13号発進せよ

13号発進せよ

悪人や科学者、謎の生物、宇宙人と、次々と日本を脅かす敵に、発明科学者江戸川博士が息子の江戸川京太郎と共に、リモコン操縦型巨大ロボット13号を操って、立ち向かっていく荒唐無稽なロボット漫画。

正式名称
13号発進せよ
ふりがな
じゅうさんごうはっしんせよ
作者
ジャンル
アクション
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

1859年、発明科学者江戸川博士の打ち上げた人工衛星が日本に不時着し、中から実験用の犬ライガーが水爆実験の放射能を浴びて凶暴化し人間たちを襲う。自衛隊の砲撃でもびくともしないライガーは、江戸川博士の研究所を襲うが、博士の13番目に発明した巨大ロボット13号が完成し、息子の江戸川京太郎の操縦で、なんとか解決する。

しかし、それからも次々と悪人やマッド・サイエンティスト、そして宇宙人までが現れて、江戸川京太郎たちは13号と共に立ち向かっていくのだった。

登場人物・キャラクター

江戸川 京太郎 (えどがわ きょうたろう)

発明科学者江戸川博士の息子。短い髪に詰襟の学生服を着ている。リモコン操縦器により巨人型ロボット13号を操り、父と共に次々と現れる敵たちと戦い、地球の平和を守っていく。勇気と行動力があり、何度も危険な目に遭うが、挫けることなく立ち向かっていく。

江戸川博士 (えどがわはくし)

世界的に有名な発明科学者。江戸川京太郎の父である。人工衛星をつくったり、引力切断機を使った浮遊型円盤をつくったりする。その13番目に開発したのが巨人型ロボット13号である。正義感の強い父親は息子の江戸川京太郎と共に悪人科学者たちに負けない対抗策を発明していく。

13号

江戸川博士により13番目に発明された巨人型ロボット。潜水服のようなずんぐりとした外観で、リモコン操縦器で操り、空を飛ぶことができる。何度か操縦器が敵の手に渡り、操られようとすることもあるが、江戸川博士の作った電波攪乱器などで難を逃れる。

ライガー

『13号発進せよ』に登場する。江戸川博士が打ち上げた人工衛星に乗せた実験用の犬。水爆実験の放射能の影響をうけ、暴れ犬となって地上に戻ってきた。自衛隊の攻撃にもびくともしない強さをもつ。街の人々を恐怖に陥れるが、13号の活躍で無人島に置き去りにされて一件落着となった。

ドクガーの女王 (どくがーのじょうおう)

宇宙のオルゴン遊星から来た宇宙生物ドクガーの女王。見た目は地球人の若い娘の姿に変身しているが、本性は巨大毒蛾のような生物。他のドクガーたちが人間の血を吸うために襲うが、江戸川京太郎と仲良くなってオルゴン遊星へ帰っていく。

ドクガー

オルゴン遊星から地球にやってきた人間の血を吸う巨大毒蛾のような宇宙生物。ドクガーは人間の姿に化けて人間を襲うチャンスを狙っていたが、ドクガーの女王が江戸川京太郎と仲良くなり、仲間を説得してオルゴン遊星へ帰っていくことで一件落着となる。

火星人 (かせいじん)

頭から白い布服をかぶっているが、その布をとると地球の空気の圧力で水になってしまう。地球の生物を百分の一にする縮小機を使って採取し、火星に持ち帰ろうと企んでいる。しかし縮小した恐竜がショックで元の大きさに戻り暴れまわったことで、迷惑をかけたと火星に戻っていく。

トランジスタ・オモーチャ博士 (とらんじすた・おもーちゃはくし)

S国から来た、おもちゃ作りの名人。13号のミニチュアおもちゃを作って日本中にばらまき、それを暴れさせて九州を乗っ取ろうとする。江戸川京太郎の操る13号に追いつめられ、広告塔から転落して死亡するが、実はオモーチャ博士はS国の開発した人造人間だった。

猿飛 佐助 (さるとび さすけ)

S国の開発したオモーチャ博士だった人造人間は、頭に毛を植め込むと、その人間になって再生する特殊な仕組みになっていた。そこに悪人が猿飛佐助の遺髪を植えて現代に蘇った人物。悪人は、当時埋められた埋蔵金を発掘するため、この猿飛佐助を利用しようした。

綿飴博士 (わたあめはくし)

マッド・サイエンティスト。太古人を蘇らせて暴れさせたり、アメーバーを変異させて巨大吸血アメーバーをつくったり、立体カメラをつくって13号の五倍のコピーをつくって13号を苦しめ、日本を滅ぼそうとするが、最後は海で溺れて死んでしまう。

太古人 (たいこじん)

数万年前に地球にいたと言われる巨人。13号と同じくらいの大きさで、地中から綿飴博士らが掘り出す。綿飴博士から、腹の中に原子爆弾を埋め込まれて、日本を滅ぼす片棒を担がされるが、平和を願う太古人は江戸川博士らに原子爆弾を取り出してもらって13号にビキニ諸島で処分して解決する。 だが、最後は綿飴博士の毒ガス攻撃で死亡してしまった。

アメーバー

猿飛佐助が指示した大阪の野球場から埋蔵金を発掘した時に、その地下から現れた吸血生物。実はこれは綿飴博士がアメーバーを巨大化させて改造したものだった。巨大吸血アメーバーに殺されそうになった江戸川京太郎がガス管を破壊し抵抗した時に、そのガスを吸って発狂し、鉄の塊りになってしまう。

十三男 (とみお)

江戸川博士がつくった13号半で、全身が鉄で出来ているが、その構造は人間とおなじで人工頭脳を持っていて、五分で人間の一年分の発達をする。江戸川博士を父、江戸川京太郎を兄として成長するが、綿飴博士との戦いで戦車砲に当たって息絶える。

海中人 (かいちゅうじん)

上半身は人間で下半身は魚で、金魚鉢に入るくらいの大きさ。海のなかで人魚王国を築いて暮らしていたが、某国のビキニ環礁での水爆実験で崩壊してしまう。生き残った海中人たちは放射能に倒れた王様を救いたいと日本にやってきた。

SHARE
EC
Amazon
logo