カプレカ -Kaprekar Number 1.-

カプレカ -Kaprekar Number 1.-

謎の組織に、強力な力を与えられた代わりに記憶を奪われ、多額の借金を負わされた2人の少女。2人が自由を取り戻すため、組織の任務をこなしながら借金返済に挑む美少女バトルアクション。原作は松本真。

正式名称
カプレカ -Kaprekar Number 1.-
ふりがな
かぷれか
原作者
松本 真
作画
ジャンル
アクション
関連商品
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概要・あらすじ

13歳の少女・羽乃優奈は、超先端秘密科学組織「ARCA」に特殊な改良を施され、普通の人間をはるかに凌駕する力を手に入れた「改良人間(ノア)」。「改良人間」となる代わりに、改良前の記憶をすべて奪われ、2人合わせて4兆円以上の借金を背負わされる。借金を返済するため、2人は、「心臓」と呼ばれる謎の水晶体を集める、危険な任務に挑むことになる。

登場人物・キャラクター

羽乃 (うの)

超先端秘密科学組織「ARCA」が生み出した「改良人間(ノア)」の少女。年齢は13歳。前髪を目の上で切り、腰まで伸ばした金髪ストレートロングヘアを、高い位置でツインテールにしている。明るく気が強く、ぶっきらぼうに見えるが、心優しい「ツンデレ」な性格。「改良人間」となったことにより、普通の人間の数百倍の筋肉と反射神経を持っている。 相棒の優奈とともに、「ARCA」に負わされた、身に覚えのない合計4兆円以上の借金を返すため、日々危険な任務に挑んでいる。そのため極貧の生活を送っており、お金に厳しいちゃっかり者でもある。現在は少しでも生活を切り詰めるため、アパート「蛇目荘」204号室で優奈と一緒に暮らしている。優奈と「ソーラークロス(合体)」することにより、カプレカになることができる。 苗字は不明だが、潜入捜査の時は偽名として「鈴木羽乃」と名乗ることもある。

優奈 (ゆうな)

超先端秘密科学組織「ARCA」が生み出した「改良人間(ノア)」の少女。年齢は13歳。前髪を目の上で切り、癖のある紺色のショートカットヘアをしている。クールで寡黙な性格で、羽乃以外の人間とは基本的に会話をしないが、本当は心優しい性格。相棒の羽乃とともに、「ARCA」に負わされた、身に覚えのない合計4兆円以上の借金を返すため、日々危険な任務に挑んでいる。 「改良人間」となったことにより、占星術や風水といった占いと、コンピューターを組み合わせた方法を駆使した情報収集が得意。羽乃を誰よりも大切に想っており、何があっても2人で一緒に生きていきたいと考えている。そのため非常に孤独を恐れており、命の危険を伴う「ソーラークロス(合体)」によりカプレカとなることを嫌っている。 苗字は不明だが、潜入捜査の時は偽名として「佐藤優奈」と名乗ることもある。

カプレカ

羽乃と優奈が、キスをすることで「ソーラークロス(合体)」を行い、1つになった姿。合体後の姿は前髪を目の上で切りそろえ、床につくほどまで伸ばしたストレートロングヘアをポニーテールにした長身の少女で、羽乃でも優奈でもないまったくの別人。人格も変わり、男性のような口調で話し、「罪人」に一切容赦しない冷徹な存在となる。 カプレカでいられる時間は限られており、時間が経つと、ほとんどの場合は分離してもとの羽乃と優奈に戻る。しかし、絶対にもとに戻れるという保証はなく、非常に危険。そのため羽乃と優奈は、原則「カプレカ」に変身することを避けている。

ベッシム

超先端秘密科学組織「ARCA」に所属するエージェントの若い男性。前髪を真ん中で分けたウルフカットをし、サングラスをかけている。本名を明かしていないため、羽乃からは便宜上「山田(仮)」と呼ばれている。明るくノリの良い性格だが、羽乃と優奈の借金返済については非常にシビア。割のいい仕事と称して、危険な仕事を次々に割り振ってくる。 羽乃と優奈が「ソーラークロス(合体)」によって合体した姿であるカプレカに心酔しており、「女神様」と呼び慕っている。

粟根 一 (あわね はじめ)

中学1年生の男子で、羽乃と優奈の友人。前髪を右寄りの位置で斜めに分けたストレートショートヘアで、眼鏡をかけている。おとなしく真面目で誠実な性格。ある日、帰宅途中に、割れた「心臓」からこぼれた血を浴びてしまい、身体に「心臓」の匂いがついてしまう。その匂いを消すための金額2億円を稼ぐまで、「心臓」を求めて現れる「罪人」をおびき寄せる手段として、羽乃と優奈に協力することになる。 特技は料理で、貧乏な羽乃と優奈に料理を振る舞うことも多い。

(そら)

粟根一と同じ中学校に通う女子。一にとっては先輩にあたる。前髪を目の上で切りそろえて真ん中で分け、腰まで伸ばしたストレートロングヘアを、低い位置で1つに結んでいる。穏やかで心優しい性格。弓道部に所属しており、全国大会で準優勝するほどの腕前。しかしそれは「心臓」の力で「弓道がうまくなりたい」と願った結果で、本来はさほど優秀な選手ではなかった。 そのため、さらに多くの「心臓」を手に入れ、もっと弓道に上達したいと考えるようになってしまう。

山崎 (やまざき)

超先端秘密科学組織「ARCA」に所属するエージェントの年老いた男性。優奈の元担当エージェントでもある。前髪を七三分けにしたストレートショートヘアで、眼鏡をかけ、口ひげを生やしている。以前優奈のエージェントを務めていた縁から、大量の「心臓」が保管されていると目される研究所の調査を、羽乃と優奈に依頼する。

アン・ブラックバーン (あんぶらっくばーん)

超先端秘密科学組織「ARCA」に所属するエージェントの少女。仕事でミスをして左遷されたベッシムの代わりに、羽乃と優奈の新担当エージェントとしてやって来た。羽乃たちよりも年上の15歳だが、羽乃たちが中学2年生に進級してから、羽乃たちの同級生として同じ中学に転入して来た。前髪を左寄りの位置で斜めに分け、腰まで伸ばしたロングウェーブヘアをカチューシャでまとめている。 イギリス人と日本人のハーフで、英語が話せる。明るく可愛らしくふるまっているが、実際は冷徹で、目的のためには手段を選ばない性格。ベッシムのことを慕っている。

その他キーワード

心臓 (くらいむ)

人間を化け物に変えてしまう謎の水晶。人の願いを叶える力を持つが、手にした人間には、超常の力とともに、強烈な殺人衝動も与える。殺人衝動に負けた所有者は「心臓」と一体化し、人外の化け物「罪人」に変貌してしまう。

罪人 (ぺかたす)

人間が人外の化け物となった姿。「心臓」を手に入れた人間が、「心臓」のもたらす殺人衝動に負け、「心臓」と一体化した結果生じる。「罪人」に通常の兵器は一切通用せず、羽乃と優奈のような改良人間でなくては対抗できない。「罪人」となった人間は、人殺しを行う前に、所持している「心臓」を破壊されるともとの人間に戻る。 しかし、人殺しを行ってしまった場合は、二度と人間に戻ることはできない。

クレジット

原作

松本 真

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