概要・あらすじ
工場で働く青年レド・アールが自宅へ帰ると、両親の形見のガラス玉が失くなっていた。そして自分と瓜二つの青年の死体が室内に倒れていた。混乱するレド・アールのもとを訪れた女性リーベは、ガラス玉を探しに行くよう彼を夜の街へと連れ出す。満天の星空の下、二人はガラス玉を求めてさまよい歩く。
登場人物・キャラクター
レド・アール
憂いを帯びた顔つきの繊細な青年。工場で働く、ひとり暮らしの身。両親がいまわの際に渡してくれたガラス玉を失くしてしまい、親しい女性リーベと共に、ガラス玉を探しに夜の街をさまようことになる。
リーベ
青年レド・アールと親しい女性。ガラス玉を失くしてしまい落ち込んでいるレド・アールを心配し、探しに行くよう呼びかける。
男性 (だんせい)
作中で名前は出てこない。帽子をかぶりメガネをかけているひげ面の中年男性。道端でガラス玉を親子連れに渡していた。多数のガラス玉を所持している。失くした自分のガラス玉を探していた青年レド・アールに、ガラス玉は「アトラクシア」という国へ行かないと作ることができないのだ、と教える。