ウェディングピーチ（漫画）- マンガペディア

概要・あらすじ

夢見る少女花咲ももこは悪魔族に襲われ、母が残した指輪をうばわれそうになる。そこに現れたリモーネからウェディングピーチに変身して戦えることを知らされる。友人の谷間ゆりと珠野ひなぎくも同じ愛天使として聖サムシング・フォーを狙う悪魔族と戦う。戦いに挑む花咲ももこの力になるのは風摩ようすけへの愛。

だが、そのようすけは悪魔族の血をひいていた。

登場人物・キャラクター

花咲ももこ (はなさきももこ)

頭の横に大きなリボンをつけた、ちょっと小柄な花園学園中等部の1年生。3月3日生まれ。新聞部では写真担当。父はカメラマン。3歳のときに母さくらが死んだとされていたが、実は天使界に結界を張るために家を出ていた。母が残した指輪を大事に持っている。愛天使のウェディングピーチに変身する。柳葉和也に憧れていたが風摩ようすけが好きになる。

谷間ゆり (たにまゆり)

カチューシャをつけたロングヘアの花園学園中等部の1年生。7月7日生まれ。新聞部ではレイアウト担当。ちょっとしたお嬢様で、自室にピアノがある。祖母がフランス人で、父はウェディング・ブティックの経営、母はウェディング・ドレス・デザイナー。愛天使のエンジェルリリィに変身する。柳葉和也に憧れており、柳葉の正体であるリモーネとは天使界で恋人同士だった。

珠野ひなぎく (たまのひなぎく)

頭の上をリボンでまとめたセミロングの花園学園中等部の1年生。5月5日生まれ。一人称は「おれ」。新聞部では記事担当。格闘技マニアで空手、柔道、レスリングを趣味でこなす。器用で日曜大工も得意。自宅は花屋で弟がいる。愛天使のエンジェルデイジーに変身する。柳葉和也に憧れていたが、幼なじみの雨野たくろうが好きなことに気付く。

風摩ようすけ (ふうまようすけ)

口の悪いスポーツマンタイプで花園学園中等部の1年生。10月31日生まれ。サッカー部でゴールキーパーの補欠。母親との二人暮らし。幼いころに父ウラガーノは失踪した。父ウラガーノへの怒りから風魔族の力に目覚めヴィエントになる。花咲ももこが好きになり、ももこのピンチを身を挺して守ることもある。ももこを「ももピー」と呼ぶ。

柳葉和也 (やなぎばかずや)

さわやかなスポーツマンタイプで花園学園中等部の3年生。サッカー部のキャプテンでエースストライカー。天使界で愛と美の女神アフロディーテを守る大天使リモーネが、10年前から花咲ももこたちを見守るための姿。愛天使の覚醒や戦いをサポート。エンジェルリリィと恋仲だった。

プリュイ

風魔族の悪魔。両頬に2本ずつ傷がある。聖サムシング・フォーを探しに人間界にやってきた。人間にジャ魔ピーを取り憑かせる技などでウェディングピーチたちを苦しめた。ウェディングピーチを道連れにレインデビラの作った邪渦に飛び込んで消えた。

ジャ魔ピー (じゃまぴー)

『ウェディングピーチ』に登場するキャラクター。プリュイのペットのお邪魔族。人間の頭くらいの大きさで、大きな目と耳に小さな手足。腹部にあるマークは、人間にとり憑いた悪い心のときは裂けたハートで、人間の外にいていい子ちゃんのときは普通のハートになる。育ててもらったプリュイへの忠誠心は強いが、戦いの邪魔になって殺されそうになる。死にかけたところをウェディングピーチに助けられ、味方をするようになった。あまり力は強くないので風摩ようすけが悪魔族だと気付かなかった。

スカーレット小原 (すかーれっとおはら)

髪を肩まで伸ばした花園学園中等部の1年に転入してきた帰国子女。11月3日生まれ。父親はアメリカ人、母親は日本人のハーフ。日本生まれのアメリカ育ちで、リモーネの指示を受けて日本にやってきた。両親はアメリカにいる。早くから天使界の記憶を取り戻し、悪魔族への憎しみを募らせてきた。ポタモスやウラガーノの他人を守る姿に憎しみを捨てる。愛天使のエンジェルサルビアに変身する。『番外編』でアメリカにいた頃の友人ディーン・バトラーと恋人同士になる。

ポタモス

水魔族の悪魔。人間界では川波ひろみと名乗って花園学園中等部の1年生として転入。相手を苦しめることを楽しむタイプ。所有欲と独占欲が強く、風摩ようすけが気に入ってつきまとう。ウラガーノの攻撃からヴィエントをかばって命を落とす。

ウラガーノ

風摩ようすけの父親。両頬に傷がある。レインデビラに継ぐ力を持つ風魔族。セレーソとの戦いで敗れ、慈悲を受けたが反撃して人間界に弾き飛ばされた。記憶をなくして倒れていたところをようすけの母に救われ、怪我から回復後に結婚。記憶が戻ると、真実を明かさずに悪魔界に戻った。そのため人間界では蒸発扱い。ウェディングピーチによって人間界での愛が甦る。レインデビラの攻撃からウェディングピーチたちを守り、決戦後は人間界に戻った。

雨野たくろう (あまのたくろう)

メガネで伸びた髪を後ろで束ねている花園学園中等部の1年生。珠野ひなぎくとは近所に住む幼なじみ。ひがみにつけ込まれて火摩族のイグニスにとり憑かれてしまう。ひなぎくに告白して両思いになる。

花咲さくら (はなさきさくら)

花咲ももこの母親。アフロディーテの血をひく最後の天使として天使界を守っていた。悪魔ウラガーノとの戦いに勝利したものの人間界に弾き飛ばされて記憶を失う。人間として暮らしてももこを産んだ。リモーネによって記憶を取り戻し、アフロディーテに代わって天使界を守る結界を張ることに。使命のために人間界を離れるとももこの父に伝えたが、説明が難しいため死んだことにされた。決戦後、使命が終わり人間界に戻った。

レインデビラ

悪魔族の女王。全世界を手にする野望を持ち、邪魔になる聖サムシング・フォーを奪うために天使界を攻撃するためにウラガーノを送る。ウラガーノを失って力が弱まったものの、セレーソたちのいない天使界を完全に包囲していた。

集団・組織

花園学園 (はなぞのがくえん)

花咲ももこたちが通う、小等部から高等部まで備えた大きな学校。構内は教会を中心に、個別の施設が並ぶ。教会では結婚式なども行われる。ウラガーノによる天使界襲撃で、聖サムシング・フォーは愛のエネルギーとなって時空の彼方に弾き飛ばされ、1895年の人間界の建設中の花園学園に振り注いだ。谷間ゆりの祖父母など、聖サムシング・フォーに選ばれた結婚で、新たなアイテムに愛のエネルギーが宿った。

その他キーワード

聖サムシング・フォー (せんと)

天使界の愛を守る4つのアイテム。全世界の祝福を受けて結婚した天使の乙女の持ち物。ウラガーノによる天使界襲撃でエネルギーとなり、人間界のアイテムに宿った。花咲ももこの指輪、谷間ゆりのイヤリング、珠野ひなぎくのペンダント、スカーレット小原のティアラがこれにあたる。

愛天使 (あいてんし.)

『ウェディングピーチ』に登場する用語。天使の魂を持って、両親の愛に育まれた人間の少女。天使にはない、人間の持つ「怒り」「憎しみ」「悲しみ」を包み込める愛を持つ。

クレジット

原作: 富田祐弘

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EC

ウェディングピーチ