キャプテン翼 ワールドユース編

キャプテン翼 ワールドユース編

スポーツ青春物語『キャプテン翼』の後日談シリーズ。イタリアで修行する葵新伍、ブラジルで戦う主人公大空翼、そしてふたりがメンバーとして加わる全日本ユースの戦いを描く。

正式名称
キャプテン翼 ワールドユース編
ふりがな
きゃぷてんつばさ わーるどゆーすへん
作者
ジャンル
サッカー
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概要・あらすじ

中学卒業と同時にイタリアに渡った葵新伍の姿を追う、『太陽王子(プリンチベ・デル・ソーレ) 葵の章』、ブラジル・サンパウロFCで戦う大空翼と、新たなライバル・カルロス・サンターナとの戦いを描く『サッカーサイボーグ サンターナの章』、岬太郎日向小次郎らがジュニアユース日本代表として選出されたものの、チーム内から追放される『アジアユース選手権の章』、そしてメンバーそれぞれが特訓を積み世界に挑む『ワールドユースの章』の4章構成で、ジュニアユース大会優勝までの軌跡を追う。

登場人物・キャラクター

大空 翼 (おおぞら つばさ)

ブラジルのサンパウロFCに所属し、ロベルト本郷に師事。ワールドユース大会日本代表に選ばれ帰国した。ロベルト本郷の本格的指導でブラジル流サッカー技に磨きをかけており、誰よりもワールドユース大会で日本が優勝することを強く信じている。サッカーに対する愛情から、「世界一のサッカー小僧」と評価されることもある。 大会中にサンパウロFCの契約を打ち切られ、大会終了後には中沢早苗と19歳で結婚する。

葵 新伍 (あおい しんご)

主人公大空翼のひとつ年下で、大空翼を心から尊敬している。中学卒業後は単身イタリアに渡り、インテルの用具見習いとして働いていた。正式な選手となった後は、インテル内でも活躍を見せるようになる。全日本ユースの監督・賀茂港に見出され、所属するためにアジアユース選手権の途中で日本に帰国。 レギュラーに定着し太陽王子(プリンチベ・デル・ソーレ)、フィールドの火の玉小僧の二つ名で呼ばれる。

カルロス・サンターナ

幼少より「神の子」と呼ばれるサッカーセンスの持ち主だったが、養い親が亡くなってからは、一切の自由を奪われサッカー教育のみ受けることになる。長じてサッカーサイボーグと呼ばれるプレイヤーとなったが、CRフラメンゴ所属時代にサンパウロFC所属の大空翼と対戦。 サッカーのおもしろさや、ボールはともだちであることを思い出す。ジュニアユース大会ブラジル代表としても選出され、チームの中心的役割を果たす。

岬 太郎 (みさき たろう)

日向小次郎と共に、日本ジュニアユース代表の顔的存在となり、高校卒業後は代表戦に集中するべく進学もプロ入りも断った。しかし、ジュニアユース合宿でリアル・ジャパン・7に敗北し合宿所を去ると、これまで父と共に暮らしてきた土地へ旅立つ。サッカーの面白さを再確認し、再びジュニアユースに合流。 しかしワールドユース大会目前で交通事故に遭い、大ケガを負ってしまう。出場絶望に思われたが、必死のリハビリでブラジルとの決勝戦に強行出場。優勝に貢献する。

日向 小次郎 (ひゅうがこじろう)

岬太郎と共に、日本ジュニアユース代表の顔的存在となり、高校卒業後は代表戦に集中するべ進学もプロ入りも断った。合宿所追放後は、沖縄で山籠もりを行い、雷獣シュートを習得。再びチームに合流する。一時は母親の入院・治療費のためプロ入りを決意するが、その際は、黄金世代で唯一プロ入りしていた若島津健に助けられる。 そして、ジュニアユースに加わるきっかけを探していた若島津健をジュニアユースに連れて戻るのだった。

若島津 健 (わかしまず けん)

