ギガントマキア

ギガントマキア

舞台は、数億年に一度の大厄災で、ほとんどの生物が死滅してしまった遠い未来の地球。屈強な身体を持つ戦士泥労守と謎の少女風炉芽の旅と戦いの模様を描いたSFファンタジーバトル漫画。三浦建太郎24年ぶりの新作。

正式名称
ギガントマキア
ふりがな
ぎがんとまきあ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
バトル
 
ファンタジー
 
プロレス
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概要・あらすじ

遠い未来、数億年に一度の大厄災で、ほとんどの生物が死滅してしまった地球。筋骨隆々の男泥労守と不思議な少女風炉芽は、砂漠だけが永遠と続く荒れた大地を彷徨っていた。するとそこに亜人族聖虫族が現れる。人族を憎む彼らは、泥労守風炉芽を敵とみなし、彼らの住処へと連行する。泥労守聖虫族に、今まで帝国に虐げられてきた怒りの矛先を向けられ、聖虫族の英雄・雄軍と一騎打ちをすることになる。

泥労守は戦いの中で雄軍の思いと拳を受け止めつつ勝利する。その正々堂々とした戦いぶりを称えられ泥労守らは聖虫族らに迎え入れられるが、そこに帝国の軍勢が襲来。聖虫族は迎え撃つも現れた帝国巨人の前に窮地に陥る。

泥労守風炉芽の力を借り、巨人へと変身。帝国巨人と激突するのであった。

登場人物・キャラクター

泥労守 (でろす)

筋骨隆々の男性。「~っス」という口調で話す。直情的で、考えの足りないこともしばしばあるが、純真で正義感の強い戦士。芽慰痾の肉片を探すため、契約者である風炉芽とともに旅をしている。元闘奴であり、対戦者と生死をせめぎ合うだけの醜い闘いに嫌気が差し、相手の攻撃を全て受けとめたうえで、自分も全力で戦う戦闘スタイルを身につけた。 烈修羅と呼ばれる戦士で、ジャーマンスープレックス、サソリ固めなどのプロレス技を得意とする。風炉芽の万能液「峰久為流」の力で、風炉芽と一体化し、白亜の巨人轟羅へと変身することができる。

風炉芽 (ぷろめ)

青い瞳をした小柄な体格の少女。芽慰痾の肉片を探し、地球を再生するため契約者である泥労守とともに旅をしている。表情の変化に乏しく、理路整然とした口調で話す。泥労守にスカートの中を見られてもまったく恥じらう様子がないが、泥労守が死を厭わない命がけの行動を取ると不満気な態度を示す。 彼女の体液峰久為流は人体の生命力を増大することができ、疲れや傷を一瞬にして癒やすことができる。

雄軍 (おぐん)

聖虫族随一の戦士。全身が甲虫のような皮膚で覆われており、力、体重、素早さ、そのどれもが泥労守を上回る。拳から放たれる衝撃は、1トン前後にも及ぶ。聖虫族を虐げてきた人族を憎んでおり、泥労守を人族の象徴として自らの手で処刑するべく、彼を闘技場へと招く。しかし、結果は敗北。 その後、相手の攻撃と想いを全て受け止めた上で制する烈修羅の信念を理解し、泥労守の正義感あふれる態度に全幅の信頼を寄せるようになる。

巨人 (きょじん)

『ギガントマキア』に登場する生物。峰綸保主によって帝国軍に与えられている謎の巨大生命体。圧倒的な巨体と戦闘能力で、亜人族の脅威となっている。眠りについた巨人たちは芽慰痾の肉片として、その地に生命を繁らせる。

多位担 (たいたん)

『ギガントマキア』に登場する巨人。聖虫族が主神としている芽慰痾の肉片、豊穣神発肥を奪取するために峰綸保主によって帝国軍に与えられた巨人。鎧兜のような頭と幅の広い胴体、短い足を持った巨人で、プラズマ性の火の玉を射出して攻撃する。

轟羅 (ごうら)

『ギガントマキア』に登場する巨人。泥労守が風炉芽の生成する体液峰久為流によって体質を大きく変化させる事によって巨人化した姿。この姿になっても泥労守の理性は働いており、風炉芽とコミュニケーションを取りながら戦闘を行う。泥労守と同じくプロレス技を得意とする。

集団・組織

聖虫族 (すからべぞく)

『ギガントマキア』に登場する民族。砂漠に住む、甲虫のような容姿と皮膚をした亜人族。豊穣神発肥を主神としている。甲虫と共生しており、羽を帆のように広げ移動する甲虫を移動手段として使っている。長い間、帝国の人族に虐げられており、多くの民が失われているため、人族を強く憎んでいる。

人族 (ひゅー)

『ギガントマキア』に登場する種族。いわゆる人類で、泥労守もその一人。亜人族を忌み嫌っており、帝国を築き巨人を用いて各地の芽慰痾の肉片を強奪し、亜人族を滅ぼしている。

亜人族 (みゅー)

『ギガントマキア』に登場する種族。亜人種で、甲虫族など、それぞれの特徴を持った人型の生物のことを言う。芽慰痾の肉片を主神として生息しており、芽慰痾の肉片がなければその地に住むことができない。人族によって忌み嫌われており、多くの亜人族が彼らの手によって滅ぼされている、。

場所

帝国 (ていこく)

『ギガントマキア』に登場する国。峰綸保主が治める人族の国家。帝国軍を擁し、各地の亜人族から芽慰痾の肉片を奪取している。

その他キーワード

念者 (おらくる)

『ギガントマキア』に登場する役職。帝国軍に所属し、大きな仮面を被っている。峰綸保主に与えられた巨人多位担を自在に操り、聖虫族を滅ぼそうとする。しかし、轟羅化した泥労守との戦闘に敗れ、巨人のコントロールを失う。

豊穣神発肥 (ほうじょうしんはぴ)

『ギガントマキア』に登場する生物。聖虫族の主神である、芽慰痾の肉片。その正体は、休眠状態の巨人である。豊穣神発肥の恵みのため、聖虫族の住処には生命が栄えている。

峰久為流 (ねくたる)

『ギガントマキア』に登場する物質。風炉芽が生成している体液で、生命力を増幅させる効果があり、触れたり飲んだりするだけで、傷や疲労を回復することができる。峰久為流を生成するごとに風炉芽の身体は小さくなっていく。

怒炉守落とし (いかろすふぉーる)

『ギガントマキア』に登場する技。巨人化した泥労守・轟羅が用いる。体内に存在する峰久為流の70%を背中や足から燃料として放出し、敵を上空高くへと持ち上げ、その両手を極めたまま地上へと叩きつける技。全細胞に同時に衝撃を与えなければ打倒することができない巨人に対しては、非常に有効な攻撃手段となる。

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