アニメDEマンザイ じゃりン子チエ

アニメDEマンザイ じゃりン子チエ

はるき悦巳の同名漫画のアニメ化をPRする特別番組。劇場アニメ『じゃりン子チエ』公開時期の1981年4月に「花王名人劇場」枠でテレビ放送。アニメキャラと実写人物の合成映像が主で、主人公チエとチエ役の中山千夏が並んでの挨拶に始まり、吉本芸人の公演にアニメの観衆が笑う姿を挿入する梅田花月パート、西川のりおがアニメ劇中の店に案内されるショートドラマの他、西川が自らの声をあてるテツと同じ壇上でかけあう漫才も収録されている。

正式名称
アニメDEマンザイ じゃりン子チエ
ふりがな
あにめでまんざい じゃりんこちえ
原作者
制作
東京ムービー新社
放送期間
1981年4月8日 〜 1986年2月19日
ジャンル
お笑い
 
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

吉本興行の芸人・西川のりおは、大阪の下町で、ガラは悪いが愛嬌のある男と知り合いになる。その男・竹本テツは自分が店舗経営をしている社長だと言い、西川を店まで連れていく。店には、まだ小学生の女の子がたった1人で大人たちと堂々わたりあいながらホルモン焼き屋を営む姿があった。

その子はテツの娘・竹本チエであり、乱暴者で甲斐性なしの父を御しながら日々を送るたくましい女の子だった。

登場人物・キャラクター

竹本 チエ (たけもと ちえ)

ホルモン焼き屋チエちゃんを事実上ひとりで経営している少女。波乱に満ちた環境の中でも明るい性格だが、時おりシビアな一言を放って大人をひるませる。両親の別居状態が悩みの種。だらしない父テツには容赦がなく、呼び捨てにしている。

おジィ

チエの父方の祖父。テツの父親。気弱な大人しい人物で、放蕩息子のテツに厄介をかけられるのと強気きわまりない妻・菊に押されるので心痛める日々を過ごしている。やや心臓が弱っており、おもにテツ関係のトラブルが起きるたび呼吸を乱して胸をおさえて苦しむ。 よくテツに金をせびられている。

アントニオ

『アニメDEマンザイ じゃりン子チエ』に登場する動物。猫。百合根に飼われている愛猫。テツも脅かす凶暴なヤクザ猫だが、小鉄との対決で睾丸を1つ取り去られて負けて以来、弱ってしまう。その後、近所の犬に噛み殺されて命を散らす。

百合根 光三 (ゆりね こうぞう)

賭場の元締めだが、テツの大暴れと愛する飼い猫アントニオとの死別をきっかけにカタギの道に進むことになる。

小鉄 (こてつ)

『アニメDEマンザイ じゃりン子チエ』に登場する動物。猫。もとは放浪の身で、猫の世界では伝説的なヤクザ猫だった。チエのもとに飼い猫として落ち着き、器用に店の手伝いをこなしていく。アントニオと決闘し、得意技で睾丸を1つ奪い取ったことで間接的に死の原因を作る。

竹本 テツ (たけもと てつ)

チエの父親。町内随一の放蕩者。喧嘩と博打をこよなく好み、四六時中遊び歩いては人に迷惑をかける。ホルモン焼き屋の主だが、まったく働かないので小学生の娘チエが実質的な経営者になっている。

竹本 菊 (たけもと きく)

チエの父方の祖母。テツの母親。チエの店の近所で同じくホルモン焼き屋を営んでいる。師範クラスの空手の心得があり、ろくでなしに育ってしまったテツが悪さすると高齢をものともせず力づくで叱責する。 別居中の息子夫婦をとりなそうと尽力する。

竹本 ヨシ江 (たけもと よしえ)

チエの母親。夫テツの心ない物言いが原因で別居状態にある。口数少なく穏やかで品の良い女性だが、見かけによらず意志の強い面や高い運動能力をみせる才女。学生時代からテツとの付き合いではそれとなくリードをとることが多かった。

場所

西荻 (にしおぎ)

チエたちが生活している下町。大阪府大阪市のどこかにある頓馬区という架空の地域に属する架空の町。現実の西荻町(現存しない)に相当するが、地理的にはその他複数の地域を融合させたものになっている。

チエちゃん【店】

『アニメDEマンザイ じゃりン子チエ』に登場する飲食店。ホルモン焼き屋。チエが調理、接客、清掃、会計もろもろを切り盛りしている。元は「テッちゃん」という店名だったが、チエが経営の中心になったさい改名した。

クレジット

原作

ディレクター

菊池誠

構成

城山昇

作画監督

小田部羊一

アニメーション制作

東京ムービー新社

原作

じゃりン子チエ (じゃりんこちえ)

小学5年生の竹本チエが、子供だてらにホルモン屋を切り盛りし、ダメな大人の見本のような父親・テツと、さらに飼い猫の小鉄らと共に、強くたくましく生きる様子を、ユーモアとペーソスを交えて描いた人情喜劇。はる... 関連ページ:じゃりン子チエ

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