概要・あらすじ
ソビエト連邦の最高指導者であるチェルネンコは、国民から人気のないことに悩みつつ、側近をわがままで困らせていた。若いゴルバチョフが台頭し、後継者への道を歩む。だが、先輩政治局員たちの風当たりは厳しかった。
登場人物・キャラクター
コンスタンチン・ウスチノーヴィチ・チェルネンコ (こんすたんちんうすちのーゔぃちちぇるねんこ)
男性、73歳。ソビエト連邦の最高指導者だが、国民から人気のないことを気にしている。実在のソビエト連邦最高指導者、コンスタンチン・チェルネンコがモデルとなっている。
ギャルズスキー
男性。ソビエト連邦の最高指導者であるチェルネンコの第一の側近。軟弱な執事タイプで、如才ない性格。チェルネンコの人気と健康を心配し、対策を具申する。
メンタイコ
男性。KGBの秘密情報部員。ソビエト連邦の最高指導者であるチェルネンコの側近。強面のボディガードタイプ。療養中のチェルネンコに、「ヘアスタイルから見たソ連[最高指導者の図式]」を説く。
ゴルバチョフ
男性。ソビエト連邦の最高指導者であるチェルネンコの後継者。若年のため、先輩の政治局員からイジメを受ける。実在のソビエト連邦最高指導者となったミハイル・ゴルバチョフがモデルとなっている。
ロナルド・ウィルソン・レーガン (ろなるどうぃるそんれーがん)
男性、73歳。米国大統領。ソビエト連邦の最高指導者であるチェルネンコ相手に、プロレスで「INF削減交渉60分1本勝負」を行う人物。口元に笑みをたやさず、「強いアメリカ」の復活をかけて巻き返す。実在の米国大統領、ロナルド・レーガンがモデルとなっている。
ワインバーガー
男性。米国国防長官。SDI参加を西側同盟国に呼びかける、頭の上にワイングラスとハンバーガーを載せた人物。実在した東西冷戦末期の米国国防長官、キャスパー・ワインバーガーがモデルとなっている。
その他キーワード
ヘアスタイルから見たソ連最高指導者の図式 (へあすたいるからみたそれんさいこうしどうしゃのずしき)
『ウォッカ・タイム』に登場する法則。ソ連の最高指導者には、頭がツルツルの者とフサフサの者が交互につくというもの。フサフサのチェルネンコがツルツルのゴルバチョフを警戒し、策を講じる。