クマ倉さんと僕

クマ倉さんと僕

壊滅的に影が薄く友達が一人もいない・蜂谷雅。誰にも気づいてもらえない蜂谷だったが、クマを被った人気女子・クマ倉光だけは、しっかりと彼を認識していた。モブキャラ・蜂谷くんと、素顔は超人見知りのクマ倉さんの恋愛を描いた、学園ラブコメディ。双葉社「月刊アクション」2021年8月号より連載を開始。

正式名称
クマ倉さんと僕
ふりがな
くまくらさんとぼく
作者
ジャンル
ラブコメ
 
学園
レーベル
アクションコミックス(双葉社)
巻数
全3巻完結
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概要・あらすじ

いたって平凡な蜂谷雅は、透明度100パーセントのモブ人間。中学時代、ほとんど人に気づかれず、誰にも名前を覚えてもらえなかった。「高校生になったら、何かが変わるかもしれない」。そんな希望を抱いて迎えた入学初日。出欠確認で自分の名前が呼ばれず、蜂谷は相変わらずの透明人間ぶりを自覚した。現実は何も変わらない。変わったことといえば、隣の席にクマの被り物の変なクラスメートがいることぐらいだった。クマを被った女子の名前は、クマ倉光。ただ一人だけ、蜂谷のことに気づいている彼女は、サッと手を上げ「蜂谷くんが呼ばれていません」と先生に告げた。クマの被り物で、入学初日から悪目立ちしていたクマ倉さんだったが、その後学級委員に就任。クラスメートとも積極的に交流し、数日後にはすっかり人気者になっていた。蜂谷は相変わらずの透明人間ぶりで、誰にも存在を認識してもらえなかったが、クマ倉さんだけは、なぜか彼に優しかった。ある日、園芸部の花壇で、蜂谷とクマ倉さんが二人きりで話をしていた時のこと。どこからともなくやって来た蜂が、被り物の中に入り、クマ倉さんはパニックになる。急いで駆け寄った蜂谷は、転倒してクマ倉さんを押し倒してしまった。その拍子にクマの被り物が外れ、中からショートカットの美少女が出現。顔を真っ赤にしてうつむく彼女の様子は、明らかにおかしい。素顔のクマ倉さんは、スマホの音声機能を使わないと話せないほどの、究極の人見知りだったのだ。こうしてクマ倉さんのヒミツを知った蜂谷だったが、なぜ彼女だけが蜂谷を認識でき、優しくしてくれるのかは知る由もなかった。

登場人物・キャラクター

蜂谷 雅 (はちや みやび)

色月高校1年2組の男子。園芸部所属。壊滅的に影が薄いモブキャラで、誰にも認識されず、名前も覚えてもらえないため、友達が一人もいない。高校入学後、クマの被り物をしたクマ倉光とクラスメートになる。ひょんなことから、クマ倉さんの素顔と人見知りの性格を知ってしまい、そのヒミツを守るために奮闘する。自分の存在に気づき、優しくしてくれるクマ倉さんに好意を抱く。実は彼女とは高校受験の日に会っているが、本人はそのことに気づいていない。

クマ倉 光 (くまくら ひかる)

色月高校1年2組の女子。蜂谷雅のクラスメート。丸くてかわいいクマの被り物をしており、クラスの人気者で、学級委員も務める。実は極度の人見知りで、クマの被り物をしていないと普通に人と話すことができない。素顔はショートカットの美少女。高校受験の日、受験票を落として困っていたところを、蜂谷に助けてもらう。それ以来、蜂谷に好意を抱いており、彼のことを常に気にかけて優しく接する。

花森 蝶子 (はなもり ちょうこ)

色月高校の女子生徒。ロングツインテール、大きな蝶のヘアアクセサリーが特徴。誰もが目を奪われるような美少女で、学園のアイドルとして君臨する。人気者のクマ倉光への嫉妬から、蜂谷雅とのデートを計画。クマ倉にも同行させ、自分の女子力の高さを知らしめようとする。しかし、蜂谷の気遣いと優しさを知り、彼に好意を抱く。

クマ倉 明 (くまくら あきら)

クマ倉光の兄。蜂谷雅の姉の、会社の後輩でもある。メガネが特徴のイケメン。極度の心配性で、妹・光が小学生の頃は、SPのようにつきまとっていた。

書誌情報

クマ倉さんと僕 全3巻 双葉社〈アクションコミックス〉

第2巻

(2022-06-09発行、 978-4575857252)

第3巻

(2022-12-12発行、 978-4575857900)

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