カオシックルーン

異界からモンスター・デス=レックスを召喚して戦わせることができる「カード使い」の能力に目覚めた高校生・源リョウガが、他のカード使いとの命を懸けた戦いに身を投じていく物語。作者の得意とする、四肢切断などのスプラッター描写が激しいことが特徴。元々はカードゲームとのメディアミックス企画であったが、ゲームの方は発売されなかった。続編に『カオシックルーンEs』がある。

概要・あらすじ

高校生・源リョウガは、自分の両親を含む乗客ほぼ全員が死亡した飛行機事故に遭いながらなぜか唯一生き残ったという過去があった。事故について知っているという謎の人物・先生に連れられて山奥の秘密施設にやってきたリョウガは、異界からモンスターを召喚できるカードを渡され、それによる殺し合いを強要される。全てを喰らう強大なモンスター・デス=レックスの召喚者として覚醒したリョウガは、カード使いの各勢力同士の間で大規模な戦いが起きており、自分の飛行機事故もそれに絡んで引き起こされたことを知って、戦いの中へ身を投じていく。

登場人物・キャラクター

源 リョウガ (みなもと りょうが)

男子高校生。飛行機事故に巻き込まれ、自分の両親を含む乗客ほぼ全員が死亡した中でなぜか唯一生き残ったという過去があり、「他の人間を食って生き延びた」などとあらぬ噂を立てられていた。先生から、自分が生き残った謎を知りたければ自分についてくるよう誘われ、カード使いとして覚醒。デス=レックスなどを召喚し、さまざまなカード使いとの戦いに身を投じる事となる。 どれか一つの異界のモンスターしか召喚できない通常のカード使いと異なり、全ての異界のカードを召喚できるという特殊能力・カオシックゲートの持ち主。カレーが得意料理で、「カレーおじや」などのオリジナルメニューを作ることも。

夏樹 ハカナ (なつき はかな)

源リョウガの幼なじみである女子高生。リョウガのことを心配していた時に先生に声をかけられ、カード使いの戦いに巻き込まれることとなる。争いを好む性格ではないが、リョウガや棗クランたち仲間を助けるためなら一歩も引かない意志の強さを持ち、敵からも賞賛されるほど。異界のうち竜界のモンスター、ポカポカを召喚する。

棗 クラン (なつめ くらん)

自称16歳だが、特撮番組「ヘルトラマン」の大ファンでヒーローショーに大はしゃぎするなど、肉体も精神も小学生にしか見えないカード使いの少女。唯一の肉親であった兄の棗マモルが源リョウガの起こした飛行機事故によって死んだと思い込んでおり、兄の仇としてリョウガを付け狙う。異界のうち竜界のモンスター、ヴォルボックスを召喚する。

デス=レックス

『カオシックルーン』に登場するモンスター。異界のうち竜界のモンスター。ドクロのような顔と巨大な口が特徴。その口で食らった相手の存在と因果の全てを消滅させてしまうという、竜界のモンスターの中でも最強の存在だが、2000年前の戦いで体のパーツを5つに分割されており、頭部のみとなっている。源リョウガに召喚され、共に戦っていくうちに体のパーツを取り戻していく。 強力ではあるが、召喚者の精神が脆弱な場合は逆に取り込まれてしまうこともある危険な存在。

無類井 カスミ (むるい かすみ)

源リョウガや我謝コウジからは「師匠」と呼ばれている。くわえタバコが特徴であるカード使いの女性で、異界のうち女界のモンスターを召喚する。異界同士のバトルを止めさせることを最終目的としており、そのためにリョウガをカード使いとして鍛え上げた。

我謝 コウジ (がしゃ こうじ)

『カオシックルーン』の登場人物であるカード使いで、眼鏡とバンダナが特徴の男性。カードのコレクターであり、基本的に戦闘をしようとはしないが、アイテムカードを使用した回復などで源リョウガたちをしばしば助ける。敵に自分のことを馬鹿にされてもヘラヘラしている性格だが、アイテムカードのことを馬鹿にされると怒り、アイテムカードを活用して戦う。 無類井カスミには頭が上がらない。