ジュニアユース日本代表のメンバーに選ばれるも、国外でプロとして活躍する若林源三の控えになることが我慢できずに、離脱。横浜フリューゲルスに入団し、プロとして活躍する。しかしアジアユース選手権準決勝から日本代表に復帰。負傷した若林に代わり、ジュニアユース大会の正ゴールキーパーとして活躍する。 攻撃的ゴールキーパーとして戦うスタイルで、キック力などは若林源三より高い。

火野 竜馬 (ひの りょうま)

ジュニアユース日本代表チームをバックアップするために作られたリアル・ジャパン・7の1人として、日向小次郎らと対決。同じFWととして、日向小次郎のライバルとなる。2度目の対決で代表チームに敗北すると、ウルグアイ代表に加わり、ジュニアユース大会で日本代表と三度対峙。 井出保に指摘された、シュート時の弱点を克服したトルネードシュートは、若島津健からゴールを何度も奪うほど強烈であった。

井出 保 (いで たもつ)

葵新伍の中学校時代の同級生。本人のサッカー選手しての実力は低いが、火野竜馬のシュート体制の弱点を見つけるなど、分析に長けており、ジュニアユース日本代表のマネージャーとしてスタッフに加わる。

ナトゥレーザ

ジュニアユースブラジル代表の背番号10を与えられた、若きサッカー王。アマゾンのジャングルで暮らしており、ブラジル代表など興味はなかったが、兄に伴われブラジル代表をジュニアユース大会で優勝させるためチームに加わる。ペナルティエリア外からのシュートで、若林源三からゴールを奪うなど実力は確か。 大空翼に競り負けたことで、アマゾンから世界に羽ばたくことを決意する。

ステファン・レヴィン

ジュニアユース大会スエーデン代表の選手で、白夜の4騎士の1人。「フィールドの破壊神」とも呼ばれており、彼のレヴィンシュートはゴールを奪うスピードよりも、ゴールキーパーを壊すパワーに特化している。そのため、若林源三やデューター・ミューラーは腕を壊された。 恋人を交通事故で亡くしており、今回の大会で引退を表明していたが、大空翼のおかげでサッカーへの情熱を取り戻し引退宣言を撤回した。

肖 俊光 (しょう しゅんこう)

ジュニアユース大会中国代表の1人だが、足の負傷のため試合には出場していなかった。日本戦で途中出場すると、日向小次郎の雷獣シュートを、反動蹴速迅砲でうち返し、ゴールを決める。ペナルティエリア外からのシュートで若林源三からゴールを奪った数少ない選手の1人となる。

その他キーワード

雷獣シュート (らいじゅうしゅーと)

『キャプテン翼 ワールドユース編』に登場する必殺シュート。使用者は日向小次郎で、タイガーショットを超える力を持つシュートとして編み出した。しかしこのシュートは地面に足を引っ掛けて打つため、空中では使えない弱点を持つ。このため、チームメイトの足の裏を利用して放つなど、工夫がなされている。

反動蹴速迅砲 (はんどうしゅうそくじんほう)

『キャプテン翼 ワールドユース編』に登場する必殺シュート。使用者は肖俊光。相手のシュートをダイレクトに打ち返すことで威力を増加させる。相手の力が強ければ強いほど威力が増すが、その分本人の負担は大きい。

スカイウイングシュート

『キャプテン翼 ワールドユース編』に登場する必殺シュート。使用者は大空翼。ロベルト本郷が大空翼に見せた最後のシュートで、ロベルト自身は公式戦で一度も使ったことのない幻のシュートである。日向小次郎の雷獣シュートと同じく、地を這うように進み、ゴール手前で一気に上昇する。

前作

キャプテン翼 (きゃぷてんつばさ)

高橋陽一のデビュー作にして代表作で、のちにシリーズ化される「キャプテン翼」シリーズの第1作。天才的サッカープレイヤーである主人公大空翼が、小学校6年生と中学校3年生の全国大会ならびに国際大会で、チーム... 関連ページ:キャプテン翼

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