概要・あらすじ
中学校を卒業したばかりの少年柴犬丸は、突然家に送られてきた封筒の中から、魔法を学ぶための学校黒埜学園の入学許可証と、謎のカードの束を見つける。その中のカードの1枚から、手のひらに乗るほどの大きさの女子高生、花梨が現れ、自分の事を犬丸の相棒だと紹介し始める。突然の事に戸惑う犬丸だったが、花梨の案内を頼りに、黒埜学園に入学するのだった。
黒埜学園では、自らの魔力を使い、カードから魔法やクリーチャーを召喚して戦う、カードバトルクロノマギアの成績が最重視されていた。さらに、入学式で挨拶を行った黒埜学園の生徒会長の少女、鳳凰華火は、今年度の入学者の中からクロノマギアで最優秀の成績を収めた生徒を、自分の結婚相手にすると宣言する。
華火が、10年前に結婚の約束をしていた思い出の少女だ、と気づいた犬丸だったが、再会した華火はその事を忘れ、冷徹な性格になっていた。華火の笑顔を取り戻し、結婚するために、犬丸はクロノマギアで頂点に立つ事を誓うのだった。
登場人物・キャラクター
柴 犬丸 (しば いぬまる)
黒埜学園に入学したばかりの高校1年生の少年。考えるより先に体が動くタイプで、周囲の人間からは「とにかくバカ」という評価をされている。他人が困っていると見過ごせず、つい助けようとするが、どこかズレた行動を取るので、助けた人からかえって迷惑がられる事も多い。10年前に両親を亡くし、現在は一人暮らし。中学校をなんとか卒業した直後に、黒埜学園への入学許可証と、クロノマギアのデッキが家に届き、さらに花梨の案内で黒埜学園へ入学する事になる。 両親を亡くしたばかりのころに出会った少女「ハナたん」と結婚の約束をしており、将来の夢は「幸せな結婚をする事」。黒埜学園の生徒会長鳳凰華火の事を「ハナたん」だと確信し、彼女と結婚するためにクロノマギアで学園の頂点に立つ事を決意する。
花梨 (かりん)
手のひらに乗るほどの大きさの少女。セーラー服で、日本刀を所持。ふだんは柴犬丸の上着の胸ポケットの中に入っている。家に届いたカードのうちの1枚から現れ、それ以降、犬丸の相棒役を自称するようになる。黒埜学園の事やクロノマギアについて詳しいが、自分がどこか別の世界からカードを介して召喚されたらしいという意外、一切の記憶を封印されている。 相棒となった犬丸がクロノマギアで頂点に立つと、記憶を取り戻して、元いた世界に帰れるようになるらしい。
鳳凰 華火 (ほうおう はなび)
黒埜学園の生徒会長を務める少女。また、学園の運営元であり、日本一の大財閥である鳳凰財閥の一人娘でもある。さらにクロノマギアの腕前は「学園最強」とされている。自分に敵対した生徒を容赦なく排除しようとする、冷酷な一面を持つ。柴犬丸の思い出の少女「ハナたん」とそっくりであるらしく、犬丸はその事を確信しているが、彼女自身はその事をまったく覚えていない様子を見せている。 犬丸の入学式では、新入生への挨拶を行い、その場で「今年度のクロノマギアで頂点に立った生徒を自分の結婚相手にする」と宣言する。
場所
黒埜学園 (くろのがくえん)
魔法の教育を行なうために設立された高校。日本一の大財閥である鳳凰財閥によって創設・運営されている。表向きは「超エリートや上流階級向けの学校」とされており、魔法を扱っている事に関しては世間に伏せられている。クロノマギアの成績が最重視されており、優秀な成績を修めたものには、鳳凰財閥からの支援が約束される。
その他キーワード
クロノマギア
黒埜学園で盛んに行われているカードバトルの名称。人間の持つ「魔力(マギア)」を使い、カードに記された魔法や、カードから召喚したクリーチャーを使って対戦するというシステム。強力な「魔力(マギア)」を持つ人間ほど、強力なクリーチャーを召喚できるようになる。
クレジット
- 原作
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ガンホー・オンライン・エンターテイメント