ポカポカ

『カオシックルーン』に登場するモンスター。異界のうち竜界のモンスター。夏樹ハカナが召喚する。モンスター名は「プルメリ」だが、ハカナは「ポカポカ」と名づけている。ぬいぐるみのような姿で攻撃力は皆無だが、体内に腐食性の毒を持っており、なおかつバラバラにされても再生・増殖する強力な回復力を持っている。このため、攻撃した相手の方が毒でダメージを受ける。

ヴォルボックス

『カオシックルーン』に登場するモンスター。異界のうち竜界のモンスター。棗クランが召喚する。ひび割れた丸い岩のような体に4足と尾、複数の目が付いている形状をしており、爆弾になっている体のパーツを発射して攻撃する。ただし、爆弾が爆発すると召喚者自身にもダメージが行ってしまう両刃の剣となっている。最終兵器として自爆も可能。

先生 (せんせい)

カード使いの男性で、自分のことは「先生」と呼ばせており本名不詳。デス=レックスを崇拝しており、その復活のために源リョウガをカード使いとして覚醒させ、カード使いたちとの殺し合いを行わせる。

久我 マコト (くが まこと)

源リョウガ・夏樹ハカナのクラスに転校してきた生徒で、学ランを着ている男装の少女。異界のうち竜界のカード使いで、召喚するモンスターはデス=レックスの翼部分であるデス=レックス=ウィング(闇竜王)。竜界のカード使いの中でも選ばれた家系の後継者であり、デス=レックスとリョウガを追っている。

四屍 マモル (しかばね まもる)

棗クランの兄であり、異界のうち機界のカード使い。召喚するモンスターは、生物や機械を思うように改造する能力を持つ「パラサイト=マニューバー」。源リョウガが巻き込まれた飛行機事故を起こした張本人の一人であり、その目的はデス=レックスのカードを奪うためだった。しかしその場でデス=レックスに致命傷を負わされ、パラサイト=マニューバーの力で自らを改造して生き残ったことから、一度死んだ身として四屍を名乗る。 クランに対して、しつけと称した虐待を行うことで精神を支配していた卑劣漢。

神代 タツミ (くましろ たつみ)

異界のうち魔界のカード使いである女性。正面から戦うことは少なく、魔界関係者への連絡係や他勢力へのスパイ活動などを主に担当しており、状況に応じて秘書や看護師などさまざまな姿に変わる。使用するモンスターは、相手のトラウマになっている死者を再構成して戦わせる能力を持つ「ゲビル9(ナイン)」。 無類井カスミとは過去に何らかの因縁がある態度を見せる。

場所

異界 (いかい)

『カオシックルーン』に登場する異世界。カード使いが召喚するモンスターの世界。竜界、機界、魔界、女界などがあり、世界によって生物型、機械型、魔物型、女性型などモンスターのタイプが異なる。通常のカード使いは異界のうちのどれか一つの世界のモンスターしか召喚できないが、源リョウガのようにすべての異界のモンスターを召喚可能な能力を持つものがまれに存在し、カオシックゲートと呼ばれている。

その他キーワード

カード

異界のモンスターが描かれており、自らの身体に開いた紋からそのモンスターを召喚して戦わせることができる。モンスターが受けたダメージは召喚者に跳ね返り、召喚者が死ぬとモンスターはカードに戻る。自分の魂をあらかじめ何枚かのカードにチャージしておくことで、モンスターが受けたダメージを肩代わりさせることも可能。 モンスターの他に、回復や瞬間移動などの効果を持つアイテムのカードも存在する。

書誌情報

カオシックルーン 全8巻 〈少年チャンピオンコミックス〉 完結

第1巻

(2003年8月発行、 978-4253205313)

第2巻

(2003年10月発行、 978-4253205320)

第3巻

(2003年12月発行、 978-4253205337)

第4巻

(2004年2月発行、 978-4253205344)

第5巻

(2004年4月発行、 978-4253205351)

第6巻

(2004年7月発行、 978-4253205368)

第7巻

(2004年9月発行、 978-4253205375)

第8巻

(2004年11月発行、 978-4253205382)

カオシックルーンEs 全5巻 秋田書店〈チャンピオンREDコミックス〉 完結

第1巻

(2005年6月発行、 978-4253231411)

第2巻

(2005年12月発行、 978-4253231428)

第3巻

(2006年4月20日発行、 978-4253231435)

第4巻

(2006年12月発行、 978-4253231442)

第5巻

(2007年5月18日発行、 978-4253231459)

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