚かせたにもかかわらず、夜凪はスターズのオーディションに落ちた。スターズの社長・星アリサは、夜凪の演技が独学で極めた「メソッド演技」だと見抜いていた。役柄のために自らの過去を追体験するメソッド演技は危険で、夜凪のためにならないと考えて落としたのだ。しかし、黒山は諦めていなかった。最終審査に辞退者が出たため、その穴を埋めるために、独断で夜凪の再チャレンジを決めた。

こうして、夜凪を含む4人で、最終審査が行われた。お題は「無言劇(パントマイム)」。眼の前に野犬がいるという設定での芝居に、夜凪は戸惑う。彼女の演技法は、過去の記憶を操るものなので、未体験のシチュエーションには対応できないのだ。それを察した黒山は、場所や野犬の様子、そして野犬が腹を空かせていることなどの状況説明を付け加えた。

途端に夜凪は身構え、一瞬にして仮想世界に没入した。その演技は周りの女優たちをも巻き込むほど素晴らしいものであった。しかし、星アリサ社長は、現実と芝居の境界が曖昧すぎて危険だと感じ、やはり夜凪を不合格にした。その夜、黒山は夜凪の自宅を尋ねる。

そして、どうしても撮りたい映画があるといい、夜凪をスカウトするのであった。

登場人物・キャラクター

夜凪 景 (よなぎ けい)

長い黒髪の女子高生。父に捨てられ、母に死なれたため、一人でルイ、レイという双子の弟たちを養う。中学生の頃から、朝も夜も、ダッシュで新聞配達をしているため、アスリート並の身体能力を持つ。ビデオ映画に登場する役者に自分を重ね合わせ、感情をコントロールする術を心得ており、自然と「メソッド演技法」を極めるようになった。その特技を活かし、家族を養うために役者を目指す。 大手芸能事務所スターズのオーディションで、映画監督の黒山墨字と出会い、彼のプロダクションに所属することになる。

黒山 墨字 (くろやま すみじ)

「豪腕」といわれる映画監督。男性。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭すべてに入賞している実力の持ち主だが、日本では無名。モジャモジャ頭とアゴの無精ヒゲが特徴。スタジオ大黒天という映画製作プロダクションの代表を務める。ある映画を制作するために、既存の役者では満足できないでいたところ、夜凪景と出会う。ダイヤの原石のような夜凪に惚れ込み、彼女を育てようとする。

柊 雪 (ひいらぎ ゆき)

黒山墨字が代表を務める、スタジオ大黒天の制作担当。元気で小柄な若い女性。好き勝手に振る舞う黒山の尻拭いをしたり、諫めたりという役割。夜凪景のことを「けいちゃん」と呼ぶ。

星 アリサ (ほし ありさ)

大手芸能プロダクション「スターズ」の社長。54歳の女性。元女優。才能に長けていたせいで心を壊した過去を持つ。そのため、芝居にすべてを賭けるような役者育成方針をとらず、造り上げたスターを輩出する。夜凪景の才能を認めつつも、自らのポリシーに基づき、オーディションを受けに来た彼女を落選させる。また、天才俳優・夜凪と豪腕映画監督・黒山墨字のコンビが、芸能界には邪魔だと考え、彼らを排除しようとする。

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