竜の学校は山の上

竜の存在する世界。日本で唯一竜について研究する竜学部が存在する宇ノ宮大学に入学した東良隆は、入学式の日に「竜の需要はない」と演説する竜研究会を目にする。東は彼らの後を追い、研究会の部長・香之橋に演説の意味を尋ねる。竜は昔こそ労働力として需要があったが、現在では機械などに役目を取って代わられ、役立たず同然となっていると彼女は言う。

また、現代における竜の活用法を見出すことが竜研究会の目的であるとも。香之橋の当面の目標は、飛竜・よし子を使って日本一周し、竜の宣伝をすることだった。